© Takashi Maie
米国の研究者らは、ハワイに生息するハゼの一種、ノピリ・ロッククライミング・ゴビー(Sicyopterus stimpsoni)は進化の過程で吸盤になる口を使って垂直な壁を這い上がることを習得したという説を打ち立てた。
研究者らは、体長たった2・5センチのノピリ・ロッククライミング・ゴビーが高さ30メートルもの切り立った崖を上っていくことを発見した。
魚が上る様子は尺取虫に似ている。前半身を上方向へ投げ出し、口と前半身の腹部にある吸盤のひとつで体を固定したあと、後ろの半身を引き寄せて崖を上る。