サウジアラビアの情報筋が、同国のアブドラ・ビン・アブドルアジズ国王の死去報道を否定しました。
アルアーラム・チャンネルの報道によりますと、サウジアラビアの情報筋は、「最近、アブドラ国王が死亡したとする、アラブ諸国の一部のメディアの報道は、事実に反する」と表明しています。
この報道によりますと、
アブドラ国王は重体となったため、サウジアラビアの首都リヤドの病院に収容されたということです。
サウジアラビアの情報筋はまた、「アブドラ国王は、高血圧症を患っているが、現在容態は落ち着いている」としました。
アラブ諸国の一部のメディアは、「88歳になるサウジアラビアのアブドラ国王が29日金曜、モロッコにある私有の保養所にて死去した」と報じていました。
アブドラ国王の訃報が発表されたことで、サウジアラビアでは特にリヤドに厳戒態勢がしかれています。
アブドラ国王の後継者選任をめぐる対立により、サウジアラビアを支配するサウード王家内での争いが激化しています。
なお、去る6月16日には、スイス・ジュネーブでサウジアラビアのナーイフ皇太子が死去しています。
ナーイフ皇太子は、わずか8ヶ月間のみの在位となった、サウジアラビアの2代目の皇太子でした。
国連は声明を出すべきではないでしょうか? シリアのように。