注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
18日の会見で小池知事は、開催地変更について「突如提案されたことに疑問を感じざるを得ない」と、言葉の端々に怒りをにじませていた。立腹の最大の原因は、IOCにすっかり“蚊帳の外”に置かれてしまったことだ。
9月27日から今月6日まで行われたドーハ世界陸上の女子マラソンでは、酷暑の影響で参加選手の約4割が棄権した。この惨状の危機感から、IOCは東京五輪のマラソン・競歩会場の変更を模索。都を完全にすっ飛ばして大会組織委員会と水面下で調整し、16日に「札幌開催」を公表した。
小池知事が初めて知ったのは公表直前の15日。組織委の森喜朗会長は先週半ばに橋本聖子五輪相や一部の都議、札幌市や北海道側に連絡していたというから、小池知事だけが“排除”された格好だ。
(中略)
(中略)17日には「涼しいところと言うのなら、北方領土でやったらどうか」と笑えないジョークを飛ばしたが、オリンピック憲章は五輪の政治利用を否定している。
(以下略)
始まる前から伝説になりそうな東京五輪
— Dr.ナイフ (@knife9000) 2019年10月17日
・新国立競技場の建設費が高すぎて白紙撤回
・佐野研二郎氏の公式エンブレムがパクリと判明し撤回
・招致に賄賂疑惑。JOC竹田会長が仏当局から起訴され辞任
・水泳会場がウンコ臭く調べたら大腸菌だらけだった
・IOCからマラソンを札幌に変えられる←最新
東京五輪マラソンの札幌開催案 競技日の変更はなしhttps://t.co/uR9B0ukV2I
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2019年10月17日
IOC調整委員会のコーツ委員長「先週には北海道出身の(橋本聖子)五輪相が前向きであることも知った」
一部大会関係者とは調整していたことを示唆
五輪相、マラソン札幌開催に理解 「IOCは相当な危機感」 https://t.co/ykaZoDLBEk
— 建築エコノミスト森山高至 (@mori_arch_econo) 2019年10月19日
橋本聖子五輪大臣は「相当な危機感を持って決断している。IOCは、それだけ暑さ対策に注力しなければいけないと感じている」
ドーハでの世界選手権に関し「棄権するアスリートが考えていた以上に多かった」と指摘。
ちょっとトントン拍子でことが進みすぎるなあ?何か裏がありそうだ
— スズキ (@rsDmt7DQN9OM8j0) 2019年10月19日
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表向きは「かぶる傘」や「打ち水」など冗談のような酷暑対策への不信感が原因とされていますが、今頃酷暑を問題にすることの方が奇異に感じます。
鋭いツイートを辿ると、今回の「トントン拍子」に裏を感じる人は少なくなく、そもそも五輪関連の話題は全て怪しさがつきまとっていました。「酷暑」ではなく「アンダーコントロール」への不信もうかがえます。ブラックボランティアを警告した本間龍氏は、いっそIOCを理由に「この忌まわしい21世紀のインパール作戦から撤退を」とツイートしています。金子勝氏は今回の混乱について「売ったチケットがどうなるか」というレベルの反対論だけで報じられ、日本組織員会に選手主体のまともな議論がないことをツイートされています。「ボランティアの交通費自腹」「前日集合」「宿泊施設なし」の過酷なボランティア達は札幌に行くのでしょうか。
さて、危うかったと言えば、おなじみ虚構新聞です。ツイートによれば、かつて「東京五輪の札幌開催」を記事にするところだったとか。現実のタガが外れているので、社主も大変です。