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[櫻井ジャーナル]経済問題を民族問題にすり替え、貧困の深刻化で支配/被支配階級を作り上げたいらしい曽野綾子

竹下雅敏氏からの情報です。
 道徳が義務付けられるようになるようで、この曽野綾子なる人物は、なんでも道徳の教科書で取り上げられ、どうも模範的人物として扱われるという冗談のような話があります。あべぴょんの関係者なのだから、同じタイプの人間だということは明らかで、この記事の内容は実に納得出来ます。
 驚いたのは、文末の彼女の夫である三浦朱門氏の言葉です。これを読むと、ゆとり教育は失敗ではなくて、完全に成功したのだとわかります。ゆとり教育の目的は学力の低下だったわけです。要するに、庶民に対しては“余計なことを考える力をつけさせたくない”ということだったようです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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経済問題を民族問題にすり替え、貧困の深刻化で支配/被支配階級を作り上げたいらしい曽野綾子
転載元より抜粋)
 曽野綾子なる人物が産経新聞に書いたコラムの内容が問題になっているようだ。

「若い世代の人口比率が減るばかりの日本では、労働力の補充のためにも、労働移民を認めなければならない」ということだ。違法にしろ合法にしろ、移民が増えている欧米では賃金水準の引き下げや労働環境の悪化が問題になっている。支配層にとって労働移民は労働者の力を削ぐ手段のひとつで、だからこそEUでは移民を規制すべきだという政党への支持が増えているのだ。

 介護の現場で問題になっているのは労働力の不足ではなく、低賃金で劣悪な環境で働く若者を集められないことにあり、適切な対価を事業者や労働者へ支払えば解決される。この問題の根は非正規雇用の増大や残業代ゼロ法案と一緒だ。

 非正規雇用の問題でも支配層は働き方の多様化というようなことを宣伝していたが、ならば、賃金だけでなく保険や年金についても同一条件にしなければならない。勿論、実際は違うわけで、本音は賃金の引き下げと労働環境の劣悪化を推進したいということにほかならない。

 曽野のコラムを読むと、「高齢者の面倒を見るのに、ある程度の日本語ができなければならないとか、衛生上の知識がなければならないとかいうことは全くないのだ」と主張している。「優しければそれでいいのだ」という。

 介護のためには専門的な知識が必要なのであり、「孫」が面倒を見るにしても、知識を得るために専門家からアドバイスを受ける必要がある。運動能力を維持させるだけでも専門家と施設が必要だ。こうした知識がなく、経済的な余裕もないことから悲劇が起こってきた。

 コミュニケーション能力を無視しているということは、介護者だけでなく、介護を受ける必要のある高齢者の人格を考慮していないということでもある。「姥捨て」の発想だ。

 曽野が想定している労働移民は、賃金の引き下げと労働環境の劣悪化を意味している。
当然、貧困問題が深刻化し、犯罪も増えるだろう。これは「他民族の心情や文化」の問題ではなく、経済の問題だ。

 貧富の差が拡大していけば、アメリカのように居住地域は所得/経済力によって色分けされてくる。経済力による棲み分けが起こるのが先だ。「高級住宅地」に低所得者は住めない。曽野綾子は原因と結果を取り違えている。アメリカでは歴史的な背景から人種と経済力に相関関係があり、人種の問題のように見えるが、実際は経済問題。

 南アフリカでも同じことが言える。ヨーロッパ系の人びとが先住の人びとを支配するアパルトヘイトと戦ったネルソン・マンデラは1993年にノーベル平和賞を受賞したが、批判の声はある。彼は政治的な平等を実現するために努力したものの、経済の仕組みが温存されたため、貧富の格差は解消されず、そうした格差に基づく社会不安は解決されなかったからだ。南アフリカの問題も「他民族の心情や文化」ではなく、経済に根ざしている。

 アメリカでは貧困を犯罪にしようという動きもあるが、アパルトヘイトは特定の地域を収容所にするという制度であり、問題を力で封じ込めるという政策だ。現在、イスラエルで導入されている。「他民族の心情や文化」を強調するのは、被支配者を分断したいからにほかならない。

 本来、居住をともにするために理解し合う努力をしなければならないのであり、交流すれば、自然と理解は進む。そうした理解が進むことを恐れるのは支配層だ。フランス国王ルイ11世は「分割して支配せよ」と言ったそうだが、互いに反目させ、争わせ、統一的な反対勢力を形成させないようにするのは支配者たちの常套手段である。

 ところで、曽野の結婚相手で教育課程審議会の会長を務めたことのある三浦朱門は「ゆとり教育」について次のように語っている:

 「平均学力が下がらないようでは、これからの日本はどうにもならんということです。できん者はできんままで結構。戦後五十年、落ちこぼれの底辺を上げることにばかり注いできた労力を、できる者を限りなく伸ばすことに振り向ける。百人に一人でいい、やがて彼らが国を引っ張っていきます。限りなくできない非才、無才には、せめて実直な精神だけを養っておいてもらえばいいんです。」(斎藤貴男著『機会不平等』文藝春秋、2004年)

 被支配階級である庶民には「実直な精神だけを養っておいてもらえばいいんです」ということだ。余計なことを考える力をつけさせたくないということだろう。介護者は「優しければそれでいいのだ」という曽野の主張と共鳴し合っている。

[毎日新聞 他]米西海岸:物流停滞、労使紛争で港湾閉鎖 〜外部による「経済攻撃」〜

 フルフォード氏の最新メルマガによると米西海岸の港湾閉鎖は“外部による「経済攻撃」”で“事実上のアメリカに対する貿易封鎖ではないか”と囁かれているようです。3本目の記事はフルフォード氏の紹介リンクで、写真で状況が確認できます。
 1本目の記事にあるように西海岸港湾労働者の平均年収は驚くほど高いので、去年の5月から始まった労使交渉がここまでこじれるのは不自然な感じがします。こちらのロイターの記事によると意図的に使用者側が引き延ばしているようにも思えます。
 日本でもマクドナルドやケンタッキーのフライドポテトに影響が出ています。ただでさえ異物混入事件で業績が悪化しているマクドナルドにとって、フライドポテトの販売制限は好採算の商品と言われるだけに打撃もかなりあるのでないでしょうか。
(編集長)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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アメリカ西海岸の港湾労使交渉はぐたぐだな模様
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米西海岸:物流停滞、労使紛争で港湾閉鎖
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[Business Journal]「過労死は自己責任」発言の女社長、今度は「働かない若者には公園掃除などの労役」と提言

竹下雅敏氏からの情報です。
 ピケティ氏は、貧富の格差を是正するために累進課税を提唱しているとのこと。ピケティ氏を支持すると言いながら、あの竹中平蔵は“正規も非正規も同一条件にすればいい”と、さらなる労働規制の緩和を呼びかけたとのこと。要するに、正社員を無くして全員非正規にすれば平等だというわけです。よくここまでねじけた発言が出来るものだと感心します。
 資本主義そのものが抱える問題として、“貧富の格差がますます開いて行く”ことに関して、ピケティ氏は“その理由はわからない”とのこと。プラウトを提唱するサーカー氏は、これをバイシャ(商人)のメンタリティーによる貪欲が理由であるとしています。ピケティ氏の経済理論に共感する方は、是非ともサーカーの進歩的活用理論を勉強してください。そこには経済の基礎となる根本的な考え方が記されています。
(竹下雅敏)

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「過労死は自己責任」発言の女社長、今度は「働かない若者には公園掃除などの労役」と提言
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[LITERA]官邸の圧力!?『報道ステーション』で安倍批判をした古賀茂明が番組を降ろされた!

竹下雅敏氏からの情報です。
 言論弾圧が確実に進んでいるようです。記事によると、報道ステーションが事実上やられてしまったように思います。ここが安倍批判の最前線だったので、現状はISISによって陥落寸前だったシリアのコバニのようになって来ました。こうしたやりたい放題がいつまで続くのか。
 人々が表面的な世論工作に騙され続ける限りは、例え安倍晋三が病気でいなくなったとしても、本質的な変化はないでしょう。国民が政府に騙されていることを知る以外に、根本的な変革は望めないと思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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官邸の圧力!?『報道ステーション』で安倍批判をした古賀茂明が番組を降ろされた!
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[板垣英憲氏ほか]イスラム国を利用したイスラエル(シオニスト達)の野望

竹下雅敏氏からの情報です。
 ISISがイスラエルでテロを起こさないこと、またイスラエルに対して宣戦布告をしないことからわかるように、ISISを育てたのはシオニストなのです。ただ現在は、彼らのコントロール下に無いと思います。
 ISISの目的は、板垣英憲氏の記事にある大イスラエル構想にあります。イスラエルの周りの国をISISが破壊し、最後にイスラエルがISISを撲滅すれば、周りの国はすべてイスラエルのものになります。イスラエルが確実に戦争に勝てると考えているのは、イスラエルが所有する数百発の核弾頭のせいです。自分たちの野望の実現のために、核戦争をされたのではたまりません。彼らの計画はバレバレなので、彼らの思うようにはならないでしょう。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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イスラエルのネタニヤフ首相が、「イスラム国」の行方を予測し、「大イスラエル構想」を語り始めている
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「イスラエルの核兵器は世界にとっての脅威」
転載元より抜粋)
b10 カナダの歴史家、アンソニー・ホール氏が、シオニスト政権イスラエルの核兵器は世界的な危険だとしました。

レスブリッジ大学の国際関係学の教授であるホール氏は、プレスTVのインタビューで、「イランと欧米の核協議は今も続いているが、欧米諸国とイスラエルは大量に核兵器を保有していることに注目すべきだ」と語りました。
さらに、「イスラエルは核協議を妨害している」と強調しました。

ホール氏は、核協議におけるイランへの圧力は続いているが、その一方で西側はイスラエルのNPT核兵器不拡散条約加盟に向けて全く圧力をかけていない、としました。
また、「この状況は、イランの核計画に関する欧米の欺瞞のダブルスタンダード政策を示している」としました。
さらに、「イスラエルはガザ攻撃により、どのような性質を持っているのかを示した」と述べました。

このアメリカの行為は明らかに国際法規に違反するものとみなされます。
イスラエルは数百発の核弾頭を保有しており、NPTへの加盟を拒否しています。
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アメリカ国防総省、「アメリカはイスラエルの水素爆弾製造を支援」
転載元より抜粋)
b20 最近公表された機密報告書は、アメリカ国防総省が、国際法規に反する行為の中で、シオニスト政権イスラエルの水素爆弾製造を支援していたことを示しています。

プレスTVによりますと、1987年の報告によれば、イスラエルの核施設は、アメリカの核兵器製造に重要な役割を果たしているロスアラモスとオークリッジの国立研究所とつながりがあった、ということです。

この386ページにわたる報告書、「イスラエルとNATO加盟国における技術的な批評」は、イスラエルの核施設が核兵器の設計と製造に必要な技術や基盤を有していたことを示しています。
この報告書では、「イスラエルは水素爆弾を製造することのできるコードを作ろうとしている。これらのコードはミクロ、マクロレベルでの核の分裂と溶解の過程を説いている」とされています。

こうした報道の一方で、シオニスト政権のネタニヤフ首相は、イランへのさらなる圧力とイランの平和的核計画の停止に向け、来月アメリカ議会で演説することになっています。
イスラエルは、数百発の核弾頭を保有していると言われ、NPT核兵器不拡散条約への署名を控えています。