(前略)
ヘルソン反撃の指揮を任されたアンドリー・コヴァルチュク少将は(中略)…ドニエプル川西側のロシア占領地域を分断し、ロシア軍を罠にはめる作戦に出た。
(中略)
出典: 戦争研究研究所、AEI の重大脅威プロジェクト
ラリス・カーリス/ワシントン・ポスト
(中略)
ヘルソンのその地域にいた25,000人のロシア軍は、広い川によって補給物資から隔てられ、非常に危険な位置に置かれていた。
(中略)
ロシアは、アントノフスキー橋、アントノフスキー鉄道橋、そしてその上に道路が通っている水力発電施設の一部であるノヴァ・カホフカ・ダムの3つの交差点を経由して軍隊に武器を与え、食料を供給する必要があった。
この2つの橋は、米国から供与されたM142高機動砲ロケットシステム(HIMARSランチャー、射程距離50マイル)の標的となり、すぐに通行不能になった。
(中略)
コヴァルチュク少将は、川の氾濫を考えた。ウクライナ側は、ノヴァ・カホフカ・ダムの水門のひとつにHIMARSランチャーで試射を行い、金属に3つの穴を開けて、ドニエプル川の水位を十分に上げて、ロシアの横断を妨げつつ、近くの村を浸水させないかどうかを確かめたという。
テストは成功したが、この措置は最後の手段であることに変わりはなかったとコヴァルチュク少将は言う。
(以下略)
まず今のところの分析では、ウクライナがダムを破壊した公算が高いので前提がウソです。次に、動物園の300匹もの動物が死んだというのは真っ赤なウソです。このエリアは2022年からウクライナの砲撃にさらされていて、動物たちが犠牲になる前にクリミアの動物園への移送が行われていました。つまり、現在ノヴァカホフカには動物園は無かったのです。tobimono2さんの2022年9月のツイート動画に、マーシャさんが翻訳を付しておられました。それによると「キエフ政権が定期的にカホフカ水力発電所を攻撃しており、ダムが破壊されればドニエプル川の中洲にある小さな動物園はひとたまりもない。」という解説から始まっています。「川の渡しはロシア軍が手伝った」というシーンでは動物移送大作戦といった感じでキビキビと「了解。まず大型動物から」。最後、大きなリャマさんと「僕たちはクリミアにいる。我が家にいる。万事OK!」
さて、マーシャさんの指摘通り、このロシア軍と共に行われた移送大作戦のことをウクライナ政府は知らずに、動物たちが死んだなどとヌケヌケとウソをついたのでした。ウクライナは一事が万事これだもの。