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【ノヴァ音楽祭虐殺】イスラエル軍がハマスと民間人を区別せずに攻撃していることを「イスラエル公式が初めて直接認めた」

竹下雅敏氏からの情報です。
 10月7日にスーパーノヴァという名称でレイム近郊のネゲブ砂漠で行われた音楽祭が、ハマス戦闘員の攻撃を受けたことが発端となって、ハマス・イスラエル戦争が勃発しました。
 イスラエルのハアレツ紙は、「警察関係者によると、捜査の結果、現場に到着してテロリストに向けて発砲したイスラエル国防軍の戦闘ヘリコプターが、祭りの参加者の一部にも命中したようだということも判明した」と報じました。
 11月10日の記事で、ノヴァ音楽祭の戦闘時の映像かどうかは分からないが、イスラエル軍がハマスと民間人を区別せずに、30mm機関砲とロケット弾を発射している映像を紹介しました。この映像はイスラエル国防軍が公開したもので、“10月7日にガザから突破された国境を越えて流れてくるハマスのテロリストを攻撃するヘリコプターガンシップの映像”だということは分かっています。
 イスラエル軍がハマスと民間人を区別せずに攻撃している映像から、音楽祭での死者のかなりの割合が、ハマスではなくイスラエル軍によるものと推察されていましたが、今回のハアレツ紙の記事で、「イスラエル公式が初めて直接認めた」ことになります。
 イランのPars Todayは「シオニスト政権イスラエルは、先月7日にガザ地区近くの音楽祭で起きた出来事から1カ月以上経過した今になって、自軍のヘリコプターがその参加者を誤って銃撃の標的としたことを認めました。」と報じています。
 “続きはこちらから”の記事をご覧ください。イスラエル首相ベンヤミン・ネタニヤフ上級顧問マーク・レゲブ氏MSNBCのインタビューで、“10月7日にイスラエル軍がパレスチナ人戦闘員とイスラエル民間人を区別しない無差別爆撃で数百人を焼き殺したことを、おそらく意図せずに認めた”とあります。 
 最後のツイート動画は、マーク・レゲブ氏のその発言部分です。マーク・レゲブ氏は「我々は当初、10月7日に国民を襲った残虐なハマスの攻撃で、死傷者数は1400人と発表していましたが、今ではそれを1200人に下方修正しました。なぜなら、自分たちが過大評価していたと理解したからです。私たちはミスを犯した。実際、私たちのものだと思われるほどひどく焼かれた遺体もあったが、最終的にはどうやら彼らはハマスのテロリストだったようだ。」と言っています。
 イスラエルがガザでの大量虐殺の口実に使った焼死体が、実は「パレスチナ人戦闘員のものだった」ということになると、この焼死体はイスラエル軍の仕業だということになります。
 自分たちでむごたらしい殺人現場を作り出しておきながら、それをハマスのせいにして、ガザでの大量虐殺の口実にしたことは、今や明らかです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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治安機関の評価:ハマスはノヴァ祭りについて事前には知らず、上空から認識していた
引用元)
(前略)
画像はシャンティ・フーラがツイートに差し替え
10月、ランス近郊でパーティーが開かれた森。推定によると、ハマスはドローンやパラシュートを使って一行の存在を知り、通信システムでテロリストらをその場所に誘導した 写真: Eliyahu Hershkowitz

治安当局では、10月7日の虐殺を実行したテロリストらはキブツ・レイム近郊で開催されたノヴァ・フェスティバルのことを事前には知らず、大規模なイベントが開催されることを知ってその場所に来ることを決めたという評価が高まっている。
(中略)
警察関係者によると、事件の捜査により、ラマト・デービッド基地から現場に到着したイスラエル国防軍戦闘ヘリコプターがテロリストらに向けて発砲し、明らかにその場にいた酒宴参加者の一部にも命中したことが明らかになったという。祭りで人が殺された。
(中略)
「イベントには約4,400人が参加していたと推定されるが、ロケット弾攻撃の4分後にイベント解散の決定が下され、その大多数がなんとか逃げ出した」と警察幹部は語る。警察の分析によると、銃声が聞こえる30分前にパーティーの中止が決定されたため、パーティー参加者の多くが逃げ出すことができた。
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配信元)
速報: イスラエルの @Haaretz は、イスラエルの公式調査が、10月7日にノヴァのレイムで @IDF のヘリコプターがイスラエル市民を殺害したと断定したと報じている。
スクリーンショットのテキストはGoogleで翻訳。
オリジナルのヘブライ語はこちら: https://haaretz.co.il/news/politics/

速報:@haaretzcom 英語版でお伝えします:
イスラエルの公式調査で初めて、イスラエルが自国の民間人を殺害したことが確認された - @intifadaや他の数少ない人々がずっと報じてきたように。 https://haaretz.com/israel-news/20

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イスラエル軍によるアル・シファ病院でのバレバレな工作行為 / アル・シファ病院の酷い現状 ~ガザの医療システム全体を崩壊させている

竹下雅敏氏からの情報です。
 ANNニュースの冒頭、イスラエル軍のコンリクス報道官は「これから建物に入り、発見された数々の証拠品をノーカットでご覧にいれます」と言い、病院内で発見されたというAK47自動小銃、弾薬、手りゅう弾などを見せています。
 ニュースでは、“映像には、一瞬、報道官の時計が映りました。時刻は午後1時18分。シファ病院への急襲が行われたのが、午前2時ごろだったので、突入から半日近く経ったことになります。その間で押収されたのは、10丁ほどの自動小銃、手りゅう弾、防弾チョッキ。幾度となく主張してきたハマスの司令部を思わせるような規模ではありません”と報じています。
 14秒~44秒でアル・シファ病院のMRI病棟の映像が流れ、ここで武器が見つかったとコンリクス報道官は説明しているのですが、「MRIの部屋は金属厳禁だよ」ということをイスラエル軍は知らなかったらしい。
 コンリクス報道官は「発見された数々の証拠品をノーカットでご覧にいれます」と言っていたのですが、証拠として出した編集していない動画は削除されており、新たに編集し直したものを挙げているようです。
 Atsuko S氏の動画の2分30秒のところで、卓上のラップトップパソコンが写っていますが、ぼかしが入っています。
 「最初に公開したビデオには、背景にイスラエル兵士の個人写真が入ったラップトップがあった」のです。このパソコンがイスラエル軍によって持ち込まれたことがバレバレなので、あわてて削除して編集し直したものを再アップしたようです。
 “イスラエル軍はアル・シファ病院を占領して、ハマスの拠点の証拠を出す前に、「医療品」という大きなラベルを貼り付けた大量のダンボール箱を搬入”していました。イスラエルは「私たちの部隊はガザの地上でシファ病院に人道支援物資を届けています。」とツイートしているのですが、“医師たちは何の援助も受けていないと述べた”とのことです。
 アル・シファ病院に搬入された「医療品」という大きなラベルを貼り付けた大量のダンボール箱の中に、ハマスのものとされる武器が入っていたということなのでしょう。
 また、アル・シファ病院の地下にトンネルが見つからなかったことについて、イスラエル諜報特務庁(モサド)は「シファ病院の医療スタッフは、3日間イスラエル国防軍(IDF)の到着を遅らせ、ハマスに協力し、その間にトンネルの開口部がわからないようにセメントやセラミックでトンネルを封鎖するなどして証拠を消した。」とツイートしています。
 MRIの件も含めイスラエルの行動は「バカすぎてうんざりする」ところです。
 しかし本当に問題なのは、“続きはこちらから”のツイートにあるアル・シファ病院の現状です。それだけではなく「イスラエルはガザで最後に機能していた病院を戦車で包囲し、救急車の出動や負傷者の収容を阻止」しているのです。ガザの医療システム全体を崩壊させています。イスラエルはテロ国家だと断言できます。
(竹下雅敏)
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「軍事拠点の証拠」主張…シファ病院の内部映像公開も“地下トンネル”公開されず(2023年11月16日)
配信元)
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配信元)



※英文全文はツイッターをクリックしてご覧ください
午前中、彼らはアル・シファ病院への援助だと言って段ボール箱を持ってきた。その時、医師たちは何の援助も受けていないと述べた。

夕方、その段ボール箱は再び現れ、病院内に武器があったという証拠に姿を変えた。

私たちの心をバカにするのはやめてください

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世界で最も重要な航路に対するアメリカとイスラエルの支配を確固たるものにするために、何十年も前から計画されてきたベングリオン運河|“2020年にトランプ大統領の下で調印されたアブラハム合意で具体化”した、イスラエルがヨーロッパへのガスの主要供給国になるという「新中東構想」

竹下雅敏氏からの情報です。
 独立系ジャーナリストのリチャード・メドハースト氏は、“イスラエルとアメリカは、ベングリオン運河と呼ばれる運河の建設を何十年も前から計画してきた。…言うまでもなく、スエズ運河は地球上で最も重要で、本質的な地政学的資産のひとつだ。地中海と紅海を結んでいる。…イスラエルがガザを絶対に消滅させようとする理由はここにある。…エジプトのシシ大統領はここ数週間、パレスチナ人をガザから連れ去り、シナイ砂漠に移住させるというイスラエルの計画を受け入れたら、イスラエルがその代償を支払い、米国がエジプトの国家債務を帳消しにすると言われた。…この運河は、世界で最も重要な航路に対するアメリカとイスラエルの支配を確固たるものにし、彼らに海上貿易の完全な支配権を与えるだろう。…アメリカとイスラエルは、イランや中国の船舶をバブ・エル・マンデブ海峡から紅海まで、いつでも攻撃することができる。…この最後のパズルの最後のピースによって、アメリカとイスラエルは世界の海上貿易を支配できるようになる。彼らはこれを自国経済の利益のためだけでなく、中国、イラン、エジプト、シリア、レバノンなど他国の経済に損害を与え、攻撃するために使うことができる”と話し、イスラエルがガザを地図上から消し去ろうとする動機を説明しています。
 ツイートの「イスラエル・ガザ戦争についての私の見解」には、ガザ沖のパレスチナの巨大なガス埋蔵量と、ベングリオン運河の建設の両方によって、イスラエルはヨーロッパへのガスの主要供給国になるという「新中東構想」の実現のために、パレスチナ人を排除する戦争が必要であり、ハマスに戦争を起こさせたと言っています。
 “続きはこちらから”をご覧ください。この「新中東構想」は、“2020 年にトランプ大統領の下で調印されたアブラハム合意で具体化”したわけです。
 トランプ元大統領は「私はイスラエル第一主義だ」として、“ガザでの戦いのためにイスラエルへの米国の軍事援助を増やすことを支持する”と述べたということです。
 ロイターの2017年5月23日の記事『トランプ大統領が輝く球体に手を乗せる画像、ネット上で連想呼ぶ』には、トランプとサウジアラビアのサルマン国王とエジプトのシシ大統領の3人が輝く球体の上に手を乗せている画像があります。
 インドからアラブ首長国連邦、サウジアラビア、ヨルダン、イスラエルを通り、ヨーロッパに至る経済回廊の構想は、このときに合意されたと見て良いのではないでしょうか。
 現状は、ウクライナでの結果を見てサウジアラビアは勝ち馬に乗り、中国の仲介でイランとの国交正常化を合意したことで、この「新中東構想」の実現は難しくなりました。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)


【⬇︎ツイート全文をご覧になる場合はさらに表示をクリック】
イスラエル・ガザ戦争についての私の見解
他の地域勢力は、ガザ沖のパレスチナの巨大なガス埋蔵量がネタニヤフ首相によって奪われることと、ベングリオン運河の建設の両方を阻止するために、ハマスに戦争を起こさせた。パレスチナ人の抵抗とは何の関係もない。そう信じるのは、ロマンチックでナイーブな抵抗神話論者でなければならない。

ネタニヤフ首相が10月7日のテロを許したのは、政治的キャリアと自分自身を刑務所から守るために、単純な土地の強奪を望んだからだ。アメリカはまた、パレスチナのガスがすべてイスラエルに行き、ヨーロッパ全土に供給されるようにするために、この土地を欲しがっている。つまり、イスラエルは新たなロシアとして、ヨーロッパへのガスの主要供給国になるのだ。だからこそ、アメリカ・イギリス・EUのための戦争は迅速に行われなければならないのであり、ガザ側で膨大な数の民間人が犠牲になることを意味する。

ベングリオン運河の実際のルートを図にしても意味がない。ガザを貫通する方がはるかに理にかなっており、より安価で、ガザをイスラエルから切り離すことができる。そのためネタニヤフ首相は、ガザの北側、つまり行けるところまでしか進まず、そこに運河が建設されることになるだろう。

私にとっての問題は、自国の政府が民族浄化を積極的に奨励し、それに加担していることだ。何千人もの市民や子どもたちが殺されている。自国の政府は、直接的に民族浄化に加担していないにせよ、高度に共謀しているのだから、ジュネーブ条約とローマ条約に基づき、このことだけでもニュルンベルク2.0裁判に値する。これでは政権を維持することはできない。

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バイデン政権とネタニヤフ政権は事前に攻撃計画を知っていた可能性が高いのだが、その後、イスラエルはパニックに陥っているとしか考えられない ~イスラエルの迎撃ミサイル「アイアンドーム」のミサイルがUターンしてテルアビブの家屋や病院を破壊

竹下雅敏氏からの情報です。
 櫻井ジャーナルは、“バイデン政権とネタニヤフ政権は事前に攻撃計画を知っていた可能性が高いのだが、その後、イスラエルはパニックに陥っているとしか考えられない”と言っています。
 及川幸久氏は『イスラエル-ハマス紛争はネオコンの計画通り』という動画の中で、“今日の動画では、そもそもこのイスラエル・ハマス紛争というのは、計画されていたものじゃないかと。誰が計画したのか、ネオコン。そういう内容です。…10月7日のハマスによるイスラエル攻撃とは、これは突然起きたものではなくて…アメリカのネオコンとネタニヤフ首相がヒズボラと、その資金とか武器の供給源であるイラク、シリア、イランをアメリカが攻撃する口実を作るためにやらせたんだと。分かっててやらせたんだという話なんですよ”と言って、ロナルド・レーガン大統領下で財務次官補(経済政策担当)を務めたポール・クレイグ・ロバーツ氏の説を紹介しています。
 J Sato氏のツイートに「史上最速で偽旗とバレるピンチ」とあるように、多くの人がイスラエルは被害者ではなく、パレスチナ人に対するジェノサイドの加害者であると認識しています。
 イスラエルはメディアをコントロールすることで、ガザへの空爆と地上戦を正当化できると思っていたのでしょうが、虐殺されたガザの子供たちの死体の映像などがSNS上に出回り、イスラエルがこれまでに行ってきた極悪非道な所業を、多くの人が知ることになりました。
 これはX(旧ツイッター)の影響が大きいのではないかという気がします。イーロン・マスクは、「私は2度目のブースター接種で重度の副作用があった。数日間死ぬかと思ったよ。」とツイートしていましたが、この体験が言論の自由を死守する行動のきっかけだったのかもしれません。
 深田萌絵さんの『Twitter買収のイーロン・マスクが社員半分クビ!!背後に中国の動き!?』によると、「イーロン・マスクのTwitter買収の資金源、私が調査する限りではどうもバックは中国なんですよね」ということらしい。
 今回のイスラエルの残虐行為の映像が出回り、イスラエルとアメリカが困っているわけですが、中国の思うツボにはまっているのかも知れません。
 “続きはこちらから”の映像は象徴的ですよ。イスラエルの迎撃ミサイル「アイアンドーム」のミサイルがUターンしてテルアビブの家屋や病院を破壊しているらしい。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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キリスト教シオニストが支えるネオコンとリクード
引用元)
10月7日にパレスチナの武装グループがイスラエルを陸海空から攻撃した頃、アメリカのジョー・バイデン大統領とイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は窮地に陥っていた。

アメリカはネオ・ナチを使い、ウクライナでロシア軍と戦っていたが、アメリカ側の敗北を隠しきれなくなっていた。スキャンダルまみれのバイデンにとって致命的だ。汚職事件で逮捕、起訴は免れないと言われていたネタニヤフも追い詰められていた。

しかし、ガザでの戦闘によってバイデンとネタニヤフは一息つくことができたとは言えない。バイデン政権とネタニヤフ政権は事前に攻撃計画を知っていた可能性が高いのだが、その後、イスラエルはパニックに陥っているとしか考えられないのだ。

冷静に考えれば、ハマスの攻撃を強調すべきなのだが、ガザで無差別攻撃を始め、1万人以上の市民をすでに殺したと見られている。そのうち約4割は子どもで、子どもの死体を写した写真、映像が世界へ発信されている。そうした情報が漏れることを防ぐため、インターネットを遮断したが、それでも漏れる。イスラエルがガザで住民を大量殺戮していることを世界の人は知った。
(以下略)
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配信元)



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中東地域で際立った軍事力を誇るイスラエルとハマスの軍事部門のアル=カッサム旅団では、戦力が違い過ぎるにも関わらず、相当に苦戦しているイスラエル

竹下雅敏氏からの情報です。
 スコット・リッター氏は、「イスラエル軍はあまり優れていません。…主力である歩兵部隊や装甲部隊はあまり優れていません。…今度はイスラエルの誰もがやりたくないことを求められています、ガザへ行くことです。…ハマスが彼らを待ち構えているため、彼らは恐怖におののいています。」と言っていましたが、ハマスの公式声明や冒頭の「ガザ地区での地上戦の映像」を見ると、イスラエルは相当に苦戦しているのかも知れないと思いました。
 イスラエル国防軍の現在の主力戦車である「メルカバMk4」には、対戦車ミサイルやロケット弾から車両を守るために、レーダーで探知し、散弾を発射する「トロフィー」というアクティブ防護システム(APS)が搭載されています。
 しかし、そのメルカバMk4がハマスの攻撃で撃破されています。「ハマスは、45mくらい以内からロケット推進式擲弾(てきだん)を放てば、おそらく反応が間に合わないためトロフィーを出し抜けるとみている」とのことです。また、ドローンから対戦車ロケット弾を投下する「ドローン攻撃」の映像もあります。
 中東地域で際立った軍事力を誇るイスラエルとハマスの軍事部門のアル=カッサム旅団では、戦力が違い過ぎて常識ではハマスに勝ち目はありません。
 しかし、パレスチナの一般市民をいたぶることばかりしてきたイスラエル軍が強いはずはありません。ウクライナのアゾフ大隊がロシア軍に圧倒されたのと似たようなことが起こるのではないでしょうか。
 ヒズボラ指導者のハッサン・ナスララ氏は、イスラエルに宣戦布告をしませんでした。RTの記事によると、“ハッサン・ナスララは金曜日、ハマスがガザで勝利を収めるまで、イスラエル軍との小競り合いを続けると述べた。…「今日、ガザで起きていることは、単なる戦争ではなく、未来を再形成する結果を伴う決定的な歴史的戦いである」とナスララはテレビ演説で述べた。…ナスララは、イスラエルの戦闘部隊の3分の1とレバノン国境付近の海軍資産のほぼ半分を拘束することで、これまでの戦闘に貢献してきたと述べた。…戦争が拡大した場合、ナスララはアメリカに対し、「あなた方アメリカ人は、自分の船、飛行機、兵士で代償を払うことになるだろう」と警告した”ということです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)

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ガザ戦に関するハマスの公式声明
引用元)
ハマスの武装組織であるアル・カッサム旅団のスポークスマン、アブ・オベイダが新たな声明を発表した:

アル・アクサ・フラッド作戦の開始から27日後、我々の戦闘員はガザ北西部、南部、ベイト・ハヌーンで占領軍と対峙し続け、占領軍の車両や兵士に対する攻撃を成功させている。

この48時間で、わが軍の戦闘員は、対戦車兵器、直接交戦、ドローンを駆使して、戦車1個大隊に相当する戦車を破壊し、多数の占領軍兵士を死傷させた。

今日の午後、我々はガザ市の北西軸で大規模な反撃を行い、戦車6両、兵員輸送車2台、トンネル掘削機を破壊した。

敵の死傷者数は、敵司令部の発表よりもはるかに多い。

我々は敵陣を包囲し、至近距離から攻撃することに成功した。

占領軍が世界最高の装甲車として紹介したナマー兵員輸送車は、我々の砲撃に対する最初のテストで失敗した。
(以下略)

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