竹下雅敏氏からの情報です。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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国連シリア常駐代表:シリアにおける化学兵器使用の背後勢力は国連安保理諸国の支持を受けている

© Sputnik/ Mikhail Voskresenskiy
スプートニクの独占インタビューで国連のバシャール・アル・ジャアファリシリア常駐代表は、国連安全保障理事会はシリアにおける化学兵器使用の調査を妨害している、と述べた。
アレッポで最初の化学ガス攻撃が行われた後、同氏は
シリア政府による調査への協力を国連事務総長に要請した。
事務総長は明確に、化学兵器使用の背後にいる勢力の特定を助けることはできない、との立場を示した。
「我々は一定の政治的状況により国連安全保障理事会のメンバーらが
攻撃の背後にある勢力が特定されないままであることを望んでいるのだということをはっきり理解した」
「今や国連の一番下っ端の外交官でも既にシリアとイラクで何が起こっているか理解している。
テロとの闘いはシリア当局と連携して公正な国際的連合を創設する以外に不可能である。人々は国際法の何たるかを忘れてしまった」
同時に、同氏は、
シリアの騒乱はトルコによるものであるとして、トルコによるテロリスト支援を非難した。トルコは独自の計画を実現するためダーイシュ(IS)に資金を提供しているという。
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シリア 2013年のダマスカス郊外化学兵器攻撃でフランスを非難
2013年にシリアの首都ダマスカス郊外グータで起こった化学兵器を用いた攻撃は、フランスの諜報機関が組織したものだった。インディペンデント紙が、シリアのジャファリ国連大使の話を引用して伝えた。
政治学者で中東専門家のアドナン・エッセディネ氏は、通信社「スプートニク」に次のようにコメントした-
「グータでの化学兵器攻撃にフランスが関与したとするシリアの大使の発言は、かなり真実に近い。フランスは、アサド政権打倒への関心を隠そうとしていない国の一つだ。
グータで起こったことは一般市民に対する本物のジェノサイドだった。もちろん
フランスはそれを自らの手ではなく、管理下にあるテロリストらの手で行った。指摘したいのは、
最近シリアで再び政府軍に対して化学兵器が用いられたということだ。したがって誰がこの兵器を持ち、使用しているのかは完全に明らかだ。」
シリアでの軍事紛争は2012年から続いており、様々な武装グループに属する暴徒集団が、シリア政府軍に抵抗している。国連のデータによれば、内戦期間中に、22万人以上の人々が亡くなった。
ロシア航空宇宙軍は、昨年9月30日から、テロリストらの陣地に対するピンポイント攻撃を開始した。パイロット達は、テロ集団にかなりの損失を与え、彼らの補給線を絶った。そして3月15日、プーチン大統領は、主要な任務は遂行されたとして、主な部隊のシリアからの引き揚げを指示した。
なおシリア国内では2月27日から、停戦体制が機能している。これについての合意は、ロシア及び米国仲介のもと、政府軍と在野勢力との間で結ばれた。ただ、国連安全保障理事会によりテログループと認定された「ダーイッシュ(IS、イスラム国))などのグループは、休戦の対象とはならない。
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現代アメリカ:ウソの帝国
(前略)
Martin Berger
August 20, 2013, Information Clearing House、NEO
アメリカがウソの帝国だという見方を、過去 10 年ばかりの出来事を追ってきた人で、否定できる人はいないだろう。
(中略)
有名なアメリカのジャーナリストでピューリッツァー賞受賞者の シーモア・ハーシュが、(中略)…米政府とバラク・オ バマ大統領が、自ら意図的にウソをついて、シリア政府が 2013 年にサリン毒ガスを使った という主張をしたことを証明した。ハーシュは、アメリカの情報局共同体とペンタゴン内部 の情報源から得た情報を用いていた。この証拠から、ホワイトハウスの声明も、メディアの 撒き散らした詐欺的プロパガンダも、一つの目標をもっていることが確認された――すな わち、シリアに軍事介入し、ダマスカスの政府をワシントンの傀儡に入れ替え、この国を完 全支配するための、口実作りだった。
(以下略)
共謀罪に加えて、緊急事態条項を安倍政権が手に入れれば、独裁が完成すると見て良いでしょう。メディアコントロールに加え、偽旗テロも考慮に入れると、現在の日本は“詰み”の状態だと言えます。