アーカイブ: 霊的世界

人間と神々の違いは、その容姿ではなく、波動の違い!〜 私たちは常に神と共におり、神の肉体を自然や宇宙として見ている

竹下雅敏氏からの情報です。
 毎回ユニークな記事を提供しているIn Deepさんですが、今回のものは宗教の本質に関わるもので、大変興味深く感じました。
 要点は赤字部分を読んでいただければわかりますが、記事のタイトル以外で黒字の太字にした部分は、誤りだと考えられるところです。
 人間は「宇宙で最高の存在」なのではなく、その形態(肉体)が神の似姿になっているのです。フランシスコ法王はサタンが実在すると断言していますが、同様に、神、そして神々も実在します。
 日本では 2次元の萌え画が流行っていますが、宇宙には本当にあのような姿の宇宙人や神々がいます。私は何度もヴィジョンでこのような存在を見ているので、よく知っています。
 人間と神々の違いは、その容姿ではなくて、波動の違いです。地球の女性を見て感じるのは、容姿に限れば神々に匹敵する美女、あるいは美少女がいると思いますが、波動が全く異なっています。神々は非常に清らかな波動を出しています。これは、人間と神々では、内側の身体(特に原因体)の存在階層が異なるためです。
 なので、人間は「宇宙で最高の存在」なのではなく、肉体が神の姿とそっくりであるということなのです。
 星は膨大な時間をかけて生命を生み出し、ついに神の似姿である人間を生み出します。そして人間は、霊的な進化を始め、ついには神々へと成長するのです。そうした人間を産み出した星の1つである地球は、これまでに何度もお伝えしているように、ハナタチバナノヒメミコ様の肉体なのです。ハナタチバナノヒメミコ様は、神々がさらに高度に進化した星神の1柱です。
 同様に、私たちが見ているこの宇宙は、ヒカリキワムルヒメミコ様の肉体なのです。スウェーデンボルグという霊的巨人がいましたが、彼は様々な霊的体験から、私たちの宇宙は巨大な人間の姿をしていると言っていました。スウェーデンボルグの認識は正しかったのです。
 このように、私たちは常に神と共におり、神の肉体を自然や宇宙として見ているのですが、それを認識しないだけです。
 心があまりにもタマス(暗性)に傾くと、「自然の中に生きていた神々はもういません」と言うようになります。また、「宇宙は最終的な結論として人間を選びました」というようなこともありません。最終的な結論として選ばれたのは“心の清らかな者たち”であり、それは人間だけではありません。現実に天界の改革によって、多くの心の邪な神々が滅ぼされてしまいました。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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「サタンの勢力に覆われた国」とキリスト教の司教たちが嘆くアメリカの今の姿。しかし、悪魔というものは本当は...
転載元)
(前略)

私が「太陽と人間社会の関係」にはじめて興味を持ったのは、チジェフスキー博士の研究を知ったことによります。

(中略)

・アレクサンドル・チジェフスキー(1897 - 1964年)
Wikipedia [Public Domain]

このチジェフスキー博士の言葉のひとつに以下のようなものがあります。
「人間は生命の生み出した最高のものである」

私はこの数年でこの思想が過激化していまして、今では結局、「宇宙で最高の存在が人間である」と考えています。宇宙が人間より先に存在していたとしても、あるいは、太陽なども含めて、そういうものが先に存在していたとしても、何にしても、「宇宙は人間のためだけに存在している」という確信は揺るぎません。

(中略)

薔薇十字の理論の実践者であり、シュタイナーの研究者でもあった方が、 2011年 3月 11日の東北の震災の直後に私にメールを送ってくださったことがありました。(中略)... 一部抜粋しますと、以下のようなものです。

20113月の震災の後にシュタイナーの研究者の方からいただいたメールより抜粋

人間の知性はいまや他の存在たちにとっての希望です。
自然のなかに生きていた神々はもういません。

自然は、もはや自動的に運行する機械に過ぎないのです。科学によって自然を観察しても生命は見つかりません。自分を探してのぞき込んでも、見つかるのはただの影にすぎません。

今や人類はそれ以前とは異なります。神々は人類に運命を委ねたからです。宇宙の知性は、ある時期から人間の側に移行しました。以前のように自然を探すことによって見いだせるのは死んでしまった法則だけです。

人間は、自分が宇宙の意志であるという事実を自覚するとき、やっと宇宙と自分自身の本当の姿を見つけます。それは神々が与えてくれるものではなく、人間の判断行為の中にのみ見いだされるものです。

宇宙は最終的な結論として人間を選びました。

(中略)

自分の思考が宇宙の意志であることを自覚すると、想像をはるかに超えた数の存在たちが闇から救出されます。(中略)... 宇宙に生きる全ての存在たちのために、人間は、今、行動しなければなりません。

(中略)

「人間存在がこの宇宙で最も偉大なものである」とする考え方をしますと、少なくとも私は、この世の成り立ちがとても理解しやすくなるのです。

(中略)

・・・しかし

そういうように理念では思っていても、
「自分自身中に、人間を最高存在だとはどうしても思えない自分がいる」
のです。

「この宇宙での最高存在は人間である」という理念と共に、自分の中には「人間はくだらない存在だ」という考えがまとわりつき続けているのです。

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闇の組織を作り出し、巧妙にコントロールしていたハイアラーキー 〜 いわゆる光の勢力というのは、サナット・クマーラ(ルシファー)の支配下にある闇の軍団だった!

竹下雅敏氏からの情報です。
 闇の全体像は非常に複雑で、説明が難しいので、基本的な構造を理解するための簡単な図を作ってみました。図の実線は支配関係を示します。点線は同盟関係を示します。
 聖白色同胞団(ホワイト・ロッジ)は地球ハイアラーキーとも言われます。スミワタルタカキホシノヒメミコ様からの通信文5によると、ハイアラーキーはシリウスハイアラーキー、太陽ハイアラーキー、地球ハイアラーキーの3つに分かれているということでした。シリウスハイアラーキーと太陽ハイアラーキーで宇宙聖白色同胞団を構成しますが、球体連合は宇宙聖白色同胞団の1組織です。先の通信文によれば、サナット・クマーラが全てのハイアラーキーの頂点に君臨していたことがわかります。
 図をご覧になるとわかるように、ホワイト・ロッジは、球体連合、銀河連合、光の銀河連邦、そして古代地球離脱文明を直接支配していました。
 イルミナティは、何度もお伝えしているように、その霊導の系統から、表と裏に分かれます。図を見れば、2つのイルミナティを1つの組織と見て、その上にイエズス会、さらに黒い貴族(ゾロアスター13家)が居るとする考え方は、間違いであることがわかると思います。
 神智学の考え方からすれば、ホワイト・ロッジは、ブラック・ロッジと敵対関係にあり、光と闇の主戦場が地球であるとしますが、実態はそれとはかけ離れています。
 裏のイルミナティの頂点の冠石に君臨するのはロスチャイルド家であることが、ジョン・トッド氏の内部告発によって明らかになっています。彼らの下には、イルミナティ13家を代表する霊媒師たちの評議会があります。この霊媒師たちは、光の銀河連邦の宇宙人たちから、チャネリングによって直接指示を受けているのです。裏のイルミナティは、神智学の大立者アリス・ベイリーが設立したルシファー・トラスト(のちにルシス・トラストと改名)を通じて国連をコントロールし、NWO(新世界秩序)を実現しようとしてきました。
 古代地球離脱文明の住人は、地球人への遺伝子実験を行っている銀河連合や光の銀河連邦の宇宙人を敵と見なしています。また、彼らによって遺伝子操作された地表の私たち人類は汚れた存在であり、彼らの目に適ったごく一部の人間を除いて、殲滅されるべき存在と見なしています。この観点から、古代地球離脱文明の7つのグループは、これまではカバールと共闘の関係にあったのです。
 ところが、自分たちよりも格下と見なしていたカバールが科学力をつけ、今では先進的な兵器によって自分たちの命を脅かす存在になったことから、慌てて会合を行った様子が、コーリー・グッド氏の記事を読むとわかります。これらの7グループの会合は、結局のところまとまらず、図に示している3つのグループに分かれたと考えられます。
 銀河連合の中枢組織であるプレアデス高等評議会は、図の真ん中のグループと同盟関係を結んでいるようです。
 表のイルミナティは、イエズス会、黒い貴族たちというアルコーンたちに支配されているのがわかりますが、彼らは、奴隷はたくさん居た方が良いと考えるので、NWOとは対立しています。グノーシス・イルミナティは、表のイルミナティの1組織です。
 この表を見てわかるように、実のところ、闇の組織を作り出し、巧妙にコントロールしているのはハイアラーキーだということです。実は、マイトレーヤとブラック・ロッジのトップとは密約があり、地球を本拠地とするレプティリアンを始末することで、合意が取れていたのです。
 しかも、NWO完成の暁には、ブラック・ロッジのトップ(彼もまたルシファーの名を持ちます)が地球を統治することも、密約の中に入っていたのです。このように、いわゆる光の勢力というのは、サナット・クマーラ(ルシファー)の支配下にある闇の軍団だったのです。
 しかし、天界の改革によってハイアラーキーは完全に解体され、球体連合は正気を取り戻しました。銀河連合と光の銀河連邦も、神々の組織の一部として吸収されましたが、未だにハイアラーキーの古いアジェンダを実行に移している者たちが居ます。現在は、この連中が滅ぼされている最中です。
(竹下雅敏)
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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 特殊稿6 ― 性錬金術(2)

 特殊稿として近・現代編には時間的スパンとして納まらない「タルムード」「聖婚儀礼」「性錬金術」を取り上げてきました。これらは全てそのまま現代世界に直結してもいたのです。いずれもが人間にとって根源的な問題だからです。
 中でも、その起源が古代となる「聖婚儀礼」と「性錬金術」の記事は一連のものとなるのですが、今回がその最終記事になります。
 「聖婚儀礼」「性錬金術」には、全ての存在にとって根本となる生命エネルギーである性エネルギーの取り扱いという根源的な問題がありました。不幸なことに、現代文明はその最初期からその取り扱いを誤ったまま現在に至ったわけです。
 性錬金術は性魔術で、それには白魔術と黒魔術があるのですが、白魔術に属するクムラン宗団の性錬金術マスター、その洗礼者ヨハネとマグダラのマリアのコンビでもその術は誤ったものでした。その最初の姿勢が誤っていたのです。愛の方向ではなく、野心の方向にその術を用いていたからです。
 ただし、性錬金術や洗礼者ヨハネの存在等を抜きにしては、現代の諸問題の根本が見えないのも事実で、だからこそ取り上げる必要があったのです。性錬金術や洗礼者ヨハネを通して、始めて「聖杯」の全体像や、シオン修道会、テンプル騎士団、フリーメーソン等の中身とその全体的な輪郭が現れてくるのです。
(seiryuu)
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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 特殊稿6 ― 性錬金術(2)


性錬金術マスター洗礼者ヨハネ ~洗礼者ヨハネと「聖杯」の関係


クムラン宗団のトップの役職は、高い順に⑴預言者 ⑵祭司のメシア(キリスト)⑶王のメシア(キリスト)で、⑴はマグダラのマリア⑵は洗礼者ヨハネでした。⑶はイエスがその候補でしたが、実はイエスには「義人ヤコブ」とよばれる弟がおり、両者が王のメシアの座を巡って争っていました。

聖母子とマグダラのマリア、洗礼者ヨハネ
Wikimedia Commons [Public Domain]

⑴の預言者の意味は「神の言葉を預かる者」です。その預言者マグダラのマリアは、クムラン宗団の秘奥義である性錬金術の女性マスターでもあり「聖杯」でもあったのです。そこで「聖杯」の定義を改めて確認します。以下になります。

キリストの遺物(遺体の一部を載せた物質としての
ユダヤ王の血流をその身に受けたマグダラのマリア(その遺体)
キリスト(ユダヤ王)を生みだす器としての知識文献
ユダヤ王とマグダラのマリアの血脈子孫

外伝17で指摘したように、「聖杯①」がその載せる対象であったキリストの遺物、遺体の一部とは、ダビデ王の血統子孫でマグダラのマリアパートナーだった男性の首です。

実はこの男性が、クムラン宗団内において祭司のメシア(キリスト)の地位にあった洗礼者ヨハネだったのです。洗礼者ヨハネがダビデ王の血統子孫であり、マグダラのマリアとのパートナーとしての性錬金術男性マスターであったのです。
そして、彼こそが斬首された男であり、斬首された彼のその首を所有する者は世界を支配するとささやかれた人物だったのです。

外伝17で「テンプル騎士団は髑髏というか人間の首級を重視しており、テンプル騎士団に関係する寺院などには頭像が随所にほどこされています。頭像およびその象徴であるバフォメットが、テンプル騎士団の信仰の対象だったのです」と記したとおり、テンプル騎士団が崇拝信仰の対象としたのが洗礼者ヨハネです。
彼の象徴がバフォメットだったのです。

フリーメーソンの儀式でのバフォメット
Wikimedia Commons [Public Domain]

そしてイエス磔刑後にマグダラのマリアが南フランスに逃れた際に、彼女が身ごもっていて、産んだ子供サラは洗礼者ヨハネとの間の子供だったのです。
「聖杯②」のマグダラのマリアがその身に受けたユダヤ王の血流とは、洗礼者ヨハネだったのです。

つまり、洗礼者ヨハネとマグダラのマリアの子供サラが「聖杯④」の「王家の血流」の源流でもあったのです。(ただしマグダラのマリアは、その後数人の男性との間に子供がいますから、その血流子孫もサラ以外に幾人かいました。)。

それにしても、なぜ「その首を所有する者は世界を支配する」とされるほどまでに洗礼者ヨハネが崇拝信仰されたのか?

それは彼が性錬金術のマスターで、しかもその性錬金術で、進化段階を上げさせる技術を獲得していたからでしょう。
その性錬金術の方法テクニックが知識文献として残されていたのが「聖杯③」というわけです。これらをテンプル騎士団が発掘したのです。

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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 特殊稿5 ― 性錬金術(1)

 イエスやマグダラのマリアたちが所属し、テンプル騎士団がダビデ神殿跡地下でその秘密文書を発掘したクムラン宗団(エッセネ派、エルサレム教会)。このクムラン宗団にも「聖婚儀礼」は伝わっていた・・・と言おうか、「聖婚儀礼」こそが、性錬金術でクムラン宗団の最大の秘奥義だったのです。
 古代メソポタミア、イナンナとニムロデの聖婚を原型としてシュメール人たちが行っていた「聖婚儀礼」、女祭司である神殿娼婦と王(メシア・クリストス)による性交渉は、性錬金術そのものでもあったのです。
 錬金術とは、鉛に譬えられる通常の人間の心身を、いわば黄金の状態に変容させる技法で性魔術です。
 ただし、古代メソポタミアの「聖婚儀礼」性錬金術は、幼児の生け贄を義務づけしており、これは悪魔儀式の原型でもある黒魔術で、この点では、クムラン宗団の「聖婚儀礼」性錬金術とは異なります。
 クムラン宗団では、幼児生け贄の悪魔儀式は取り除いており、その性錬金術は白魔術になります。
 また「聖婚儀礼」とは、女祭司である神殿娼婦が「聖杯」となって王(メシア・クリストス)を生みだす儀礼でもあり、この儀礼形式自体は、古代メソポタミアもクムラン宗団も全く同様です。「聖婚儀礼」と神殿娼婦制度は一体だったのです。
 クムラン宗団の神殿娼婦の女祭司がマグダラのマリアでした。彼女が「預言者」であり「聖杯」であり、また性錬金術の女性マスターでもあったのです。
 そしてマグダラのマリアと対の関係で性錬金術の男性マスターがいました。その彼が祭司のメシアだったのです。
(seiryuu)
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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 特殊稿5 ― 性錬金術(1)


錬金術は性エネルギー魔術 ~「賢者の石」とは「不老長寿」「不老不死」の妙薬


錬金術とは、一般には「金属の鉛を黄金に変化変質させること」となっていますが、これはカモフラージュの要素が強く、錬金術のその本来目的ではありません。錬金術とは人間の心身の変容がその目的なのです。

人間は老います。それによって身体が鉛のように重く輝きを失い、それに伴い精神もふさぎ込み落ち込んでいく・・・このような通常での鉛のような身体とその精神を若返らせ、軽く柔軟に、いわば輝く黄金の状態にさせるのが錬金術の目的なのです。いわゆる「不老長寿」「不老不死」の妙薬を作りあげるのが目的です。


錬金術の世界ではこの妙薬は「賢者の石とも呼ばれます。以下のようにウィキペディアの概要にある通りです。

「一般によく知られた賢者の石は卑金属を金などの貴金属に変えたり、人間を不老不死にすることができるという。霊薬としてのエリクサーと同様のものとして考えられることもある。・・・12世紀にイスラム科学からの錬金術が輸入されると、ヨーロッパでは賢者の石の探求熱が高まった。神秘主義的なヘルメス思想とともに、様々な伝説と風聞が広まり、小説の題材としても使われる。黒魔術と関係付けて語られることもある。」

この錬金術には、人間が誰しもそのうちに持っている性欲・性エネルギーが用いられるのです。性エネルギーによるマジック、性魔術が性錬金術です。本来的には、この性エネルギーを研究活用するのが宗教といってもいいのです。

インドのヨーガ行者などが修行で求めるのが有名な「クンダリニーの上昇」です。これは性エネルギーが背骨の中を通って上昇し、最後には頭頂に至って抜けていくもので、「蛇(性エネルギー)がとぐろを巻き、うねりながら背骨の中心管を上がっていく」様で表現されます。この「クンダリニーの上昇」によって心身の状態が変容し意識が拡大します。「クンダリニーの上昇」とは性錬金術の一つなのです。


ただし、この「クンダリニーの上昇」は、基本的には一人単独で「苦行」と瞑想の修行によって行うものです。

これに対して、男女コンビの性的交わりによって同様の効果を求める性錬金術もあります。男女のその性エネルギーの交流、やりとりの循環によっていわゆる「賢者の石」を作ろうとするものです。普通はこの男女のコンビによる錬金術を性錬金術と称しています。
「聖婚儀礼」とは、実のところ性錬金術そのものであり、それは性魔術でありました。

魔術には白魔術と黒魔術があります。単独で修行する「クンダリニーの上昇」は、誰かを傷つけ迷惑をかけるものでも無く白魔術に入ります。
そして男女コンビで行う性錬金術も、全般として白魔術と黒魔術とに分けられます。

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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 特殊稿4 ― 聖婚儀礼(2)

 今年もクリスマスの時期になってきました。12月25日に世界中で行われてきたクリスマスは確かにキリスト、つまりクリストス(油塗られた者)の誕生を祝う祭典です。このクリスマスは「死と再生」の儀礼の一環でもあります。
 しかし、その誕生を祝う対象のキリスト(クリストス)とは、世界の一般人がそう思っているイエスではありません。古代メソポタミアで太陽神になぞらえられ、クルス“X”の称号を持つ男、イシュタル神殿の主イシュタル(イナンナ)と夫婦で母子関係にあった男、ニムロデが誕生祭の対象なのです。
 さて、世界中で性器を神体として崇める宗教風習は、日本を含めて頻繁に見られます。その中、ローマカトリックの総本山ピエトロ大聖堂広場中央に、巨大なバチカン・オベリスクがあります。そうと見ればすぐ分かるように、オベリスクとは実は男性器の象徴です。しかもこのオベリスクの由来は、ニムロデの男性器なのです。
 神話では、イシュタルが作った木製のニムロデの男根、これの模倣を古代メソポタミアで「聖婚儀礼」に用いたのです。聖婚で悪魔儀式をも営んだニムロデの男根の模倣象徴を、キリスト教会は総本山中央部に屹立させているのです。
 この意味は解るでしょうか? キリスト教聖職者の幼児性愛が表沙汰になっていますが、彼らにとり、この程度の行為は当たり前で、幼児は性愛の対象だけでは無い、悪魔儀式の犠牲になっていただろうことは容易に察せます。これが現代なのです。古代メソポタミア発祥の悪魔儀式を伴う「聖婚儀礼」がそのまま現代にも直結しているのです。
(seiryuu)
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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 特殊稿4 ― 聖婚儀礼(2)


女祭司の「聖婚儀礼」での振る舞い ~聖油(クリズム)を塗る意味


古代メソポタミアがその起源で、主にイシュタル神殿で行われてきた女祭司と王による「聖婚儀礼」、それはイシュタルに仕える女祭司が「聖杯」となって、「油を塗られた者=キリスト(王)」を生みだす宗教儀式でもありました。

これは具体的にはどのような形態で行われていたのか?
まず留意点として、女祭司の神殿娼婦たちは聖なる処女とされていたことが、前回見たFirst born(初子)の記事、その元サイト「Barbaroi!」で記されています。

神殿娼婦たちは、毎年いや毎回?儀式後に「処女」に戻るようで、イエスなどの「処女懐妊」の意味がここから推し量れます。

さて、前回見たFirst bornの記事には次のように「聖婚」の際の女祭司の異様な行為が記されています。

「処女母(virgin mother)になる人が、神聖な男根にまたがって、それを自分の体に挿入させることで、自らを犯した。このようにして神の子を身ごもりながら、乙女は神の像の頭に花輪を置く。花輪は乙女の性器のシンボルであり、神の頭は神の性器のシンボルだった。

神聖な結婚に備えて、神の頭と男根の頭には、ともに聖なる油が塗られた。論理的にみて、石の棒を膣の中に入れるためには、たしかにこうする必要があった。

この習慣と寺院の男根は、中東や地中海世界では普通に見られた。そこでは神聖な油はクリズム chrismといわれた。だから男根神はクリストス Christosすなわち「油を塗られた者」であった。」

処女母や乙女と表記されている女祭司は、どうも王の目前で石造の神像の頭と男根に聖油を塗り、その神像の男根にまたがり交わったようです。その後に、王に塗油を施し交わった様子がうかがえます。


編集者註:こちらの記事でも、ツイート画像のように上空から見ると、バチカン市国はシヴァ・リンガの形(上空からなのでわかりにくいですが、広場の中央にオベリスクが立っています)で建設されている、と指摘しています。

何とも驚愕というか違和感、戸惑いを憶えますが、この女祭司の行為、これは通常の性交渉ではないのです。前回見たブログ「世に倦む日々」の言葉を借りると「神の霊を感染した聖娼」、つまり女祭司にイシュタルが憑依しているのです。

女祭司はそのトランス状態で神像と交わり、エクスタシーに達したままで王と交わるのです。これで「王は神の霊エネルギーを身体に帯び」、クリストスすなわち「油を塗られた者」になるわけです。

ただし、憑依の影響を受けるのは王だけでは無く「聖婚儀礼」に参加した者が全員です。だから国家を挙げたこの「聖婚儀礼」で王が国家を統治できるし、民衆による大規模な性的狂宴が繰り広げられる様子が推察できるのです。

そしてこのような異様さを憶える性交渉の儀式は女神?イシュタルを理解できると「ああ、なるほど」ととても良く解るのです。

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