ソウルと東京の上空で核爆発のシミュレーション …死者210万人負傷者770万人にのぼる

竹下雅敏氏からの情報です。
 ソウルと東京の上空で核爆発が起きると、どうなるのかという死傷者シミュレーションを、IWJが仮訳したものとのことです。
 シミュレーションでは、北朝鮮は核兵器を25発所有していると仮定しています。しかも、ソウルと東京への集中的な核攻撃を想定しており、複数の都市への攻撃によるシミュレーション結果ではありません。
 引用元のIWJによると、2017年7月発表の国防情報局の報告書では、北朝鮮の核弾頭保有数を60発と推定しており、現実に戦争になった場合、このシミュレーションよりもずっと被害が大きくなる可能性が高いと思われます。
 メディアは北朝鮮の脅威ばかり煽りますが、こうしたシミュレーションの内容をきちんと報道しません。下のDailymotionの動画は以前紹介したものですが、とてもよくできているので、ぜひご覧ください。27分40秒~37分50秒の約10分の所をご覧ください。時間の無い方は、29分~36分15秒辺りをご覧ください。広島原爆の80倍、1メガトンの核爆弾が東京上空で爆発した場合にどうなるのかが描かれています。
 これを見れば、半径5キロ圏内にいる人はまず助からないということがわかります。
 あべぴょんは別として、身を低くして頭を抱えることで北朝鮮のミサイルから身を守ろうとする訓練に、意味があると思っている専門家は居ないと思われます。専門家でなくても、この訓練のバカバカしさは誰でもわかります。問題は、素直にそのバカバカしさを発言出来ないことです。
 CIAが言及しているように、金正恩氏は戦争を望んでいません。イラクのサダム・フセインやリビアのカダフィ大佐のようになりたくないだけです。アメリカの侵略から身を守るには、核武装は必須であると考えているだけです。世界に脅威をもたらしているのは、北朝鮮でもイランでもなく、アメリカだということは明らかです。ところが、この明らかな事をメディアは一切報じないのです。アメリカの戦争マシンに日本が組み込まれているということこそ、問題なのです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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北朝鮮の核攻撃を受けたら東京だけで最大800万人を超える死傷者シミュレーションも!米ジョンズ・ホプキンズ大の北朝鮮分析サイト「38ノース」の試算をIWJが全文仮訳! 2017.12.15
引用元)
(前略)
ソウルと東京に対する想定核攻撃:朝鮮半島の戦争の人的被害
マイケル・J・ザグレック・ジュニア
2017年10月4日
 この数週間のうち何度も、トランプ大統領と政権メンバーは、北朝鮮がさらなる核ミサイル実験ができないように軍事的圧力をかけてきた。(中略)… 以下に示す予測によれば、「不測の事態」が起きて、ソウルと東京の上空で核爆発が起きると、現在推定できる北朝鮮の核威力を考慮すると、死者210万人、負傷者770万人にのぼる。
(中略)
想定攻撃
 北朝鮮が使用可能な核兵器を25個、保有していると仮定する。攻撃を受けた場合、保有核兵器のすべてをソウルと東京に向けて発射すると仮定する。核弾頭の爆発力は15―250キロトンとする
(中略)
因果評価
 上記の仮説に基いて、ソウルと東京の中心地上空で、250キロトンの核弾頭一発が確実に空中爆発したときに、予測される被害は次のとおりである。
(中略)
250キロトンの核弾頭の空中爆発で4つの爆発圧エリアが生じる。12+ psi、5-12psi、2-5psi、1-2psiである(※IWJ註)。
※psi:pound per square inchのこと。一平方インチあたりの圧力を表す単位。0.00689を掛けて、より一般的な単位、MPasへ単位変換できる。
訳注2 爆発圧による人口脆弱性の既存数値は次のとおりである。

▲図2 東京上空で250ktの核弾頭が爆発したときの爆発圧エリア

(以下略)
 
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配信元)

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