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衰退の元凶・消費税、そして2023年開始のインボイス制度はさらに邪悪な税制度となる / 衆議院選挙で覆すチャンス!

 世界で唯一衰退している日本の元凶とも言えるのが消費税で、まずは消費税そのものを廃止することが日本を蘇生させる処方ですが、現実には2019年に消費税増税が行われ、その時同時に2023年から「インボイス制度」の導入が決まりました。邪悪な消費税の、さらに本丸とも言えるインボイス制度が2023年から本格的に始まります。
 これまで個人事業主の売り上げが1000万円以下であれば、消費税は免税されていました(免税事業者)。ところが2023年から「適格請求書(インボイス)」を新しい請求書の様式と決め、この請求書を発行することができるのは登録事業者のみと決めました。免税事業者は登録事業者になることができません。ということは、つまり1000万円以下の免税事業者だった人は、消費税を払う課税事業者になるか、インボイスを発行できない事業者のままでいるかを選択しなければなりません。インボイスを発行できなければ仕事が大幅に制限される見通しで、いずれの選択でも多くの事業者が廃業の危機となることが予想されています。中小零細企業の息の根を止めかねない制度です。
 しかしラッキーなことに、近々私たちには衆議院選挙があります。消費税、特にインボイス制度に反対している候補、政党に投票し、インボイス制度を撤回させることが可能です。早速に手回し良く各党比較表を作っておられる方がありました。助かりますわ。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)
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③「フリーランスもインボイス?」消費税学習動画 2020年新春版
配信元)
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知らないとマズい“インボイス制度”。売上300万円のフリーランスは手取りが20〜30万円吹き飛ぶ!?
引用元)
(前略)
ポイントになるのは、「課税事業者」「免税事業者」「仕入税額控除」「益税」の4つです。
(中略)
仕入額控除とは、課税事業者が消費税を国に納めるときに、売り上げにかかる消費税から仕入(経費)にかかった消費税を引き、その差額のみを納付することを指します。

仕入額控除 = 売上の消費税 - 仕入の消費税 = 国に納める消費税

(中略)

インボイス制度では、この仕入税額控除を行う際、免税事業者から発行された請求書は対象になりません。そのため仕入税額控除を増やしたい課税事業者は、免税事業者と取引するのを嫌がる可能性があると考えられています。
(中略)
「免税事業者の益税を減らし、消費税の納税額を増やそう」というのがインボイス制度の狙いのひとつです

これこそが、インボイス制度で免税事業者のフリーランスが打撃を受ける大きな理由です。
(以下略)

「コロナ対策に専念」のはずの菅総理は国会を開かず、メディアは総裁選ばかり / 政権交代後の国造りに明確なイメージを「消費税減税」「コロナ対策・財政支援」「モリカケ桜究明」

 9/7野党4党は改めて臨時国会を開くよう申し入れました。菅総理は「コロナ対策に専念する」と言って辞めたのだから総裁任期の9/30までに早急に臨時国会を開くべきで「9時から5時まではちゃんと国会で本来の仕事をして、5時から8時までは気の済むまで総裁選をやってはどうか」と痛烈な皮肉、いや正論を安住委員長が報告しました。6月に国会を閉会して以降100日も国会から逃げて仕事をしない与党自民党議員は歳費ドロボーですか。安住委員長はメディアに対しても厳しい指摘をし、国会は開かないのに10/21の衆議院議員の任期を超えても居座ろうとする非常識な政権をメディアは一切伝えず、一政党に過ぎない自民党の親分を決める総裁選ばかりを報じる愚を批判しました。国会を開かないことはそれ自体が絶対主義、専制主義の兆候との警鐘があります。
 自民党の総裁選など国民には関係なく、自民党丸ごと選挙でゴミ箱に入れてしまえば誰が親分になろうと同じです。メディアが総裁選を報じるのであれば、せめて総裁候補に「赤木ファイルを公開するか」「モリカケ問題を明らかにするか」を聞くべし。
 そんな総裁選よりも政権交代の後、私たちがどのような国を望むのかしっかりイメージし、野党側はどのような共通政策を出しているのかを見極めることが大事と思います。立民、共産、社民、れいわが国民を救う政策を締結する見通しです。消費税減税、コロナ対策の強化、財政支援、モリカケ桜問題の解明など、どれも与党自民党が不可能な日本の立て直しに迫る内容です。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ぴょんぴょんの「誰がなぜ、下山総裁を殺したか?」 〜下山事件は、戦後日本のターニングポイント

 研修時代に勤務した病院は、JR田端駅からバスで行ったところにありました。その田端駅から、5キロほど離れたところが、国鉄の初代総裁下山定則氏がバラバラ死体で発見された、あの「下山事件」の現場だったとは。「下山事件 最後の証言〈完全版〉」を読むまで、まったく知りませんでした。
 ほんとに、何も知らずにのほほんと生きてきてごめんなさい、という感じです。
(本文のカッコ内のページは、すべてこの本のページです。)
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「誰がなぜ、下山総裁を殺したか?」 〜下山事件は、戦後日本のターニングポイント

戦後最大の迷宮入り事件「下山事件」


「下山事件」て知ってるか?
1949年(昭和24年)7月5日朝、下山国鉄総裁が出勤途中に失踪し、翌6日未明、足立区綾瀬の線路上で手足、胴体、頭、バラバラの轢死体で発見された。


下山総裁を轢いた機関車 D51 651 の捜査
Wikimedia_Commons[Public Domain]

戦後最大の迷宮入り事件、なんでしょ。
でも、あれは「自殺」で解決したんじゃないの。

いんや、自殺じゃねえ、れっきとした他殺だ。

どうして、わかるの? 

下山総裁の遺体の轢かれた部分には、生体反応がなかった。

つまり、轢かれる前に死んでたってこと?

ああ、そうだ。
しかも奇妙なのは、現場にほとんど出血が見られなかった。
どうも、血を抜かれて殺されてから、線路の上に置かれたらしい。

ヒエエエ!! ドラキュラ〜!!
なんで、血を抜く必要があるの?


拷問するため。
満州じゃ、よく知られた方法らしい。
柴田哲孝(てつたか)著「下山事件 最後の証言」を読めば、そこら辺のことが、映画を見るようによくわかる。
なんたって、著者の柴田氏の祖父や親戚が「下山事件」に関わってたからな。

へえっ! 身内が事件に関わってたの?

柴田氏が敬愛する祖父の「ジイ君」、いつもスーツ姿に中折れ帽でパシッと決めた、ダンディな「ジイ君」。本名柴田宏(ゆたか)。
の23回忌に、「ジイ君」の妹が、酒の勢いでポロッと言った。
「あんた、下山事件て聞いたことあるだろう。あれは自殺だとかなんとかいろいろ言われてるけどね。本当は、殺されたんだよ……」
「あの事件をやったのはね、もしかしたら、兄さんかもしれない……」。(22p)

ヘエエエ!!「ジイ君」が「下山事件」をやった?!

それを聞いて驚いた柴田氏は、「ジイ君」の真実を知るために「下山事件」の資料をかき集め、さまざまな関係者を取材して、完成したのがこの本だ。

で、「ジイ君」はクロだったの?


事件のナゾを解くカギとなる「亜細亜産業」と「ライカビル」


さあ、それは読んでのお楽しみさ。
同じ著者が書いた小説版の「下山事件 暗殺者たちの夏」の方が、わかりやすいかも。
で、事件のナゾを解くカギは、「ジイ君」が勤めていた「亜細亜産業」と、
「亜細亜産業」の入っていた「ライカビル」にあった。


ライカって、ドイツのカメラだよね。


ビルの1階に、ライカを輸入するシュミット商会が入っていたからな。
「ライカビル」は別名、「日本の右翼社会の総本山」とも呼ばれていた。(234p)

ひええ〜! 

そして、「ジイ君」の勤める「亜細亜産業」は2階。
満州で一儲けしたヤツらが、敗戦で無一文で帰ってきたところをリクルートしていた「亜細亜産業」。
亜細亜産業は、三浦義一と矢板玄(やいたくろし)の2人、満州で矢板機関という特務機関をやっていた人間が中心となった、右翼浪人の組織です。
村本尚立のウェブサイト

満州で特務機関?

ああ、いろいろやったらしいぜ。
「ジイ君」の弟の喬(たかし)は、「亜細亜産業」に勤めない理由をこう話していた。
「あんなおっかない会社、いられないよ。年中、誰を殺すのやら、誰が殺られたのって話してるんだぜ。それに、密輸だろう……」。(428p)

密輸?
そう言えば、満州の特務機関のほとんどが、アヘン売買に関わってたって言うね。(ユダヤ問題のポイント

その通り、「亜細亜産業」も麻薬の密輸をやってたんだ。
「アヘン王」の里見甫(はじめ)を、GHQ参謀第二部(G2)のジャック・キャノンに紹介したのも、「亜細亜産業」代表の矢板玄(くろし)だよ。(316p)

う・・「ジイ君」の会社、そうとうヤバいじゃん。

で、「ライカビル」の3階は「三浦義一」の事務所、4階は「三浦義一」が取り仕切る「日本金銀運営会」と「国策社」があった。

「三浦義一」って、知らないなあ。


日本の、右翼社会の頂点に君臨した男。(227p)
当時の首相、佐藤栄作をアゴで使う男。
こんな話がある。
佐藤首相から三浦にかかってきた電話で、三浦は佐藤に「とくに建国記念日の問題だが2月11日にしてもらわなきゃ責任は持てない。たのんだよ」とダメを押した。そして席へ戻ると、「おい、2月11日に決まったよ」と平然と言ったという。(228p) 

佐藤栄作
Author:Nijs, Jac. de / Anefo[CC BY-SA]

ほんとだね。

で、「三浦義一」の3階サロンには、右翼だとかヤクザだとかGHQや政治家だとか変な奴らが出入りしていたそうだ。(26p)
たとえば、白洲次郎、佐藤栄作、吉田茂、岸信介、社会党議員、共産党指導者、反共の国粋主義者、GHQの高官、韓国人、朝鮮人、殺し屋まで。

白洲次郎 (左) 吉田茂首相 (右)
Wikimedia_Commons[Public Domain]

白洲次郎も来てたんだ。
戦前からイギリス留学して英語ベラベラで、スポーツカーを乗り回す、カッコいい人。

は?

彼は、戦争が始まる前に田舎に疎開して、食糧難に備えて、農業をやってたんだよ。
誰も戦争が始まるなんて知らない時期に、先見の明があってスゴイよね。

アホ! 
戦争が始まるって知ってたから、疎開したに決まってんだろ。 

え?! 知ってたの?

自分だけ知ってて、逃げて、生き延びて、どこがカッコいいんだよ!
ズルいやつと思わんか? 赤紙も握りつぶしとるし。
人力検索はてな

え?! 特権階級だったの?

それに、白洲は「三浦義一」と蜜月の仲だった。(229p)

うわ! そっちの人かあ。

そう言えば、戦争が始まる前にちゃっかり疎開した白洲の話で思い出した。
「亜細亜産業」に勤めていた女性社員の証言だ。
昭和20年の春、突然、同僚の工藤孝二郎が家に来た。
何しに来たのかと思ったら、
「あとニ−三日したらここは空襲になるから、荷物をできるだけ持って逃げろ」と言う。
言われたとおりにしたら、その後、本当に東京大空襲があって、彼女は助かったそうだ。(253p)

東京大空襲
Wikipedia[Public Domain]

なにそれ、知らなかった10万人の人たちは、死んじゃったのに。
工藤って人、なんで知ってたんだろう?

「亜細亜産業」は、そういうとこなんだよ。

戦時中に米軍の情報を知ってた、てことはアメリカのスパイだったの??

国民が戦争で殺されてたときに、何が起るか知ってた連中がいたんだな。

だけど、「亜細亜産業」にしろ「三浦義一」のサロンにしろ、集まった連中はそこで何をしてたんだろう。

そこを詰めれば、「下山事件」が解けるな。

下山総裁がなんで殺されたのか、わかるってこと?

いろいろな可能性がある。
下山が殺されたのは、国鉄の3万7千名を解雇する、第一次整理者名簿発表の翌日だった。また、下山が亡くなった後、国鉄の解雇は順調に運び、共産党、いわゆるアカの勢いも弱まった。

じゃあ、下山さんを殺したのは、アカを弱らせるためだったの?

たしかに、アカの増大を抑えたかったGHQにとっては、望ましい結果だが。
それは、結果論で、下山を消す理由は他にもあった。
当時の国鉄は、贈収賄の巣だった。
たとえば、国鉄は下請け業者に適正価格の2〜3倍の価格で発注する。
その価格は、国鉄と業者の談合によって決められる。
談合に参加できるのは、満州鉄道や旧日本陸海軍と取引があった団体や企業のみ。
そして、下請け業者は受注金額の3〜5%を、運輸省の役人や国鉄幹部にペイバックするという仕組み。(511p) 

Wikipedia[Public Domain]

と言うことは、下山総裁もおカネをもらっていた?

いや、「下山さんは、良くも悪くも正義漢だった、融通が利かないというか。」(511p)

もらってなかったんだ。もしかして、逆に、それで殺された?

下山は、国鉄一筋の技術者で仲間思いの正義漢、国鉄の首切りも不本意だった。
国鉄の客車の椅子を発注する際に、運輸次官だった下山はこう言った。
「同じ椅子が、他の会社ならば半額で作れる。国鉄の設備投資の予算を半分に抑えることができれば、残りを人件費に回せる。人員整理も半分の5万人ですむ。」(512p)

仲間の首切りを減らすために、国鉄の収賄を止めさせようとしたんだね。
実にまっとうな考えだけど、危ないかも・・。

まさに、その汚れたカネで潤っていた「亜細亜産業」や「三浦義一」のグループは、下山が運輸次官になった時期、経営が苦しかったと言う。(512p)
また、国鉄東北本線の変電所建設の受注で、日立と東芝が争っていたころ、下山の一声で日立に決まった。それによって「亜細亜産業」のあるメンバーは、大損をした。
そいつは「下山を殺してバラバラにしてやる」と激怒した。(514p) 

ヤバい! その通りになってるよ! いったい、それは誰?

「その名前はすでに、この本の中にも何度か登場している。」(514p) 
小説版を読めば、もっと、はっきりわかる。

てことは、やっぱ「ジイ君」の「亜細亜産業」が下山さんをヤッたんだね。

いや、「亜細亜産業」にも動機があるが、ヤツらは単なる実働部隊にすぎない。
事件が起きると知りながら、黙認していた連中がいる。
吉田茂とか、腰巾着の白洲次郎とか。


ええ?? 

国鉄のペイバックは当然、吉田の懐にも入ってたろうし、
後に、東北電力会長になった白洲にとって、電力業界へ資金が流れ込むことに反対だった下山は、ジャマだったはずだ。

それに、吉田も白洲も「ライカビル」によく顔を出していたから、計画は知ってたはず。


なるほど。

もひとつ、GHQも知りながら黙認していた。
GHQには、下山のように国鉄の汚職を一掃したいGSサイドと、汚職の利権をそのままに日本の富をアメリカに売り飛ばしたいG2サイドに分かれていた。
事件を黙認し、警察の捜査を遠ざけ、かつ事件に手を貸したのは後者だ。

やっぱり、GHQも手を貸してたのか。

そして、日本を取り巻く世界情勢。
「あの頃の世界情勢はどうだったのか。その中で、日本はどのような立場に立たされていたのか。それさえわかれば、なぜ、下山が殺されたのかもわかるだろう」と、矢板玄は言った。(342p)
たとえば、「アメリカ対日協議会(ACJ)」。
ヤツらは、日本の財閥を復活させ、旧体制の要人たちを復権させようと圧力をかけていた。また、ふたたび戦争で儲けようと、次の朝鮮戦争に備えて「日本をアメリカのためのアジアの工場として復活させ、共産主義に対する防波堤にしようと考えていた。」(Wiki

アジアの工場、防波堤だって?

国鉄も、アジアの工場の歯車のひとつにすぎない。だから、首を切って合理化したい。
それに乗り気でない下山は、ジャマでしかなかった。


下山さんは、国鉄の職員たちを守りたかっただけなのに。

そんなACJの日本側の主要メンバーが澤田夫妻(廉三と美喜)、白洲次郎や佐藤栄作も関係している。

澤田夫妻(廉三と美喜)
Wikipedia[Public Domain] 1 & 2

アメリカの利益になるよう手引きした、って売国奴じゃないの?

もしもGHQのGSが失脚させれず、あのまま民主化路線で財閥が解体され、戦前の要人は公職追放され、自民党がCIAのしもべになることもなく、下山総裁のように汚職を嫌い、国民の生活を守るような政治家が日本を引っ張っていたら、外国資本に甘い汁を吸われることなく、アメリカの永久基地になることもなく、豊かで民主的な日本になっていただろう。

ところが、そうはさせるかって、下山総裁を見せしめにしたんだね。

下山総裁の死を、ムダにしたらもったいない。
「明治維新以来現在に至るまで、日本の支配者のほとんどが、『コンプラドール』、つまり植民地において宗主国のために自国民の財産や命を売り飛ばし、それにより金と権力を独占する『売国ブローカー』であったという悲しむべき歴史。」(アマゾン書評

「下山事件」の真相を知ることによって、今の日本を支配しているのがどういう連中か、わかってきたよ。

Author:PekePON[CC BY-SA]


Writer

ぴょんぴょんDr.

ぴょんぴょん

1955年、大阪生まれ。うお座。
幼少期から学生時代を東京で過ごす。1979年東京女子医大卒業。
1985年、大分県別府市に移住。
1988年、別府市で、はくちょう会クリニックを開業。
以後26年半、主に漢方診療に携わった。
(クリニックは2014年11月末に閉院)
体癖7-3。エニアグラム4番(芸術家)



今改めて問われる2000年「指南書問題」〜 記者クラブ、政治家と特殊な関係を続けるNHK政治部、メディアの事なかれ主義

読者の方からの情報です。
 2000年の森喜朗政権時代、森首相が記者会見で記者の質問をはぐらかすための「指南書」とも呼べる文書を、西日本新聞の記者が発見したというものです。これは政治ドラマのようなスリリングな展開でした。2000年5月当時、神道政治連盟の祝賀会で森さんが「日本は神の国」発言をしたところから記者会見を開く羽目になったというのを思い出しました。オリンピックでまた妖怪のように現れましたね。
 その首相に、はぐらかしのアドバイスを忖度した天下の国営放送の、当時の海老沢会長は有名です。道理で菅さんが、鋭い質問をする東京新聞の望月記者を平気で無視するわけです。西日本新聞、長周新聞、原発取材を出版した新潟日報社さんなど地方紙が光りますね。
(ニーナ)
 ニーナ様が「政治ドラマのようにスリリング」と書かれていましたが、確かに立岩陽一郎InFact編集長の取材による「指南書問題」は、政治と報道、記者クラブの根深い問題を生々しく伝えておられました。
当時、この記事を世に送り出すことがどれほど大変だったか、ゾクリとする感覚で伝わりました。日常の仕事を共にする「仲間」を裏切る形にしてしまう記者クラブという組織。この記事を出した後も記者クラブで働く中では当然「仕返し」が予想され、実際に告発した相手は、通常のメディアと比較にならない情報量を持ち、政治家との間を取り持つ権限も持つNHK政治部でした。波風を立てずに仕事をするならば、NHKに楯突くことはありえないのでしょう。西日本新聞のキャップがNHKのキャップに「指南書問題」の記事を打診した際のやり取りは、その暗部を見せつけられたようでした。このシーンだけでも書かれなかった記事、消された記事が膨大にあることがうかがえます。政治家と長期にわたって特殊な「えも言えぬ関係」を持つNHK政治部は、権力の監視どころか、権力擁護のために政治家に指南までしてしまうことが当然になっていました。「指南は問題ない、証拠を残したことが問題だ」という認識を平然と語っています。「指南書問題」では西日本新聞が記事にすることができました。しかし、他社はこの時、同じ問題を知りつつ「うちは書かない」と、記事にできませんでした。
 腐りきったメディアに失望し諦めてしまいそうになりますが、立岩氏はなお「心ある記者」に期待し、この「指南書問題」の再検証をすべきと訴えています。なぜならこの指南書の内容こそ、今に至るまでずっと利用されている「記者封じ」だからです。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ビートたけし氏が生放送直後に襲撃される 〜 自民党政権を批判するとこのような目にあうという恐怖心を植え付けることに成功

 ビートたけし氏が情報番組の生放送直後に襲撃されたというニュースがありました。ゆるねとにゅーすさんが重要な視点をまとめておられました。まず、たけし氏の番組内での発言に関連づけて報じたメディアがほとんど無かったということ。痛烈な政権批判に加えて「共産党(に投票)です」との発言の直後に暴力が発生したようです。そして安倍・菅政権は常に反社との関わりが取りざたされていたこと。安倍前総理など暴力団関係者に選挙妨害を依頼しておきながら約束の金を「ケチって火炎瓶」を投げられるほど仲良しでした。今回の件で、ゆるねと管理人さんの指摘が鋭いと思うのは、自民党政権批判をするとこんな目にあわせるぞ、という恐怖心を植え付けることに成功したという点です。メディアの萎縮ぶりもなるほど、そういうことか。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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【騒然】たけしの乗った車が、つるはしや小刀を持った男に襲われる!生放送で自民党の(醜い)政局を揶揄しつつ「(次の衆院選で)共産党に入れる」と発言した直後!
転載元)
どんなにゅーす?

・2021年9月4日夜、ビートたけしが乗った車がTBSの敷地内で男に襲撃される事件が発生。男はつるはしのようなもので窓を破壊し、警察官が駆け付け取り押さえたところ、およそ10センチの小刀も所持していたため、銃刀法違反で現行犯逮捕されたという。(けが人はなし)

たけしが襲われたのは「情報7days ニュースキャスター」生放送直後。番組内では菅総理の失脚や政局に関する話題で、「それでは、10月、11月に行なわれる衆議院選挙の場合は、たけしさんは自民党に入れるということですか?」との安住アナの質問に、たけしは「いや!共産党です!」と発言。これら一連のたけしの発言との関連を疑う声が上がっている


(中略)


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