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トランプがカナダとグリーンランドを欲しがる理由 〜 カナダとグリーンランドを併合することで、北極海航路の大半を手にすることができる米国

竹下雅敏氏からの情報です。
 ドナルド・トランプ次期大統領は「カナダがアメリカの51番目の州になる」という発言を繰り返しているのですが、今度は「アメリカには国家の安全保障上、グリーランドが必要だ」とグリーンランドの獲得に意欲を示しています。
 なぜ、トランプがカナダとグリーンランドを欲しがるのかという理由を、スプートニクは『北極圏を中心とする地図』で示しています。「海域の大半はロシアが管理しており、残りはほぼカナダとグリーンランド、米国はごく一部しか管理していない。従って、米国はカナダとグリーンランドを併合することで、北極海航路の大半を手にすることができる。」ということのようです。“続きはこちらから”のツイートを見れば一目瞭然です。
 また、グリーンランドには「金、銀、銅、ウラン鉱床が豊富で、領海には膨大な石油が埋蔵されている」ということで、次期副大統領のJ.D.ヴァンスは、“アメリカの安全保障を強化し、素晴らしい天然資源を開発してゆく真の機会が、私たちにはあると思います。”と言っています。
 グリーンランドはデンマークの自治領です。グリーンランド自治政府やデンマーク政府は「売り物ではない」と反発しています。
 RTの記事によると、トランプ大統領が就任後すぐにデンマークとの協議を開始できるように、米国がデンマークからグリーンランドを買収する交渉を承認することを目的とした法案が米国下院に提出されたとのことです。
 マイク・ウォルツ次期国家安全保障担当補佐官は、「トランプ大統領は常に、あらゆる選択肢をテーブルの上に置いておくつもりだ。」と話し、軍事的・経済的圧力を行使することを否定していません。
 バイデンからトランプに代わってもアメリカのジャイアニズムは少しも変わらないようです。フルフォード氏は「トランプは、腐敗した米国政府株式会社を北米合衆国共和国へと置き換える意思を明確にしている。」と言っており、確かにこうした方向に進んでいることが分かります。
 しかし、トランプとその背後に居る連中では、腐敗した「米国政府株式会社」を腐敗した「北米合衆国共和国」へと置き換えるだけで、第三次世界大戦の脅威が増えるだけのような気がします。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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トランプ氏の同盟者、グリーンランド購入法案を準備
転載元)

米下院共和党は「グリーンランドを再び偉大にする法案」を提出した。

FILE PHOTO © AP / Felipe Dana

ドナルド・トランプ次期大統領の共和党支持者が、米国がデンマークからグリーンランドを買収する交渉を承認することを目的とした法案を米国下院に提出した。

グリーンランドの独立派指導者は、トランプ大統領が軍事的買収を否定しなかったことを受け、「話し合う用意がある」と述べた。

アンディ・オグルス下院議員が月曜日に提出し、10人の共同提案者が賛同したこの法案は、トランプ大統領が就任後すぐにデンマークとの協議を開始できるようにするものだ。

「議会は大統領に対し、2025年1月20日東部標準時午後12時1分より、グリーンランド購入についてデンマーク王国との交渉に入るよう求める権限を与える」と法案には記されている。

この提案は、トランプ大統領がグリーンランドをアメリカの一部にすることに再び関心を示したことを受けたもので、国家安全保障のために「絶対に必要」だと呼び、この目標を達成するために軍事的・経済的圧力を行使することを否定しなかった。「デンマークが(グリーンランドに)法的な権利を持っているのかどうか、国民は本当に知らないが、もし持っているのなら、われわれが必要としているのだから、放棄すべきだ」と、トランプ大統領は先週述べた。

グリーンランドのムテ・エゲーデ首相は先週、同島がデンマークから独立する野心を改めて表明し、グリーンランド人はデンマーク人にもアメリカ人にもなりたくないと強調した。エゲーデ首相はまた、トランプ大統領と「話し合う」用意があることを表明し、グリーンランドを獲得するための武力行使を否定しないトランプ大統領の姿勢は「本気」だと認めた。

グリーンランドは大西洋と北極海に面する世界最大の島である。19世紀初頭から1950年代まで、デンマークの完全な支配下にあった。第二次世界大戦中、デンマークがナチス・ドイツに占領された後、アメリカが占領した。現在、島には米軍基地と弾道ミサイルの早期警戒システムが置かれている。

1979年に自治権が認められ、最終的には2009年に住民投票が可決されれば独立を宣言できる権利を得た。「独立への願い、自分の家に住みたいという願いは、おそらく世界中のすべての人が理解していることだろう」とエゲーデは強調し、独立投票は「近いうちに行われるだろう」と付け加えた。

グリーンランドは人口5万7000人足らずで、80%が氷に覆われているが、金、銀、銅、ウラン鉱床が豊富で、領海には膨大な石油が埋蔵されていると考えられている。

米調査会社パトリオット・ポーリング社の最近の調査によると、グリーンランドの人口の約57%がトランプ大統領の提案を支持している。この世論調査は416人の回答者を対象に、次期大統領の息子であるドナルド・トランプ・ジュニアが「個人的な日帰り旅行」でグリーンランドを訪れていた今月初めに実施された。

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ロサンゼルス近郊のパシフィック・パリセーズで7日に発生した山火事をめぐる不穏な情報 ~「数か月前に、住宅所有者の保険契約が大量にキャンセルされていた」

竹下雅敏氏からの情報です。
 アメリカ西部ロサンゼルス近郊のパシフィック・パリセーズで7日に発生した山火事は、非常に強い風によって急速に燃え広がり、1000 棟以上の建物が焼失、5 人が死亡し7 万人以上が避難を余儀なくされたとのことです。
 ドナルド・トランプは1月9日に「消火栓には水がなく、FEMAにはお金がない。これがジョー・バイデンが私に残してくれたもの。ありがとう、ジョー!」とツイートしています。
 アメリカの不動産会社カルーソの創設者リック・カルーソ氏は、“パリセーズには水がありません。消火栓からは水が出てきません。これは市の完全な管理ミスです。…正直に言うと、市長は海外に出張中で、街は燃えているのに、消火活動を行うための資源がないんです。”と言っています。
 ラハイナ火災と同じで「軍が助けにこない」というだけでなく、バイデン大統領は「ウクライナ戦争にさらに5億ドルを投入すると発表」しているらしい。
 ロサンゼルス消防署で初の女性および LGBTQ の消防署長クリスティン・クロウリーは、消火活動よりも「多様性、包括性、公平性を重視する文化を創造、支援、促進することが優先事項」であったため、「無能な消防署長」の烙印を押されています。
 しかし、そのクリスティン・クロウリー署長が先月、カレン・バス市長に対し、消防署の予算から1700万ドル以上を削減したことで「山火事を含む大規模緊急事態への備え、訓練、対応能力が著しく制限された」と警告していたということです。
 “続きはこちらから”のツイートをご覧ください。「数か月前に、住宅所有者の保険契約が大量にキャンセルされていた」というのです。陰謀論者のアレックス・ジョーンズは「最も被害を受けた地区であるパリセーズは、2028 年のオリンピック開催地となる予定で、すでにモデルスマートシティへの転換が予定されていた。」と主張しています。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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山火事、ロサンゼルスの高級住宅街を襲う(動画あり)
転載元)
パシフィック・パリセーズ地区のエリート住宅が多数焼失した。

画像はシャンティ・フーラがツイートに差し替え
2025年1月8日、カリフォルニア州ロサンゼルスのパシフィックパリセーズ地区で火災が発生した。©エリック・セイヤー/ゲッティイメージズ

水曜日もロサンゼルスの裕福なパシフィック・パリセーズ地区は猛烈な山火事に見舞われ、当局は同市史上最も破壊的な火災とされるこの火災の鎮圧に苦慮している。

写真や動画には、猛烈な炎で完全に破壊された地区全体が映っている。この地区で育ったABC7の記者ジョシュ・ハスケル氏は、「パシフィック・パリセーズの50~75%が消失したように感じる」と語った。

『Business Insider』によると、サンタモニカとマリブの間に位置するパシフィック・パリセーズには、ベン・アフレック、トム・ハンクス、マイケル・キートンといったハリウッド俳優が所有する豪邸など、アメリカで最も高価な不動産がある。


カリフォルニア州消防局によると、1,000棟以上の建物が焼失した。少なくとも5人が死亡し、7万人以上が避難を余儀なくされた。



ロサンゼルスのカレン・バス市長は、国内では暴風警報が発令されている中、週末にアフリカ旅行に出かけたことに対し、ネット上で批判を浴びている。政治家や開発業者も、昨年消防署の予算を1,760万ドル削減したことで同氏を非難した。テック起業家のイーロン・マスクは、水曜日のXへの投稿で、バスを「まったく無能 」と呼んだ。

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配信元)
ジョー・バイデン、カリフォルニアが燃える中、ウクライナ戦争にさらに5億ドルを投入すると発表

消火栓が機能しておらず、水が出ません。

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ニューオーリンズでの車突入事件とラスベカスでの車爆破事件、この2つの事件は無関係ではない ~リベルスバーガー容疑者が犯行前に送っていたメール「私があなたに送るものは、人類の進路を変えることになる」

竹下雅敏氏からの情報です。
 米ルイジアナ州ニューオーリンズで1日午前3時15分ごろ、繁華街で車が群衆に突っ込み、10人が死亡し少なくとも35人が負傷しました。FBIは容疑者の身元をテキサス在住の元アメリカ陸軍兵、シャムスド・ディン・ジャバー容疑者(42)と発表しました。地元メディアの報道によると、ジャバー容疑者は「ISISの旗を所持していた」ということです。
 現地時間1日午前8時40分頃(日本時間2日午前1時40分頃)、米ネヴァダ州ラスベガスにある「トランプ・ホテル」の外でテスラの「サイバートラック」が爆発・炎上し、1人が死亡、少なくとも7人が怪我をしました。車両を運転していたのはアメリカ陸軍特殊部隊の現役兵士マシュー・アラン・リベルスバーガー容疑者(37)だとされています。
 ただ、「紙のパスポートと紙のIDが爆発と猛火の中で奇跡的に生き残り、彼の体は見分けがつかないほど焼けただれた?」という時点で、これはいつものヤラセだと分かります。実際のところ、マシュー・アラン・リベルスバーガー容疑者の写真を見ると、その「波動」から生きていることが明白だからです。 
 シャムスド・ディン・ジャバーとマシュー・アラン・リベルスバーガーは「同じ軍事基地に勤務していた」ということです。この2つの事件が無関係とはとても思えません。
 ニューオーリンズでの事件は、ジャバー容疑者が「ISISの旗を所持していた」ことからイスラム教に対する反感を呼び起こすものになっていると思います。中東での戦争を念頭に置いたものと見て良いでしょう。
 マシュー・アラン・リベルスバーガー容疑者は、犯行前に元諜報員サム・シューメイトに電子メールを送っていました。電子メールには「高度なドローン技術、アフガニスタンにおける米国の戦争犯罪、中国による重力推進システムを搭載したドローン」について触れています。
 “続きはこちらから”のZeroHedgeの記事に、メール全文が引用されていましたので、機械翻訳にかけたものを掲載します。マシュー・アラン・リベルスバーガーは「私があなたに送るものは、人類の進路を変えることになる」と宣言しているようです。
 確かに、“最近では東海岸で中国が、そして歴史を通じて米国が重力推進システムを搭載した航空機を運用していること”が多くの人に知られると、「人類の進路を変えることになる」のは間違いありません。
 また、2019年にアフガニスタンのニムルーズ州で行われた空爆の際に行政、国防総省、DEA(アメリカ麻薬取締局)、CIAによって隠蔽された戦争犯罪についても言及しています。これはトランプ政権での戦争犯罪です。
 テスラの自動車を使ってトランプ・ホテルの外で爆発させていることから、マシュー・アラン・リベルスバーガーはイーロン・マスクとトランプを敵と見做しているのかも知れません。
 また、彼は「ウクライナに栄光を」と書かれたTシャツを着ていたことが分っており、まともな精神状態なのか否かも含め、もう少し様子を見る必要があると思います。
(竹下雅敏)
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配信元)
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トランプタワー付近で起きたラスベガスのサイバートラック爆発の容疑者、マシュー・リベルスバーガーについてわかっていることすべて:

- 特殊部隊と諜報部で19年間勤務した37歳の陸軍退役軍人。

- 借りていたテスラのサイバートラック内で遺体で発見され、爆発を引き起こすための花火や爆弾が積まれていたと報じられている。

- ノーウィッチ大学を首席で卒業し、コミュニケーションの学位を取得。

- コロラドスプリングスに住んでいたが、FBIは自宅の捜索令状を執行した。

- ニューオーリンズの攻撃犯シャムスード・ディン・ジャバーと同じ軍事基地に勤務していたと報じられている。

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フランスの歴史人口学者エマニュエル・トッド氏:「米国一極支配の世界」からロシアのビジョン「多極化した世界」へ。経済制裁や金融支配によって世界に君臨してきた米国覇権の崩壊とエスカレートする戦争の危機。

竹下雅敏氏からの情報です。
 フランスの歴史人口学者、エマニュエル・トッド氏のインタビュー記事です。私はエマニュエル・トッド氏をものすごく頭の良い人だと思っているのですが、今回の記事でそれを再確認しました。あまりにも見事で的確なので、引用元で全文をご覧になることをお勧めします。
 インタビューの内容を簡単に要約すると、“西側の人々は「ロシアによるウクライナ侵攻」の意味をきちんと理解していない。欧州やNATOがロシアに向かって東方に拡大していたことが、この戦争の背景にあり、ロシアは「自衛のための戦い」をしているに過ぎない。ロシアは安定化に向かっている国で、「主権」という考えに基づいて、自らの政治的空間の保全を目指しているだけである。ウクライナ戦争でのロシアの勝利は確実であり、西側の思い込みとは裏腹に「その他の世界」は西洋に無関心で、むしろロシア側につき始めている。EUの敵は、ロシアではなく、ますます危険な方向へと我々を引きずり込もうとしている米国である。”と言っています。
 このエマニュエル・トッド氏の見解は、時事ブログがこれまでにお伝えしてきた事柄と一致していると思います。アメリカ・イギリス・イスラエルが「悪の枢軸」であることは、ここ30年ほどの世界情勢を観察していれば明らかなはずです。それが分からないとすれば、大手メディアの歪んだ情報を真に受け、自分で真相を知る努力を怠ってきたということです。
 エマニュエル・トッド氏は、「米国一極支配の世界」から我々が抜け出しつつあり、「多極化した世界」というロシアのビジョンに近づいているという認識です。こうした「ロシアの声」を世界が受け入れた時に、平和が訪れ、人類の意識が飛躍的に向上すると私は思っています。
 しかし、この事は「経済制裁や金融支配によって世界に君臨してきた米国の覇権力が敗北すること」を意味します。敗北を受け入れられない米国が戦争をさらにエスカレートさせ、より危険な事態に至るというリスクがあるとエマニュエル・トッド氏は指摘しています。
 アメリカの属国である日本は「非常に困難な状況に置かれている」。「米国による世界覇権」において鍵を握る欧州、中東、東アジアという3つの地域で、米国は「属国」と呼ぶにふさわしい国々を巻き込もうとしている。そこで、日本は可能なかぎり紛争を避け、事態をじっと見守り、「できるだけ何もしないこと」に徹するのが賢明である。「慎重さ」を保ちつつ、「多極化した世界」に自らを位置づけるべきだと言っています。
 さらに、文春オンラインのこちらの記事でエマニュエル・トッド氏は、“日本はドイツと同じく、NATOが崩壊することでアメリカの支配下から解放されるだろう。しかし日本はそれによって、韓国とともに、中国と独力で向き合わなければならなくなる。…ロシアは(NATOの馬鹿げた言説とは逆に)ヨーロッパにとって脅威ではない。それは日本にとって中国が東アジアの脅威であるのとは異なる。”と指摘しています。
 しかし、この事に関しても、実は北朝鮮は親日国であり、北朝鮮の核ミサイルは日本と韓国を中国から守るために存在していることを私たちが知れば、問題にはならないのかも知れません。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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〈トランプの保護主義は正しい。しかし…〉トッドが語る米国産業が復活できない理由「優秀で勤勉な労働者の不足はすでに手遅れ」
引用元)
エマニュエル・トッド
画像はシャンティ・フーラがツイートに差し替え

――今回、出版された『西洋の敗北』はどんな本なのですか。なぜこの本を書いたのですか。

トッド 西洋の人々が「ロシアによるウクライナ侵攻」の意味をきちんと理解していない、と私は感じていました。
(中略)
ロシアの実力を過小評価し、ウクライナ人の真の動機を見誤り、東欧諸国の反露感情を理解せず、自らが直面する「西洋の危機」、すなわちEUに訪れている危機、さらには最も根本的な危機である、米国社会が直面する長期にわたる危機を認識できていませんでした。

本書では、章ごとに世界中を見渡し、「西洋の虚偽意識」がいまやその頂点に達したことを描いています。つまり、「西洋は世界から尊敬されていて、西洋が世界を主導している」と西洋の人々は思い込んでいるわけですが、実は「その他の世界」は西洋に無関心で、むしろロシア側につき始めている、ということです。「大西洋」は自らが「世界全体」を支配していると誤って思い込んでいるのです。
(中略)
事態の鎮静化に貢献するために、「真の脅威はロシアではなく米国であること」を米国の同盟国や従属国の人々に明らかにしようとしました。ロシアは安定化に向かっている国で、「主権」という考えに基づいて、自らの政治的空間の保全を目指しているだけなのです。世界の中心にあって崩壊しつつある米国は、我々すべてを吸い込もうとしています。つまり、EUの敵は、ロシアではなく、ますます危険な方向へと我々を引きずり込もうとしている米国なのです。
(中略)
トランプの過大評価
人々がトランプを歴史的要因として過大評価しているように感じます。
(中略)
彼の大統領としての役割は、ロシア、さらにはイランや中国に対する軍事上の敗北、産業上の敗北を、要するに「世界における米国覇権の崩壊」をいかにマネジメントするかにあります。
(以下略)

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〚In Deep〛CIA文書『1984年5月22日の火星探査』における「遠隔透視」から得られる情報の精度 / こうした「遠隔透視」のレベルと、コーリー・グッド氏の体験は別物

竹下雅敏氏からの情報です。
 In Deepさんが2020年8月8日に機密指定解除されたCIA文書『1984年5月22日の火星探査』に関する英デイリーメールの記事を紹介しています。
 1977年に設立された米陸軍の超極秘計画『スターゲイト・プロジェクト』の一環で、アストラル投射を利用して「被験者」を紀元前約100万年前の火星に送り込んだというものです。
 スターゲイト・プロジェクトの作業は主に「遠隔透視」、つまり遠く離れた場所からイベント、場所、または情報を超能力で「見る」能力に関するものですが、被験者は「紀元前約100万年の火星。北緯 40.89 度、西経 9.55 度」に注意を集中するよう求められたとのことです。この指示に従って被験者がどのようなヴィジョンを見たのかは、引用元の記事をご覧ください。
 「遠隔透視」に関しては、『遠隔透視と遠隔影響 シーズン5、エピソード2 Cosmic Disclosure』の中でコーリー・グッド氏が詳しく説明していますが、“私たちは深い意識状態に入り、他の人と場所を遠隔透視や遠隔影響する能力を持っていて、特別な才能と能力は必要無く、誰でも興味さえあって、学ぶ気があれば、教えてもらうことで成功できる”ということです。
 コーリー・グッド氏は、“遠隔透視の場合、透視対象に関する情報は特定の人、場所、物に結びつけることの出来ない文字や数字の形、いわゆる「座標」で与えられる”と話していて、デイリーメールの記事の内容と一致しています。
記事の中にある「被験者」が見た紀元前約100万年前の火星の様子は、どの程度の信憑性があるのかは問題になります。なぜなら、スターゲイト・プロジェクト自体が、“CIAの報告書でいかなる諜報活動にも役立たないと結論付けられた後、1995年に終了し機密解除された”からです。
 コーリー・グッド氏は、“潜在意識からもそれなりの情報を受け取ってしまいます。それらの情報は取り除かなければなりません。また、透視能力者は一人だけではないのです。三角法のために最低3人は必要で、通常の遠隔透視は集団で行います。情報を整理する人も、それぞれの能力者の心から浮かんだ不要な情報を見分ける能力を持っています。心を完全に真っ白にしなければなりません。もし事前になんらかの情報が入り込むと、それは入ってくる情報をなんらかの形で歪めてしまうでしょう。透視中も心が澄みきっていなければなりません。”と話しており、「遠隔透視」から得られる情報の精度はあまり高くないことが分かります。
 さて、『1984年5月22日の火星探査』の被験者は、アストラル投射を利用して紀元前約100万年前の火星の様子を見たことになっているのですが、これはアストラル投射ではありません。アストラル体は使われていません。
 この被験者の遠隔透視は肉体(狭義)の「身体」によって行われており、ヴィジョンの界層は「3.0次元7層の第5亜層、第2平面」です。私たち地球人は同じ界層の第3平面なので、一つ下の平面のヴィジョンを見たことになります。簡単に言えば、アカシックレコードを読んだということになります。勿論、正確に読めているかどうかは分かりません。
 こうした「遠隔透視」のレベルと、コーリー・グッド氏の体験は別物です。彼が体験した古代地球離脱文明の人たちとの交流は、肉体(狭義)の表層の「身体」によるもので、「3.0次元7層の第4亜層、第3平面」での出来事です。
 コーリー・グッド氏は、肉体のまま、地底に行ったり、火星を含めた宇宙の色々な場所に行き、直接ET種族達と会ったと証言していたのですが、裁判における証言で「彼が当時伝えた証言内容は、全て自分の想像の産物であり、ファンタジーであると言った」ことで、完全に信用を失ってしまいました。
 2022年11月14日の記事で、“コーリー・グッド氏の「ブルーエイビンズを含むエイリアンとのすべての経験」は、そのほとんどが肉体(狭義)の表層の「身体」での出来事だと思われるのです。私たちが通常認識している「身体」は、肉体(狭義)の「身体」です。この二つの違いは、「地球人の肉体の存在界層」を参照してください。実の所、肉体(狭義)の表層の「身体」や、中層・深層の「身体」の体験は「夢のヨーガ」に属するもので、真実の三昧(サマディー)とは見なされないのです。要するに、どんなに明晰なものであったとしても、夢の延長線上にある体験なのです。”とコメントしました。
 このコメントから、コーリー・グッド氏の裁判での証言が正直なものであることが分かると思います。そして、彼の体験が単なる空想の産物ではなく、真正なものであることも分かると思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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アストラル投射旅行により、地球人はNASAにより100万年前の火星に移送されたと主張するCIAの文書
転載元)
2020年に機密指定解除されたCIA文書「1984年5月22日の火星探査」表紙

CIA

人類は「100万年前」に火星に移送された?

英デイリーメールで、何というのか「奇妙な記事」を見ました。

これはアメリカ CIA の文書を紹介している記事なのですが、どう説明していいものかよくわからない記事です。

CIA の機密書類そのものは以下にあります。

Mars Exploration May 22, 1984
 cia.gov

2000年8月に機密指定が解除されたようです。

興味深かったのは、記事の中に以下の記述があったことです。

CIA の報告書「1984年5月22日の火星探査」には、NASAがアストラル投射を利用して、紀元前約 100万年前に「被験者」を火星に輸送した経緯が詳しく記されている。

100万年前……。

ここに「アストラル投射」という言葉が出てきますが、辞書的には以下のようなものです。

アストラル投射

アストラル投射とは、秘教や神秘学などで使われる意図的な体外離脱を表す用語である。アストラル旅行、星幽体投射、星気体投射、幽体離脱などと言われることもある。

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秘教における体外離脱では、肉体から分離されその外側の世界を旅する能力を持つ「アストラル体」と呼ばれる意識、または霊魂の存在が措定されている。

アストラル旅行という概念は古くからあり、複数の文化に存在した。

「アストラル投射」という現代の用語は、19世紀の神智学者によって造語され広められたものである。アストラル投射は、夢および瞑想の形式と関連して報告されることもある。

wikipedia.org

私は今でも、人類が物理的に火星に行くことは完全に無理だと考えていますが、しかし、アストラル投射なら、物理学の枠組みにとらわれないので、いけるということなんでしょうか。

アストラル投射については、合衆国陸軍省の 1974年の機密文書について、2019年の以下の記事で取り上げたことがあります。

アメリカで機密指定を解除された国防情報局の文書「アストラル体の幽体離脱の研究」を見て思うのは、不可解な失踪と多次元宇宙の関係性だったり
 In Deep 2019年3月11日

ともかく、わかりやすいとは言えないですが、デイリーメールの記事をご紹介します。

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