スコット・リッター「敵と友だちになること」 ~今までずっと憎しみを持つように教えられてきた私の敵が突然、私の友だちになったのです

竹下雅敏氏からの情報です。
 父と母の影響で、子供のころから「G」を憎むことを学びました。大好きな昆虫は殺すことができません。殺すことができるのは心の底から憎んでいる「G」だけです。ところがひょんなことから、私が心の底から憎んでいるその「G」が夢の中に現れたのです。私は「G」の家に招待されて、彼の家に行かなければならなくなりました。私は「こいつが我々の家を、こそこそと這い回っているのだな」と思いました。その彼が私を家に招待し、私に彼の妻を紹介し、彼の子どもたちを紹介したのです。私たちは今まで経験したことがないほど楽しい一夜を共に過ごしました。私の目を覆っていた鱗が剥がれ落ちた瞬間でした。私は「G」も全く私たちと同じなのだということに気づいたのです。彼は彼の妻を愛している。彼は彼の子どもたちを愛している。その単純な事実が私にとっては大変な驚きであり、大発見だったのです。その晩、私は「友だち」「友情」「平和」という非常に重要な三つのG語を学びました。今までずっと憎しみを持つように教えられてきた私の敵が突然、私の友だちになったのです。どうしてそんなことが可能なのか、と私は考え始めていました。それから私は「G」が子供を育てる様子を観察しました。そして普遍的な事実を悟ったのです。人間であろうと「G」であろうと、私たちは生命なのだという事実でした。ところが成長の過程で何かが起こります。子供の頃持っていた無垢な自然の人間性が大人になった時変わっている。どうしてそんなことになったのか。私は社会的にそして習慣的に「G」を憎むように、「G」を殺すようにプログラムされていたのでした。そして憎しみは無知からくるのです。
 私は夢から目覚めました。私を普遍的な愛へと目覚めさせてくれたあの「G」は、ひょっとしたら定規とコンパスの中に描かれている《G》なのかもしれないと思いました。私がロイヤルアーチという位階で教えられた「ジャーブロン」です。「ジャーブロン」は黒い神です。《G》の地上における化身が「G」なのかもしれない。そう考えると、《G》を崇拝する私たちが、隠れてこそこそしているのも、人々に不気味だと思われるのも納得できるのです。
(竹下雅敏)
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