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ユダヤ問題のポイント(日本 昭和編) ― 第26話 ― 余儀なく戦法の変更へ
初めからドイツ勝利は計画外
1941年6月、ソ連に侵攻したナチス・ドイツ軍は連戦連勝で破竹の勢いで進撃、首都モスクワの陥落も目前としました。しかし、このモスクワ戦線でドイツ軍を押し返したのが、やはりジューコフが率いる軍隊でした。
「同族嫌悪」で「攻撃せずにはおられない」、ソ連侵攻はヒトラーのこの性向によるものが大きいと見ていますが、独ソ戦が始まった時点でドイツ勝利のように見えて、実のところドイツ敗退はほぼ決まっていたのかも知れません。こちらはヒトラーの体質によるところが大きいのです。ヒトラーは霊媒体質でした。

German Federal Archives [CC BY-SA]
『マイトレーヤの使命 第3巻』p431には、ヒトラーについて次のようにあります。
彼は私たちが「悪の勢力」と呼ぶ物質性の大主と呼ばれる様々なメンバーによって憑依されました。これは12人の高度に進化した人々のグループです――私たちから見れば、彼らは覚者に相当する方々ですが...(中略)彼はパワーを持っており、悪の勢力が強力に利用し、憑依することができました―似た波動が似た波動を引き付けます。ドイツの問題はヒットラーが霊媒であったことです(ドイツは非常に霊媒的な国です)。...(中略)物質性のフォースは、パーソナリティを完全にコントロールするところまですっかり憑依してしまいます。ヒットラーはこのようにしてコントロールされました。
『マイトレーヤの使命』はいわばホワイト・ロッジの宣伝書です。ここで「悪の勢力」と呼ばれるのは敵対するブラック・ロッジであり、物質性の大主とかフォースと呼ぶのはブラック・ロッジのトップである地獄の太守などです。この地獄の太守などたちがヒトラーに憑依・コントロールし、ドイツ全体もコントロールしていたと記しているのです。
そしてこの記述は事実そのものでしょう。ヒトラーは地獄の太守に憑依されている間は、彼によって完全にコントロールされていたとのことです。
それでは、ブラック・ロッジの未来図はどうであったか…。
幾度も取り上げていますが、「未来戦争計画書」は、ブラック・ロッジの地上組織であるバーバリアン・イルミナティの首長アルバート・パイクが、前首長であったジュゼッペ・マッチーニに送った書簡です。つまり、ブラック・ロッジの計画書でもあります。そこには次のようにあります。
第二次世界大戦は、『ドイツの国家主義者』と『政治的シオニスト』(パレスチナ地方にユダヤ人国家を建設しようとする人々)の間の圧倒的な意見の相違の操作の上に実現されることになる。その結果、ロシアの影響領域の拡張と、パレスチナに『イスラエル国家』の建設がなされるべきである。
(ヘブライの館2より)
第2次世界大戦では「ロシアの影響領域の拡張」が計画されてあったのです。
これでは、ナチス・ドイツが独ソ戦で勝利することはほぼ無理です。憑依体質のヒトラーがソ連に侵攻した時点で、初めからナチス・ドイツの敗退は決定的だったということです。
ハルマゲドン計画はホワイト・ロッジによって発出され、それが地上世界では広義のシオニズム運動として展開されました。NWOです。ホワイト・ロッジとブラック・ロッジは敵対関係にあります。しかし、目的が同じなら両者は手を握ります。地上世界で表に見える形で広義のシオニズム運動を進捗させたのはブラック・ロッジ側です。
いずれにしても、彼らの計画ではソ連が肥大化することになっていたのです。
1950年のソ連とその勢力圏
— 世界歴史地図bot (@1234maps_bot) August 21, 2021
第二次世界大戦において戦勝国となったソ連は、枢軸陣営についていた東欧諸国や独立を回復したポーランド、占領した東ドイツなどを勢力圏に取り込んだ。これらの国々ではソ連型社会主義が適応され、「鉄のカーテン」を挟んだ西側諸国との対立の最前線となった pic.twitter.com/mh8weu4lfY

Wikimedia Commons [Public Domain]
第2次世界大戦時には火星にまで
ヒトラーに憑依していた地獄の太守などたちについてですが、時事ブログからの情報ではヒトラーには「ブラック・ロッジ(闇の館)の大主の1人が憑依していた」としています。
そしてもう一つ、「彼(ヒトラー)に憑依していた霊の集団が、SSP(秘密の宇宙プログラム)を主導してきた」ともしています。
つまり、独ソ戦もそうなのですが、ヒトラーとナチスの動きを見ていくには、ブラック・ロッジの「未来戦争計画書」もそうですが、この秘密の宇宙プログラムからの視点も重要だということになります。
1900年台、科学技術の進歩面ではドイツが最も進んでいました。第1次世界大戦でドイツは敗戦国になりますが、これはロスチャイルドの差し金による憲法違反の米国の参戦によるもので、それまでは科学技術の進んだドイツは戦争に勝っていて、それがロシア革命にも繋がったのでした。
科学技術を進歩させていたドイツにホワイト・ロッジとブラック・ロッジの双方は注目し、それぞれが地底人(宇宙人)グループをハウスホーファーに接触させ、やがてUFO製造技術などの獲得で、秘密の宇宙プログラムがドイツで進展。ヒトラーのナチス・ドイツは密かに超科学技術を用いていきます。
改めて下の「コブラによる地球解放年表」を修正したものを確認下さい。
1917-1918年代 | ドイツ人のプログラムがブレイクスルーの可能性があり、プレアデス人と接触し、ファーストコンタクトが公になるであろう利用可能な宇宙船を建造し始める真の可能性を見たとき、キメラグループは介入を決断した。チベットからドラコ派閥を送り、カール・ハウスホーファーと接触させた。 |
光の勢力がドイツでトゥーレ協会を結成。 | |
時をおかず、アルコン支配下のロスチャイルド工作員、その名をアドルフ・シックルグルーバー(ヒトラー)が潜入。 | |
1920-1930年代 | アルデバラン星系からのポジティブなプレアデス人がマリア・オルシックを通してテレパシーで接触し、実際に稼働する宇宙船の作り方の指示を与えた。 |
トゥーレソサエティは闇の手先になり、さらにブリル協会(Vril society)に姿を変え、秘密裏にドイツの宇宙プログラム(SSP)を発達させた。 | |
チベットからのドラコ派閥はヒトラーと接触し、ヒトラーはドラコとの協定に署名した。 | |
1934 |
(中略)
第二次世界大戦前に、プレアデス人はヒトラーとの契約に署名した。プレアデス人はヒトラーが大量殺戮を行わないことと交換に、彼にテクノロジーを与える約束をしたが、これが大量殺戮を防ぐ最後の試みだった。この約束が反故にされたとき、プレアデス人はヒトラーやナチスとの全ての接触を断ち、それからドラコがヒトラーにテクノロジーを与えた。 |
※「コブラによる地球解放年表」の修正部分は薄黄色で表示。
※ホワイト・ロッジ所属:プレアデス人、光の勢力、ポジティブなプレアデス人、マリア・オルシック(註:途中で変節)。
※ブラック・ロッジ所属:キメラグループ、ドラコ派閥、カール・ハウスホーファー、アルコン、アドルフ・シックルグルーバー(ヒトラー)、闇、ドラコ。
ナチス・ドイツがオーストリアに侵攻した1938年時には、既にナチス・ドイツはUFO技術をほぼ手中にしていた模様です。チャネリングによって得たUFO技術情報など、これを実現化のためヴィクトル・シャウベルガーなどが研究に従事していました。
ヒトラーたちが手中にしていたのはUFO技術だけではありません。驚くべきことに1930年代後半から40年代前半にドイツは「ポータル」によって月に、更には火星にまで行っていたとのことです。
この辺りのことは映像配信 宗教学講座 初級コース 第267〜269回などで詳しく解説されています。
カラパイア : 今度は火星にドームが建ってただと?あまりにも人工物っぽい火星探査機オポチュニティの公開写真 https://t.co/61zU1shQF3 pic.twitter.com/QbM1kwL1og
— カラパイア (@karapaia) December 1, 2015
第2次世界大戦を勃発させた時点で、ヒトラーには超科学秘術駆使の見通しがついていたのであり、これは敵国側には脅威であり、英仏に宣戦布告したヒトラー自身は、本気で戦争勝利に向けて邁進していたことが分かります。
しかし、独ソ戦のナチス・ドイツ勝利はブラック・ロッジの大主の意向に沿わないものあり、広義のシオニズム運動の計画からは外れていました。そしてナチス・ドイツにはそれ以外に物理的弱点もありました。
作戦変更したヒトラー
ナチス・ドイツの弱点、それは資源不足もありますが、人員不足です。優れた技術を開発しても、労働力不足ではそれが現実に活かせません。
(強制収容所のユダヤ人たちもナチスにとっては貴重な労働力だったのです。収容したユダヤ人たちは奴隷労働としての利用対象であっても、殺してこれまたドイツには貴重なガソリンで焼却する対象ではなかったのです。)
この弱点の上に独ソ戦の帰趨には、ヒトラー自身の本来の目的も関わってきます。
第5話で見たヒトラーの目的、見ていた地平を改めて『ヘブライの館2』の「ヒトラーの超人思想」の記述から確認します。
ヒトラーの目的は“支配者の種族”の確立でもなければ、世界の征服でもなかった。これはヒトラーが夢見た大事業のための単なる『手段』にすぎなかった。
……ヒトラーの真の目的、それは“創造”を行うことである。神の事業を、つまり『生物学的変異』を実現することにあったのである。この結果、人類は天上に昇ることになろう。
いまだかつて前例を見ない半神半人の“英雄現出”こそ、彼の究極の目的だったのである。
……ヒトラーの真の目的、それは“創造”を行うことである。神の事業を、つまり『生物学的変異』を実現することにあったのである。この結果、人類は天上に昇ることになろう。
いまだかつて前例を見ない半神半人の“英雄現出”こそ、彼の究極の目的だったのである。
私たちはこの地上世界を平面的に見ています。「アメリカが世界の支配者になった、いやもう中国がそうなろうとしている、ロシアが世界をコントロールしている。」といった具合の平面の陣取り合戦の視点です。
ところが、ヒトラーはもとからその目的は平面の「世界の征服」では無かったようです。更には秘密の宇宙プログラムを進展させていたヒトラーは、地上世界を、地底世界に別天体からと、別視点から立体的に捉えていたでしょう。一般とは全く異なった視点と価値観で戦争に対処していたことになります。
映像配信 宗教学講座 初級コース 第268回の目次に「ドイツは早い時期に敗戦を自覚し、周到な計画を立て最終的にアメリカを乗っ取ったと言う。」とあります。これは検討が必要なことですが、事実はこの通りでしょう。
戦争には勝ち負けは必然的についてきます。ただし戦闘に勝利、これだけでは勝者にはなりません。その後の統治をどうするかが問題なのです。
戦闘に勝利して支配領域を拡大したとします。しかし、統治が成功しなければ「三日天下」に終わります。これは実質的に完全な戦争の敗者です。
ヒトラーはどこかの時点で、ナチス・ドイツ第三帝国にて地上世界を支配することは無理であることを実感したでしょう。また、彼にとって表面的なドイツの勝利は価値の高いものではなかったでしょう。表面的勝利は諦めて、生き残って本来目的を達成すべく戦法を変更して、ナチスの運動を別展開させたのでしょう。
その戦法は偽ユダヤの常套の手法「成りすまし、内部乗っ取り」。ナチスの場合は「敗者に成りすまし、米国を内部乗っ取り」です。これは現実になっています。
進捗していたハルマゲドン計画は「天界の改革」で破棄されました。しかし、ハルマゲドン計画の余波が、未だに地上世界を覆い影響を与えていることになります。
『ヨハネの黙示録』がハルマゲドン計画になっています。そしてハルマゲドン計画は、近代からは広義のシオニズム運動として地上世界を背後から動かしてきたのでした。第1次世界大戦、ロシア革命、ナチス台頭、第2次世界大戦、イスラエル建国、これら全てがハルマゲドン計画に基づく広義のシオニズム運動の一環です。ヒトラーの動きもハルマゲドン計画の文脈の中に収まります。
ただし、ヒトラーは単に操られていただけでなく、独自の感覚で動いていたのも事実です。一般には全く知られていない秘密の宇宙プログラムも発展させてもいました。
ナチス・ドイツは表面的には滅亡し、歴史舞台からは消えます。しかし、ヒトラーのナチスは決して消滅したのではなく、戦法を変え、現代まで生きていて世界を動かしていたのです。