信じられますか、本当に「GoToキャンペーン」を始めるそうです。10日、赤羽国土交通相が夏休みを前にした観光業界からの熱い要望を受けて踏み切ったそうです。まずは宿泊代金の割引から行い、9月からは旅行先で利用できるクーポン券を発行するというもの。現在、東京のコロナ感染状況が混迷し、感染爆発も危惧される中、都市部から地方への人の移動が活発化したら、まさしく日刊ゲンダイの言う通り「カネだけでなくウイルスもバラまく」ことになりかねません。しかも「歴史に残るほどの豪雨の危険性」が全国で警戒され、すでに被災して旅行どころか明日からの生活の目処が立たない人もある中、なんと見当外れな政府か。GoToキャンペーンの予算は約1兆7千億円、人の移動を促すキャンペーンは一旦延期し、その予算はまずはコロナのために打撃を受けた地元にストレートに給付し補償するなどの提案がなされています。さらに現状であれば、被災した地域が再び旅行者を受け入れられるよう、復旧事業に予算を回すのが政府の役目では。ちなみに今回の事務手続きを受託したのは、JTBなど大手旅行代理店など7者による「ツーリズム産業共同提案体」だそうです。委託費用は1,895億円。国会を開いて予算を審議して欲しい。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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GoToキャンペーン、22日から開始 宿泊代割引から
引用元)
朝日新聞DIGITAL 20/7/10
新型コロナウイルスの影響で急減した消費を喚起する政府の「Go To キャンペーン」のうち観光分野の補助制度について、赤羽一嘉国土交通相は10日、7月22日から一部を先行して始めると発表した。まず宿泊代金の割引から行い、旅行先での飲食や買い物に使えるクーポン券の発行は9月からにする。
事務手続きを委託する事務局も、JTBなど旅行大手や日本旅行業協会など7者でつくる「ツーリズム産業共同提案体」を選んだことを明らかにした。委託費用は1895億円で提案があったという。赤羽氏は「感染状況を踏まえながら準備を進める」などと述べた。
(以下略)
事務手続きを委託する事務局も、JTBなど旅行大手や日本旅行業協会など7者でつくる「ツーリズム産業共同提案体」を選んだことを明らかにした。委託費用は1895億円で提案があったという。赤羽氏は「感染状況を踏まえながら準備を進める」などと述べた。
(以下略)
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配信元)
熊本・福岡が
— ブランキー・D・のりィ (@RedGuitar0603) July 10, 2020
こんな状態なのにですか!
今、この時期にやったら、むしろ新型コロナウイルスの感染が拡大し、余計に経済がダメになる。どうしてこんなに頭が悪いのか。それはみんながバカを政治家にしているからなんだからね!
— ちだい(選挙ウォッチャー) (@chidaisan) July 10, 2020
「Go To トラベル」7月22日開始に前倒し、代金の35%割引=国交相 https://t.co/ENEZJNByCY
GoToキャンペーン、22日から開始 宿泊代割引からhttps://t.co/s5tDcEZbf1
— 毛ば部とる子 (@kaori_sakai) July 10, 2020
⇒東京の感染拡大の正体がつかめないうちにそれを地方に放つのか。気がヘンとしか思えない。
コロナ禍で、災害ボランティアを自治体内に限り受け付ける被災地が増えているという報道があった。これが地方の感覚ではないかな。中央の思惑で、大都市から観光客をGoToキャンペーンでドーンと送りだしたら、恐怖する地方の人も少なくないのでは。
— 毛ば部とる子 (@kaori_sakai) July 10, 2020
【Go To キャンペーン】やってる場合か【1兆6794億円 カネだけでなくウイルスまでバラまく】東京由来の感染者が地方へ移動 都市部から地方に旅行客がどっと押し寄せたら、さらに「密」になり、地方にウイルスをバラまくことになりかねない。病床数が少ない離島などはパニックになる(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/NJIUM63RCN
— KK (@Trapelus) July 10, 2020
東京で過去最高の感染者数が発表された日に、旅行キャンペーンの実施を発表する政府。最早、支離滅裂。1兆7千億円は、旅館·ホテル·旅行業者、旅行に行けない病院に直接給付すべき。https://t.co/FJIo5qsX0o
— 川内 博史 (@kawauchihiroshi) July 10, 2020