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米国政府はエジプトでの大規模な動乱発生を受けて、現地で勤務する自国の役人およびその家族の一部に対し、出国を認めたほか、国民に対しエジプトへの渡航を控えるよう呼びかけた。同国の国務省大使館問題担当事務局が28日、こうした勧告を明らかにした。
同日、これに先立ちエジプト北部のアレクサンドリアでは米国人男性一人がムルシ大統領支持派と反体制派の衝突に巻き込まれ死亡する事件が起きている。現在のところ、この男性が「ムスリム同胞団」の事務所付近で携帯電話のビデオカメラを使っていたことはわかっている。その数分後、反体制派が男性に襲い掛かり、そのうちの一人が男性の胸部にナイフをつきたてた疑いがもたれている。現在のところの情報では、男性はジャーナリストだったとされている。
イタルタス通信