イスラエル軍によるアル・シファ病院でのバレバレな工作行為 / アル・シファ病院の酷い現状 ~ガザの医療システム全体を崩壊させている

竹下雅敏氏からの情報です。
 ANNニュースの冒頭、イスラエル軍のコンリクス報道官は「これから建物に入り、発見された数々の証拠品をノーカットでご覧にいれます」と言い、病院内で発見されたというAK47自動小銃、弾薬、手りゅう弾などを見せています。
 ニュースでは、“映像には、一瞬、報道官の時計が映りました。時刻は午後1時18分。シファ病院への急襲が行われたのが、午前2時ごろだったので、突入から半日近く経ったことになります。その間で押収されたのは、10丁ほどの自動小銃、手りゅう弾、防弾チョッキ。幾度となく主張してきたハマスの司令部を思わせるような規模ではありません”と報じています。
 14秒~44秒でアル・シファ病院のMRI病棟の映像が流れ、ここで武器が見つかったとコンリクス報道官は説明しているのですが、「MRIの部屋は金属厳禁だよ」ということをイスラエル軍は知らなかったらしい。
 コンリクス報道官は「発見された数々の証拠品をノーカットでご覧にいれます」と言っていたのですが、証拠として出した編集していない動画は削除されており、新たに編集し直したものを挙げているようです。
 Atsuko S氏の動画の2分30秒のところで、卓上のラップトップパソコンが写っていますが、ぼかしが入っています。
 「最初に公開したビデオには、背景にイスラエル兵士の個人写真が入ったラップトップがあった」のです。このパソコンがイスラエル軍によって持ち込まれたことがバレバレなので、あわてて削除して編集し直したものを再アップしたようです。
 “イスラエル軍はアル・シファ病院を占領して、ハマスの拠点の証拠を出す前に、「医療品」という大きなラベルを貼り付けた大量のダンボール箱を搬入”していました。イスラエルは「私たちの部隊はガザの地上でシファ病院に人道支援物資を届けています。」とツイートしているのですが、“医師たちは何の援助も受けていないと述べた”とのことです。
 アル・シファ病院に搬入された「医療品」という大きなラベルを貼り付けた大量のダンボール箱の中に、ハマスのものとされる武器が入っていたということなのでしょう。
 また、アル・シファ病院の地下にトンネルが見つからなかったことについて、イスラエル諜報特務庁(モサド)は「シファ病院の医療スタッフは、3日間イスラエル国防軍(IDF)の到着を遅らせ、ハマスに協力し、その間にトンネルの開口部がわからないようにセメントやセラミックでトンネルを封鎖するなどして証拠を消した。」とツイートしています。
 MRIの件も含めイスラエルの行動は「バカすぎてうんざりする」ところです。
 しかし本当に問題なのは、“続きはこちらから”のツイートにあるアル・シファ病院の現状です。それだけではなく「イスラエルはガザで最後に機能していた病院を戦車で包囲し、救急車の出動や負傷者の収容を阻止」しているのです。ガザの医療システム全体を崩壊させています。イスラエルはテロ国家だと断言できます。
(竹下雅敏)
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「軍事拠点の証拠」主張…シファ病院の内部映像公開も“地下トンネル”公開されず(2023年11月16日)
配信元)
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配信元)



※英文全文はツイッターをクリックしてご覧ください
午前中、彼らはアル・シファ病院への援助だと言って段ボール箱を持ってきた。その時、医師たちは何の援助も受けていないと述べた。

夕方、その段ボール箱は再び現れ、病院内に武器があったという証拠に姿を変えた。

私たちの心をバカにするのはやめてください


イスラエルはアル・シファを拘置所に変えた。
何十人もの活動家と難民が恣意的に拘束され、裸にされ、目隠しをされ、イスラエルの戦車の間に人間の盾として置かれた。

トンネルも人質も見つかっていない! 病院からイスラエル軍に向けて発砲された銃弾は一発もない。

緊急ビル内で動くものはすべて、イスラエル国防軍によって銃撃される。

倉庫が爆撃されたと報道されているが、そこには医薬品や医療器具があった。

兵士たちは専門外科の建物で暴れまわり、壁を壊している。

男性難民と活動家は自動的に容疑者として扱われる。ある者は誘拐され、知らない場所に連れて行かれた。ある者は尋問され、裸にされ、縛られ、目隠しをされ、寒さと雨の中、病院の入り口に置かれた。

IDFは男性難民に「投降」を呼びかけている。

イスラエルはアル・シファへの水、食料、燃料、電力をカットし続けている。

彼らは、指定された「安全な」通路にいる人々に発砲した。

イスラエルの戦車や軍隊から、大音量の銃撃や砲撃が絶え間なく聞こえてくる。

繰り返しになりますが、アル・シファ内からは一発の銃弾も撃ち込まれていない!

医師や医療スタッフは、診療科間の移動も患者への対応もままならない。

病院の中庭には数十体の遺体が散乱している。中には1週間も腐敗しているものもある。誰も埋葬に行くことができない。

水も一滴もない!

人々は病院内に閉じ込められている。避難して逃げようとし、白旗を掲げた何人かはIDFに銃撃された。

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