薬害の専門家委員会が新型コロナワクチン接種を進めていくことへの懸念を表明、厚労大臣は質問に明確に回答すべき

読者の方からの情報です。
 このような頼もしい機関があるとは知りませんでした。元記事では「医薬品等行政評価・監視委員会」という薬害の専門家委員会について丁寧に解説されていました。血液製剤が原因で広がったC型肝炎被害など過去の様々な薬害事件への反省の上に立って「過去の教訓を踏まえ、信頼できる医薬品等行政を確立するために設置された委員会」とあります。行政の施策を評価し、監視し、その結果、必要があれば厚労大臣に提言や勧告、意見具申を行うだけでなく、厚労大臣が委員会のアクションを受けてどんな措置を行ったか報告を求めることができるという、独立した職権を持つ委員会のようです。この委員会が適正に機能していればこそ、医療品は信頼できるものとなります。
 6/28、この委員会が新型コロナワクチンに関して「接種をこのまま進めていくことに対して警告を発し」ました。薬害事件への懸念を発したことになります。委員会に提出された質問書は、動画でも述べておられますが、大きくまとめて5つあります。最も重要なファイザー社製ワクチン接種の死亡リスクについて「これまで厚労省で報告された事例だけで計算しても、16.2件/100万人となる。これは接種に期待できるベネフィットに照らして許容しうるか」というものでした。それに関連して、死亡リスクが低いとされている小児や若年者には許容し得ないと思われること、また、死亡リスクがロット番号により異なっている可能性と、その理由も質問されています。副反応はアナフィラキシーで一括りにされることへの懸念も含めつつ、これまでのワクチンに比べて、新型コロナワクチンのアナフィラキシーの頻度が高いけれども、何らかの安全対策を講ずるべきではないか、など、ごくごく真っ当な歪みのない質問でした。
 このような質問に対して厚労省側は、野党合同ヒアリングで何度も見てきた、ごまかしやはぐらかしに終始し、何らまともな回答をしていません。
 河野ワクチン担当相が「ワクチンデマだ」と強弁しても厚労省への信頼が持てない所以です。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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厚労省の委員会で、薬害の専門家がワクチンに対して重大な警告を発しました。河野大臣は反論できるか? それにしても事務局の回答はグダグダで、人の命を預かっている真剣さがない。
引用元)


 昨日6月28日に開催された「第4回医薬品等行政評価・監視委員会」において、佐藤嗣道委員長代理(東京理科大学薬学部准教授)が、コロナワクチンの接種をこのまま進めていくことに対して警告を発しています

日本薬剤疫学会の理事を長年務めている佐藤委員長代理は、薬剤疫学に関する研究についての学術論文発表、学会等での講演発表を多数行うとともに、大学において「生物統計学」の講義を担当し、医薬品の疫学及び統計学に専門的知見を有している方です。

また、「医薬品安全性監視入門」の翻訳に携わるなど、医薬品安全監視にも専門的知見を有しているほか、薬害(特にサリドマイド薬害)に関して多数の論文・著作がある薬害被害に関する専門家です。

(以下略)

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