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アメリカは直接兵器で戦わず、代理人を介して行われている、第三次世界大戦の縮図であるシリアでの戦争 〜 シリア政府、ロシア政府、イラン政府に対する代理人であるアルカイダ

竹下雅敏氏からの情報です。
 冒頭の動画は2019年のRTのインタビューのようです。アサド大統領は、“(アメリカは)イラクでは軍隊を派遣しても上手くいかないことに気づきました。…だから、代理人を送るほうがはるかに簡単なのです。つまり、アルカイダはシリア政府、ロシア政府、そしてイラン政府に対する代理人なのです。…ISISは、2014年にどのようにして突然台頭したのでしょうか? どこからともなく、無から、イラクとシリアで同時に、アメリカの兵器を持って現れたのです。それは非常に明白です。アメリカの航空機の監視下で、どうやって何百万バレルもの石油をトルコに密輸できたのでしょうか?…ですから、シリアでの戦争は、いわば第三次世界大戦の縮図ですが、直接兵器で戦わず、代理人を介して行われています。イスラエルは私たちの敵です。彼らは私たちの土地を占領しています。”と話しています。
 ISISがイラクとシリアで同時に、アメリカの兵器を持って現れたのは、リビアのカダフィー大佐を殺した後にCIAが秘密裏に始めた「ティンバー・シカモア」という機密兵器供給・訓練プログラムによるものです。
 このプログラムの目的は、シリアのバッシャール・アル・アサド大統領を権力の座から引きずり下ろすことで、シリア内戦でシリア政府軍と戦うシリア反政府勢力に資金、兵器、訓練を提供しました。
 シリアの油田をISISが略奪し、後に、やはりアメリカが支援するクルド人にその油田地帯を支配させました。ダグラス・マクレガー元米陸軍大佐は、“シリアでは、油田にしがみついて、そこから採掘した石油をイスラエルに送っている。…私たちがしていることは、イスラエルの攻撃的な戦争を続けられるようにしているだけだ。イスラエルは自衛しているわけではない。あらゆるものを攻撃している。”と話しています。
 シリアの石油をアメリカが盗んでいることは、2020年1月のFOXインタビューで、ドナルド・トランプ自身が喋っています。
 “続きはこちらから”のツイートをご覧ください。アサド大統領は2017年にトランプについてコメントし、“大統領は、異なるロビー団体や「ディープステート」、あるいは「ディープレジーム」と呼べるものの一部であり、それらが大統領に何をすべきかを指示し、実行させるのです。私が言っていることの証拠は、トランプが大統領になった後、選挙運動中に誇示していた約束や発言のほとんどを守らなかったことです。”と言っています。
(竹下雅敏)
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アサド政権崩壊後のシリア各地で戦闘が続いており、最悪のシナリオが起こりつつある / シリアが内戦に引きずり込まれた理由

竹下雅敏氏からの情報です。
 ロイターは、“アサド大統領がシリアを離れる際に飛行機墜落で死亡した可能性が「非常に高い」”と報じましたが、アサド氏とその家族はモスクワに到着し、プーチン大統領はアサド氏のモスクワへの亡命を個人的に承認したということです。
 冒頭のツイートにリンクされている青山弘之氏の記事『アサド政権が崩壊したシリアでの戦闘は止まず:ロシア、トルコ、イスラエル、米国がシリアを相次いで攻撃』によれば、アサド政権崩壊後のシリア各地で戦闘が続いているということです。
 “イスラエルは依然としてシリアを爆撃し、占領下のゴラン高原付近の新たな地域に侵攻し、ヘルモン山を完全に制圧してイスラエル国旗を掲げている”ようです。
 ShortShort Newsさんの動画でイスラエルのネタニヤフ首相は、“これは中東にとって歴史的な日です。アサド政権、ダマスカスの圧政の崩壊は、大きなチャンスをもたらすと同時に、重大な危険をはらんでいます。…起こりうる脅威に対して行動を起こさなければならないことを意味します。その一つは、1974年にイスラエルとシリアの間で締結された兵力分離協定の崩壊です。この協定は50年間維持されました。昨夜、それが崩壊しました。シリア軍は陣地を放棄しました。イスラエル国境のすぐそばに敵対勢力が入り込むのを防ぐため、我々はイスラエル軍にこれらの陣地を占領するよう命令しました。これは、適切な合意が見つかるまでの間の一時的な防衛拠点です。”と言っています。
 ハヤット・タハリール・アル・シャーム(HTS)の指導者アブ・モハマド・アル・ジュラニは、「Iraq ISIS一員で、2017年から首に$1000万掛けられてる極悪テロリストだが、国務省-CIAはシリアの新しきリーダーとして国際社会に認知させる工作中」という話でした。そのアル・ジュラニの承認を得て、「イスラエルはシリアが保有する弾道ミサイルと防空システムを破壊し、事実上シリアを武装解除した」ということです。
 英国と米国は、もはや用済みになったISISのシリア国内の75以上の拠点を攻撃したということです。シリアでは「最悪のシナリオが起こりつつある」としか思えません。
 しかし、今日のフルフォード情報日本語版『国際秩序の地殻変動と旧体制の終焉』には、“トルコが代理勢力(シリアの反政府派)を援護し、アサド政権下のシリア政府軍に全面攻勢を掛けたのだ。これにより、今後は第一次世界大戦以降につくられた中近東の国や国境が一気になくなっていくだろう。”とあり、フルフォード氏は今回のトルコの動きをロシア政府が容認していたと見ています。
 私も同じ感覚なのですが、もともとシリアが内戦に引きずり込まれたのは、最後のツイートの地図にある「カタール・トルコ間のガスパイプライン建設」をアサド大統領が拒否したからです。このパイプライン建設はロシアだけでなく、イランと中国も不利益になります。
(竹下雅敏)
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アサド政権崩壊後のシリアが始まって数時間が経ったが、イスラエルは依然としてシリアを爆撃し、占領下のゴラン高原付近の新たな地域に侵攻し、ヘルモン山を完全に制圧してイスラエル国旗を掲げている一方、ネタニヤフ首相はシリアとの国境から勝利を宣言している。こんなことが起こると誰が予想しただろうか。

アル・ジュラニの承認を得て、イスラエルはシリアが保有する弾道ミサイルと防空システムを破壊し、事実上シリアを武装解除した。

シリアは今や西側諸国の手に落ち、自衛の手段を失っている。

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シリアの反体制派武装勢力が首都ダマスカスを制圧し、アサド政権は崩壊!アサド大統領は7日の夜に、ダマスカスの国際空港から航空機で国外に逃亡 ~この政変は中東を火の海にする

竹下雅敏氏からの情報です。
 シリアの反体制派武装勢力が首都ダマスカスを制圧し、アサド政権は崩壊しました。シリアのバッシャール・アル・アサド大統領は7日の夜に、ダマスカスの国際空港から航空機で国外に逃亡したとのことです。
 アルカイダのシリア支部とみなされているスンニ派の武装集団、ハヤット・タハリール・アル・シャーム(HTS)は11月27日にシリア軍を奇襲攻撃、州都を含むアレッポ県の大部分と北西部イドリブ県の南部を制圧しました。
 シリアの反政府勢力は12月5日に、政府軍が撤退した中部の主要都市ハマを掌握し、12月7日の報道では国内第3の都市ホムスの郊外に到達したということでした。
 反政府勢力の進軍が早すぎることから、シリア政府軍は応戦をしていないのではないかと思います。
 イランのPars Todayは「ロイター通信が2つのシリア情報筋の話として、同国のアサド大統領が飛行機事故で死亡した可能性が高いと主張しました。」と報じています。アサド大統領はその「波動」から生きていることが分かりますが、死んだことにされるかもしれません。
 “続きはこちらから”の記事をご覧ください。シリア国民軍(SNA)は、以前は自由シリア軍(FSA)と呼ばれていた組織です。トルコの支援を受けています。
 もう一つのハヤット・タハリール・アル・シャーム(HTS)はアル=ヌスラ戦線を前身とするサラフィー・ジハード主義の反政府武装組織です。アル=ヌスラ戦線はシリア、レバノンにおけるアルカイダの関連組織でCIAの資産です。記事には、「この組織はカタールからの財政的支援を受けており、ワシントンの手がそう遠くないことを意味している。」とあります。
 記事の最後のところで、「バシャール・アル・アサドの打倒とそれに続くシリアの混乱は、より大きなイスラエルの利益のために地域を再編するという現在のイスラエル政府の目標を達成するだろう。…このような視点は、シオニズム内で過大な割合を占めるメシア主義者たちや、アメリカの伝道者たちにも共有されている。」とあるように、今回の政変は中東を火の海にするためのものです。
 イラン、カタール、サウジアラビア、ヨルダン、エジプト、イラク、トルコ、ロシアは共同声明を発表し、「この危機は、1つの危険な政変であり、我々は政治的解決を求めている」と表明しています。
 しかしアメリカ・イスラエルは当然として、共同声明を発表したこれらの国の首脳陣、そしてバシャール・アル・アサドも今回の政変を事前に承認していたように思えます。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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「暗黒時代終わった」首都ダマスカス制圧しアサド政権崩壊と主張 シリア反体制派勢力(2024年12月8日)
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[X]朝鮮戦争の概説

竹下雅敏氏からの情報です。
ぴよぴーよ速報を超えた。
(竹下雅敏)
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「非常戒厳」を宣言するという賭けに出た尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の実情 ~ウクライナ戦争での「対ロシア制裁」のブーメラン効果

竹下雅敏氏からの情報です。
 NHKの速報によると、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の弾劾を求める議案の採決は「事実上、否決される見通しとなった」とのことです。
 議案の可決には、与党から少なくとも8人の賛成が必要ですが、与党「国民の力」は国会での採決で、党として反対する方針を決め、採決を前にほとんどの議員が議場から退出したということです。
 大統領夫人の金 建希(キム・ゴンヒ)氏には様々な疑惑がある(4分25秒)ということなので、「整形疑惑かな?」と思いましたが、“特に厳しい追求を受けることとなったのが、高級ブランドバックを受け取った収賄疑惑と株価操作に関与した疑惑です(4分45秒)”とのことです。
 夫人のスキャンダルもありますが、韓国の議会は定数300に対し最大野党「共に民主党」が170議席を有していることから、尹錫悦大統領は現実問題として国家の運営が困難な状況に追い込まれていました。
 こうした状況を打破するために、「非常戒厳」を宣言するという賭けに出たのだと思いますが、見事に失敗したということではないでしょうか。
 フランスでは、2025年度の社会保障に関する予算案を強行採択したことで、ミシェル・バルニエ首相の内閣不信任決議案が可決。バルニエ内閣は発足からわずか3カ月で崩壊することになりました。
 ドイツも先月、低迷するドイツ経済の活性化策についての意見の相違からオラフ・ショルツ首相の率いる与党連合が崩壊し、ショルツ政権は下院(連邦議会)で過半数割れになりました。
 これらの出来事は、ウクライナ戦争での「対ロシア制裁」のブーメラン効果によるものです。
 “続きはこちらから”の櫻井ジャーナルには、“アメリカ政府の好戦的な政策に従って彼(尹錫悦大統領)は中国やロシアとの関係を悪化させていくのだが、必然的に韓国経済は悪化。その結果、国民の支持率は 20%を切った”とあります。
 そうした尹錫悦政権を支えていたのはアメリカの好戦派であり、引用元では「韓国の現政権が倒れることはジョー・バイデン政権を支えてきたネオコンにとって大きなダメージ」だとしています。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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「もう私たちの大統領ではない」…“戒厳令”で揺れる韓国 尹錫悦大統領らを“内乱罪”で刑事告発・捜査へ 突然の“戒厳令”の背景に夫人疑惑も【news23】|TBS NEWS DIG
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