瞑想は脳に変化を与え、免疫力をアップさせる ~瞑想経験者たちは、ウイルス感染への抵抗に関連のある遺伝子に変化があった

竹下雅敏氏からの情報です。
 昨日の記事で「祈り」について触れたので、もう一つの「瞑想」についての興味深い記事を紹介します。
 “瞑想は脳に変化を与え、免疫力をアップさせる”というのです。「毎日瞑想をしたグループはそうではないグループに比べ、体内のインフルエンザ抗体数が遥かに多い」というのだから、科学的な根拠があるわけです。驚いたことに、「瞑想経験者たちは、ウイルス感染への抵抗に関連のある遺伝子に変化があった」ということなので、遺伝子レベルでの変化が確認されていることになります。
 新型コロナウイルスがパンデミックになるのは時間の問題ですが、心の落ち着きがいかに大切かということが、これらの記事から良く分かります。逆に言うとパニックになるとそれだけで、免疫力が激減し非常に危険だということです。武漢市の死亡者数が多い理由は、5Gの影響もありますが、人々が街を封鎖されたことでパニックになった事が大きいのではないかと思います。
 いずれ日本でも、どこかの街が封鎖されるか、自主封鎖をする事態に追い込まれるかもしれません。その際にパニックに陥るか、明るい引きこもりで居られるかは、物理的な準備はもちろんですが、心の在り方も大きいはずです。「明るい引きこもり」が可能であるためには、ある程度の「食糧備蓄」と「現金」を手元に置いておくこと、そして、「心の落ち着き」が大切です。
 現代人は、“目標を追いかけて実現する事”を美徳と勘違いし、何も目標のない状態を持て余す傾向にあります。目標を追いかけている時、目の焦点は一点に集中しています。集中の度合いが高まるほど、緊張状態は増します。仏像の目は少し両側に開いていて、“焦点が合っていない”ことに気付いたことはありませんか?
 足を肩幅に開いて立ち、目を閉じて右眼は右足の足首から下の部分を、左眼は左足の足首から下の部分を、心の中で見るようにします。そのまま、両目の力を抜くように意識してください。1分間行うだけで、随分リラックスするでしょう。この方法は椅子に座っていても出来ます。
 瞑想とは心を空っぽにすることなのです。心が空っぽで、何も目標を追いかけていないとき意識は広がります。普段なら気付かない事に気付くことが出来ます。世の中の天才と言われる人たちは、瞑想状態からくるインスピレーションをとても大切にしています。天才と凡夫を分けるのは、こうした瞑想の資質なのです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
「遺伝子レベル」で免疫システムが向上? 瞑想による健康増進
引用元)
(前略)
米精神医学誌「Translational Psychiatry(トランスレーショナル・サイキアトリー)」に発表された新たな研究報告は、瞑想が免疫システムにもたらす影響の裏にある、分子レベルのメカニズムを理解する上で有益だ。
(中略)
研究では、カリフォルニア州のチョプラ・センター・フォー・ウェルビーイング(Chopra Center for Wellbeing)に瞑想の経験がない女性94人に集まってもらい、6日間のバカンスを過ごすグループと、6日間にわたり瞑想を行うグループに分けて調査を行った。また、瞑想の経験がある30人に参加してもらった。
(中略)
調査を行った2万の遺伝子に、興味深い変化が確認された。全ての参加者グループで、ストレス(炎症と創傷治癒)に関連のある遺伝子の発現に変化がみられた。特に瞑想経験者たちは、ウイルス感染への抵抗に関連のある遺伝子に変化があった。
(以下略)
————————————————————————
瞑想効果の科学的な根拠 ー 脳を変化させ免疫力をアップさせる?!
引用元)
(前略)
米ウィスコンシン大学の研究チームは、被験者48名を対象に 次のような実験を行いました。全員にインフルエンザワクチンを接種させた後、全体を2グループに分けます。そして片方のグループのみ毎日瞑想をさせ、これを8週間継続させました。

実験終了後に血液検査を行ったところ、毎日瞑想をしたグループは そうではないグループに比べ、体内のインフルエンザ抗体数が遥かに多い(=それだけ 病気に掛かりにくい状態)ということが判明。
(中略)
また、毎日瞑想したグループは、左前頭葉が右前頭葉に比べ 遥かに活発に活動していたそうです。
(中略)
「右前頭葉に比べ左前頭葉が活発に活動しているほど、免疫力が高い」という実験結果もあるそうで、これらを踏まえ 瞑想には免疫力を強くする効果がある ことが明らかとなりました。

なお この実験によって、数十年間の修行を積まずとも、瞑想の恩恵は比較的短時間で得ることが可能という点も 明らかとなりました。
(以下略)

Comments are closed.