[seiryuu氏]「社会奉仕」の経済システム 〜共産主義でも資本主義でもない経済システム「プラウト」〜 【第1回】

竹下雅敏氏からの情報です。
 昨日の記事のコメントで、“どのような経済システムが、どのような理念のもとにあるべきかを、きちんと押さえておく必要がある”としました。それが、今日紹介する記事に出てくる“ プラウト(進歩的活用理論)”です。
 以前「お金の秘密・打ち出の小槌物語」を紹介しましたが、この物語の作者であるseiryuu氏が、今回新たにプラウトを紹介する記事を書いて下さいました。要点のまとまった大変わかりやすい記事なので、転載させていただくことにしました。
 今日から何回かに分けて、P.R.サーカー氏が提唱したプラウト(進歩的活用理論)の記事を掲載したいと思います。今日の記事は、「お金の秘密・打ち出の小槌物語」を公開する前に書かれたもののようです。“共産主義でも資本主義でもない経済システム”がすでに50年以上も前に準備されていたというのは、多くの人が知らないことだと思います。実はサーカー氏の予言によると、“プラウトは近い将来日本から必ず始まることになるだろう”という事でした。これが実現することを望みたいものです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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「社会奉仕」の経済システム (2016年7月10日)
文:seiryuuさん

私たちの知っている経済システムは2つ。

・ 資本主義経済システム
・ 共産主義経済システム

これについて「共産主義経済は崩壊し、資本主義が残ったことから資本主義経済システムが正しかったことを歴史事実が証明している。」という説が今日の決まり切った常識となっているように見受けられます。

翻って、果たしてこの常識は本当に正しいのでしょうか?

経済とは「経世済民」、つまり世の中を正し民衆を豊かにする、それ自体が本来「社会奉仕」です。ところが
※ 資本主義経済の現実 

1%対99%以上とも言われる猛烈な格差社会の進行。(貧困者が増加の一途)
地球上の多くの生物種が絶滅や絶滅の危機に瀕し、また砂漠化の進行など著しい自然環境破壊。

貧困者を続々生みだし、生物を絶滅し大切な環境を破壊する経済活動。不幸を生みだし続けている経済システム、私たちはこの資本主義経済システムの上で、民主的に平和で自由、そして進歩的とされている?生活をして いますが。このシステムが果たして「民主的」といえるのでしょうか?誰の「平和と自由」を守っているのでし ょうか?経済が「社会奉仕」になっているでしょうか?私たちの社会は進歩しているのでしょうか?皆が豊かに 幸せに暮らせる社会が「進歩した社会」であり、逆ならばそれは「退歩」と思えますが・・・。そして現実にこ の経済システムは大きく揺らぎきしみ声を上げています。既にプエルトリコが財政破綻。英国の EU 離脱、ギリ シャ問題等々EU 危機は続行中、米国の負債は天文学的・・・、世界経済は崩壊寸前、すでに一部決壊が起きてい るように見受けられます。ただ多数の方の声はこうでしょう。

※しかし、資本主義に問題はあったとしても他に選択肢がないのでは? 

・・・※いえ、実はあります。すでに50年前以上に用意されていました。

共産主義でも資本主義でもない経済システム。 それはその実践によって

・ その本人自身の内面、精神性が向上成長する活動。
・ 地域の自然環境が回復保全できる活動。
・ 地域の経済活動が活発豊かに成る活動。
・ 地域のコミュニティが親密豊かになる活動です。

まさに社会奉仕に直結する経済システムです。そして単なる机上の理論ではなく、すでに世界各地での実践例もあります。

P.R.サーカー氏が提唱した「プラウト(日本名:進歩的活用理論)」がそれです。


ウィキペディアの冒頭、次のように紹介されています。 「プラブハット・ランジャン・サーカー(Prabhat Ranjan Sarkar、1921年5月21日 - 1990年10月21日)はインド人の哲学者、思想家、社会改革者、詩人、作曲家、言語学者。同時にタントラ(アナンダ・マルガタントラ)とヨーガの指導者の 1 人として知られる。」

彼の思想の一端を紹介します。

人間の尊厳のため教育は無料でなくてはなりません。P.R.サーカー
教育のある人とない人を区別する架空のラインをなくし、不合理な区別を取り払うために人間の尊厳が認 められなくてはなりません。世俗の知識と精神的知識は光や空気と同じように無料でなくてはなりません。

流れ続ける湧き水のように社会を活動的な状態に保たなくてはなりません。
それは各人と社会全体の限りないインスピレーションの源泉であるべきです。
既得権を持つ人々は、意図的に搾取された大衆を無知なままにしておこうとします。
なぜなら、それは人間の尊厳を否定するいい言い訳になるからです。経済の分野では、そのような偽善的 主張が際立っていて卑劣です。
これらの勉強のできる人々は、勉強のできない人々から、彼らの権利、人間としての尊厳、自尊心を奪い、自分の優越感を発達させます。
同様に先祖伝来の莫大な財産を引き継いだり、他人を欺くことによって莫大な富を蓄積したり、資本の投 資などで巨額の財を貯めた富裕者は、光や空気や水のようにこの宇宙の世俗の資源や資産は、すべての人間の共通の財産であることを忘れています。財産は誰か個人の所有物ではないことを忘れています。」


民主主義と資本主義は相容れない 

いかがでしょうか? 実はこのサーカー氏の「人間尊厳のため教育(必要で大切な知識・情報)は無料であるべき」との考え方は、民主主義の根幹に関わる事なのです。
国民が主権者としてそれぞれ選択判断し、その多数決で決定する。」これが民主主義の建前です。正常な制度ではあるのでしょうが、これが正しいものとして成立するには前提条件があります。選択判断する主体である「国民、民衆が正しい正確な知識・情報を共有」していることです。選択判断は持っている知識・情報によってされますから、それが誤ったも のならその選択判断もそれに準じます。知識・情報を有し提供する側(既得権益者)が、ある目的を持って意図的に何かを隠蔽し意図的な知識・情報を大量に流したなら、大衆はその方向に流される結果になるのは当然です。こうなると表面上は民主主義、国民主権ということになりますが実質は意図的な知識情報を流す既得権益者によって社会が操作コントロールされることになります。そして世界の現実は残念ながらこの通りになっています。一つだけ具体例を挙げましょう。 TPP、これは5,6年前から出された多国間の協定、契約です。契約ですから中身を知らず判子を押せません。それで当 初より「国民的議論を巻き起こす」とのことでした。しかし全く中身は開示されないまま、従って当然全く議論にもならない まま、無意味な表面的なかけ声や美辞だけが先行したまま今日に至っています。今年度の国会に出された資料が象徴し ています。「のり弁」といわれる黒塗りの資料です。中身の吟味も議論のしようがない全くの秘密です。これが資本主義に もとづいたグローバリズムの姿です。民衆に大切なことを秘匿したまま秘密を保持する少数エリートが全てを決して行くやり方です。実のところ、驚かれるかもしれませんが資本主義と民主主義は相容れないものなのです。資本主義の特徴は 大資本に「冨、権力権限、知識・情報」が集中し、それで社会をコントロールするところにあります。このシステムでは資本 のない民衆が社会をコントロールするのは実際には無理で、民主主義と資本主義は矛盾するのです。

秘匿され続けた核心部分 

サーカー氏のプラウトは民主主義と全く矛盾しません。その実践で民主主義を進化推進させます。いずれその本質と特長、実践方法を紹介し考察していきたいと思います。しかし、その前に私たちの生活の基盤、経済の根本である「お金」の 問題を取り上げたいと思います。私たち民衆は「正しい正確な知識・情報」が開示されないまま今日に至っていると指摘し ましたが、これが秘匿され続けた知識・情報の核心部分です。少数者は知っていることですが、ほとんどの大多数は全く 知らされていないものです。ここに記していることを含め、そういう方には信じられない話かもしれません。私は全く嘘をつ いているつもりはありませんが信じていただく必要はありません。むしろ「鵜呑み」にしないでください。そうではなく興味関 心を持ちご自身で能動的に真偽を調べて頂けたら幸いです。秘匿され続けた知識・情報を「お金の秘密・打ち出の小槌 物語」と名付けまとめてみました。昔のおとぎ話にでてくる「打ち出の小槌」が現代社会に存在しているか?という物語です。 

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