労統計の不正問題が、ついにGDPのかさ上げ問題にまで拡大! ~算出方法を国際基準に変更するとともに、新しく「その他」という項目を追加したことによるGDPのかさ上げ

竹下雅敏氏からの情報です。
 労統計の不正問題が、ついにGDPのかさ上げ問題にまで拡大しました。GDPの改ざん疑惑に関しては、2017年1月11日の記事で、すでに「カサアゲノミクス」として、紹介しています。
 GDPのかさ上げは、算出方法を国際基準に変更するとともに、新しく「その他」という項目を追加したことで起こりました。
 昨日紹介した立憲民主党の小川淳也議員の予算委員会の動画では、 56分40秒の所で、私立学校の扱いについて触れています。国際基準では、私立学校は事業法人に位置づけられるとのことです。しかし、1時間1分10秒の所で、「その他」の項目に私立高校は入っていないと指摘しています。国際基準に合わせていなかったわけです。合わせていたら、GDPは0.8 %減少していたとのことです。
 要するにGDPが増加する項目のみを選んで「その他」に入れていたと思われるのです。時間の無い方は、冒頭の動画だけでもご覧ください。要点がコンパクトにまとまっています。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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勤労統計と手口ソックリ 安倍政権から膨れたGDPのカラクリ
引用元)
(前略)
「不正統計」問題が、ついにGDPの数字にまで拡大し始めた。(中略)… 「勤労統計」同様、アベノミクスが成功しているように装うために計算方法を変えていたのだ。
(中略)
 2015年9月に自民党総裁に再選された安倍首相はいきなり「GDP600兆円の達成」を掲げた。すると、GDPの算出方法について、15年度から研究開発費なども組み入れる「国際基準」に変更。さらに、新しく項目を追加した。その結果、16年12月に発表された15年度のGDPは、旧基準より31兆円も増えた。かさ上げされた31兆円の内訳は、「国際基準」要因が24兆円、「その他追加」が7.5兆円だった。
(中略)
 きのうの衆院予算委で立憲民主の小川淳也議員は(中略)… 「その他」の7.5兆円について不自然さを指摘、「安倍政権になってうなぎ上りだ」と追及した。
(中略)
 政府は「その他」の中身について、「防衛装備品」や「不動産仲介手数料」を例示するが、安倍政権発足後、急に「その他」がプラスになるのはどう見ても不自然だ。
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配信元)


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【報ステ】統計不正の背景にアベノミクス?野党追及(19/02/05)
配信元)
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配信元)
 
 

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