注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
北陸新幹線が車両基地で水没 千曲川氾濫の影響でhttps://t.co/5pcBsJwa8K#長野市 赤沼にある #JR東日本 の #長野新幹線車両センター が浸水し、#北陸新幹線 の車両が濁流に浸っています。午前8時13分撮影。(省)#台風19号 #千曲川氾濫 #長野 pic.twitter.com/QzEJCVbuoH
— 朝日新聞 映像報道部 (@asahi_photo) October 13, 2019
『新幹線車両基地は遊水地だった』 京都大学名誉教授(国土問題研究会副理事長) 奥西一夫さん 2019年10月20日号赤旗日曜版
(中略)
今回、大規模に浸水した長野県赤沼の新幹線車両基地の一帯は、もとは千曲川の遊水地でした。大雨で水が集まるのは当然です。
その遊水地に新幹線車両基地をつくる際、長野県は「千曲川に流れ込む浅川にダムをつくれば水害をなくせる』と宣伝しましたが、その効果は全くありませんでした。
大雨の時に洪水を吸収できる遊水地こそ必要です。
ダムは満杯になると洪水調整が出来なくなります。大雨で緊急放流すれば下流の水位が急上昇させることになります。ですから、無理してダムを造るよりも遊水地で洪水を防ぐことが大事なのです。
(以下略)
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この場所は、長野県のハザードマップで、氾濫の際には10メートル以上の浸水が予測されていた場所だったのですが、冒頭の記事によると、なんとこの場所は千曲川の「遊水地」だったとのことです。
「脱ダム宣言」の田中康夫氏が、動画の中でこのことに触れています。動画の7分20秒~8分30秒をご覧ください。
以前の記事で、橋下徹氏が、“都市部に被害が出ないように上流部であえて氾濫させる”と発言したことを紹介しました。遊水地とは、まさにそのような場所だと思われます。わざわざそのような場所に、新幹線の車両基地を作っていながら、大規模な水害に警戒するよう気象庁が何度も呼びかけていたのに、どうして車両を予め高いところに移動しておかなかったのでしょう。
廃車になった場合の損失は、結局、利用者が運賃という形で支払うことになるのでしょうか。