[ザウルスでござる]第2回米大統領選討論の勝敗は? / 子役に “サクラ” ?

 昨日、第2回米大統領選討論会が行われました。日本の大手メディアの情報だけを見ていたら、トランプ氏が劣勢に立たされ、ヒラリーがリードしているかの印象を受けてしまいますが、CNNやNewYorkTimesから「大ウソの受け売り」しているだけだと思います。実際にはトランプ氏がリードしていることが、二人の講演会の聴衆の比較と第2回討論でどちらが勝利したかを問うアンケート調査から分かります。転載元からいくつか書き出してみると、以下のようになります。

FOX5
トランプ:86%
ヒラリー:13%

Hollywood Gossip
トランプ:88%
ヒラリー:12%

Drudge
トランプ:61%
ヒラリー:39%

Right Scoop
トランプ:80%
ヒラリー:16%

Right Scoop
トランプ:91%
ヒラリー:2%

PolitiOpinion
トランプ:92%
ヒラリー:8%

Breitbart Media
トランプ:93%
ヒラリー:7%

Click On Detroit
トランプ:84%
ヒラリー:16%

5NewsOnline
トランプ:78%
ヒラリー:23%

TIME
トランプ:89%
ヒラリー:11%

Heavy Dot Com
トランプ:40%
ヒラリー:58%

Q13 Fox Seattle
トランプ:79%
ヒラリー:18%

Fox6 Milwaukee
トランプ:44%
ヒラリー:56%

Variety
トランプ:63%
ヒラリー:37%

Las Vegas Sun
トランプ:89%
ヒラリー:11%

KPLC Lake Charles
トランプ:97%
ヒラリー:3%

Q13 FOX
トランプ:79%
ヒラリー:18%

 下の記事では、クリントン陣営が、“いたいけな少女”を使い、女性票を固める戦略を暴き出しています。こういった戦略に踊らされることなく、大局的に見るようにしたいものです。
(編集長)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
ヒラリー・クリントン (7) 第2回討論の勝敗は?
転載元)


007ad74ec64dc0423bb7e31dae3626f1

先日の米大統領候補の第2回公開討論の結果について、日本の新聞、テレビ、ネットニュースなどではクリントンが “今回も” 勝ったと報じているが、それは前回と同様アメリカの主要メディアの 大ウソの受け売り である。

ほとんどが CNN や New York Times の孫引きである。特にこの両者は最初からクリントン支持のメディアであり、トランプ氏に不利な報道に血道をあげている。


ケタ違いの支持者数・・・ どっちが多いか? 

クリントンもトランプも全米を演説して回っている。クリントンは大学の講堂や町の公民館やせいぜい体育館を使っている。 しかし、そうした施設の座席を満席にすることもできずにいる。後ろの方はガラガラなのだ。

7e29aabf38d6d4f72ffc63306d8b26bb 

クリントンの典型的な演説会場 (数十人から2、3百人か)

クリントンの典型的な演説会場 (数十人から2、3百人か)


一方、トランプの演説には、あまりにも多くの聴衆が押し寄せるので、飛行場の格納庫やスタジアムを会場に使っている。そして、格納庫での立ち見も一杯になり、中に入れない大勢の支持者たちは格納庫の外を取り囲んでいるといった状態である。こうした状況はアメリカのテレビや新聞でも報道されないというよりか、努めて報道しないようにしているのだ。マスコミは一般大衆から現実を隠蔽しているのである。こうした事実はネット上でかろうじて得られる情報でわかる。

トランプ氏の典型的な演説会場 (数千人から数万人か)

トランプ氏の典型的な演説会場 (数千人から数万人か) 


ほとんどの主要メディアは大企業と同じく民主党のクリントン支持で、クリントン優勢の“大本営発表” を必死になって垂れ流している。しかし、一部の主要メディア、たとえば、Fox News やTIME などは、“沈みつつある船”にいつまでも乗っていると大衆から見放されてしまうと判断して、公平な(つまり、クリントン寄りではない)報道をするようになってきているようだ。もう結論は出ていると先読みしているのであろう。それならば、“負け組” にならないほうが得策だというわけである。

(以下略)


————————————————————————
ヒラリー・クリントン(8) 子役に “サクラ” ?
転載元)
66468ef9261fad4ef2f91ff2972081e5 

今や破竹の勢いのトランプ氏に押されて、ヒラリー・クリントンと夫のビル・クリントンは死に物狂いの様相である。この選挙に負ければ、トランプ大統領によって、ヒラリー・クリントンの過去の悪行を徹底的に追及され、起訴に持ち込まれ、クリントン夫婦は “投獄” されかねないからだ。旗色が悪いどころではなく、アメリカ国民にどんどん見放されてきていることは当人がいちばんわかっているのだ。負ければ地獄である。だからこそ、どんな卑怯な手口も、どんな阿漕なやり口も辞さないのである。


第一回の討論でも、相当に汚い手 を使って、少しでも有利に運ぼうとしていることは、当ブログの記事 「ヒラリー・クリントン(6) 討論でも“ズル”?」 で、おそらく日本一詳しくあばき出した。


さて、第一回の討論後の選挙ラリーの1つ(10/5: ペンシルバニア州) で、なんと15歳の子役の少女に “サクラ” をやらせていた疑いが浮上している。

聴衆からの質問タイムに小さな手を挙げたのがその少女で、手渡されたと思われる台本のプリントアウトを読み上げている。クリントン陣営の思いつく “ズル” には際限が無いようだ。クリントン陣営にはありあまるほどの選挙資金があり、マスコミを駆使しての宣伝力は途方もなく強い。広告会社に莫大な金を払ってロゴを作ったり、大きな看板を作ったり、キャッチコピーを作ったり、さらに、膨大な数のポスターやプラカードやTシャツを作ったり、帽子を作ったりしているのだ。そういった物量的な宣伝とは別に、効果的な演出をするためのシナリオを考える部門もあるのだ。

6f12031e82af2ab471d9c3369115a843 

この “サクラ” の質問の内容は、トランプ氏が女性の容貌についてひどいことを言いましたけれど、クリントンさんは米国初の女性大統領として、こういった問題にどう対処してくれますか、といった内容である。そして、回答者のヒラリー候補が、少女の質問に答えるかたちで、スムーズに、かつ効果的に トランプ批判を展開するというお膳立てなのである。つまり、“女性の敵”とされたトランプの批判の “呼び水” として、“純真な少女” を使おうとしたのである。女性票をゴッソリかき集める手段に使おうとしたのである。

3271988dcae735962b344f5dc0bcd85e 

ネット上の真実追求者の調査の結果、この少女は Brennan Leach といい、俳優であり、子役として映画出演の経験もあることが判明した。子供向けのファンタジー映画にも出ている。

2951afa48ebe34c3280a4e8c410865fc 

星柄の上着を着て、赤いリボンを髪につけているのも、“星条旗”をイメージした、けなげな “愛国少女” の “演出” であると思われる。

(中略) 

しかも、なんと念の入ったことに、この少女の父親 Daylin Leach は、ペンシルバニア州の民主党議員であるという “ダメ押し” がある。さらにこの娘は以前に、この議員である父親の政治活動の宣伝のためにも “出演” していた “前歴”の持ち主なのである。

cedbd0a56686f5cff35570b424a88ff4 

自分の政治活動の宣伝に自分の娘を使う人間の神経を疑うが、十分に染脳してあれば、そういう子供は嬉々としてやることだろう。幼少期から “政治的プロパガンダ” に利用されてきているわけである。 さて、右上の写真の背景の人物をよく見て頂きたい。

48157e519a02d3804a48edc3ff7bb15e 

この少女 Brennan Leach は以前から、民主党員の親を通じてクリントン夫婦と縁があったと考えられる。クリントン陣営はすでに“活躍”の経験のあるこうした“貴重な人材” を、今回もこの時とばかりに起用したに違いない。メモを見ながら質問する 彼女が映っているYouTube動画 は、彼女の本格的な全米デビューかもしれない。子供向けのファンタジー映画1本よりもずっと知名度を上げたに違いない。しかし、おそらくはハリウッド女優志願のこの少女にとって、悪名をはせるヒラリー・クリントンの “サクラ” として “出演” したことは、女優キャリアの汚点になることであろう。

しかし、こうもクリントン陣営が イメージ戦略に “いたいけな少女” を使いたがるのは、やはり “女性票” を固めるためではないか と思われる。社会心理学的な計算に基づいた、主に無脳層の女性たちをターゲットにしたサブリミナルなプロパガンダである。世の中の半分は女性である。そして世の中の99%は無脳層である。

一般大衆には難しい政策論はわからないのだ。日本と違って教育水準が全般手的に低いアメリカの女性たちが投票するとき、男性のトランプ氏ではなく、自分と同性の候補者に票を投じることになる ことは容易に考えられることだ。アメリカ史上初の女性大統領の誕生に自分の一票が貢献することを期待する女性もいることだろう。アメリカに限らず、日本の女性でもけっきょくあまり変らないかもしれない。そういった心理に付け込んだイメージプロパガンダの一環として、利用されたのがこの少女 Brennan Leach ではないか。

Comments are closed.