[櫻井ジャーナルほか]欧米メディアが流す捏造映像の例:シリアで少女を救った少年の動画はフェイク

竹下雅敏氏からの情報です。
 2つの動画は、櫻井ジャーナルの記事の中でリンクされているものです。
 上のものはシリア政府を悪魔化するためのねつ造動画で、次のものがその打ち合わせの様子です。このように欧米のメディアが流す情報は、基本的にねつ造されたもので、政府が国民に信じてもらいたいものを流しているということです。現在ではインターネットの発達で、こうした政府の手口が次々と暴露されるようになってきました。今回の記事も、反論の余地のないものです。
2011年8月31日に取り上げた記事で、カダフィ一家の召使に対する暴行を告発する映像に対して、この映像がねつ造であることを指摘しました。もう一度このCNNの映像を観てください。今なら誰もが、特殊メイクのねつ造動画だとわかると思います。
天下のCNNがこのようなねつ造映像を世界に配信するはずがないと皆さんは当時思ったかも知れません。しかし、これまでシャンティ・フーラの時事ブログで、欧米メディアが流した数々のねつ造動画を暴いてきました。そしてCNNがCIAの御用報道機関だとわかれば、むしろこういうねつ造ばかりで人々を騙し、政府と一体になって利益を得て来たのだということがよくわかると思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
Footage of Syrian 'hero boy' dodging sniper's bullets to save girl revealed as FAKE
記事配信元)
本記事文章は現在公開を停止しております。 (2016/4/23)
記事の提供元にてご覧ください。
————————————————————————
The Syrian 'hero boy' video was faked by Norwegian filmmakers
転載元より抜粋)
————————————————————————
ロシアのTV局が伝えた衛星写真の捏造説を伝えたデイリー・メール紙がシリアで捏造映像を流す
転載元より抜粋)
 ロシアのチャンネル1が明らかにした衛星写真は捏造されたものだとする主張を紹介していたイギリスのデイリー・メール紙だが、シリアで政府軍を「悪魔化」する報道で捏造が指摘されている。勿論、西側メディアはアメリカ/NATOの描くシナリオを正当化させるためにあらゆることをしてきただけに驚きではない。

 デイリー・メール紙やテレグラフ紙が伝えた映像には、スナイパーに撃たれながら少女を助け出した少年の様子が映っている。不死身の少年。これをテレグラフ紙は「劇的」と表現しているが、確かに「劇的」だった。

 イギリスのミラー紙によると、マルタでノルウェーのフィルム作家、ラース・クレブベルグが5月に有名映画のセットを使って撮影した映像だったのである。少年と少女はマルタの俳優だという。打ち合わせの場面もYouTubeにアップロードされている。

 シリアでは政府軍を「悪魔化」するため、西側メディアは少なからぬ捏造報道をしてきた。そうした中で有名になった人物がシリア系イギリス人のダニー・デイエムだろう。この人物の「現地報告」という形で「西側メディア」は自分たちに都合の良い話を作り上げていたのだが、「シリア軍の攻撃」をダニーや仲間が演出する様子を含む映像が流出、その実態が明るみに出てしまった。西側メディアはこうした事実を無視したものの、インターネット上では流れ、広く知られてしまった。

 現在、アメリカ/NATOはIS(イスラム国。ISIS、ISIL、IEILとも表記)を利用してシリア政府の打倒を正当化しようと宣伝しているが、そうした中で現れた捏造映像だ

Comments are closed.