注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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命を守るための食品選択
配信元)
YouTube 23/4/15
日本の消費者が今日にでもしっかり認識すべきは、少々高いように見えても国産を買わないと命がもたないんだ、ということ。これを知らない人にも共有しましょう。
例えば1975年、禁止農薬がかかった輸入レモンを海に捨てた。
けれど激怒したアメリカに脅されて、禁止農薬を「食品添加物」とするウルトラCのルール変更までして輸入した。
1:10〜
「ジャガイモよ、おまえもか」
ジャガイモがついにやられました。
アメリカのジャガイモにつく寄生虫が日本のジャガイモを全滅させるのではないかと危惧されて、これまで必死で止めていた。
しかし2020年についに全面解禁の方向性となった。
ついでに、輸送中にかける禁止農薬の防カビ剤を「食品添加物」に変更し、
もっとついでに、その残留基準値を20倍に緩和した。
国民の命を犠牲にして、アメリカにおべっか使ってどうするんだ。
農水省の歴代の植物防疫課長さんは偉かった。体を張って止めてきた。
でも、止めるたびに飛ばされたり、クビになって、ついにここまできたかと。
2:05〜
「ホルモン・フリーはEUと自国向け、ホルモン牛肉は日本向け」
非常にもう有名な話だけれども成長ホルモン「エストロゲン」は乳がんの増殖因子ということで、成長ホルモン使用肉は、EUでは禁輸している。日本も国内生産では使用を認可していない。
けれども輸入は検査をザルにしているために、オーストラリアなどは禁止されているEUには使わずに、日本向けにはしっかり使ってきている。
だから日本においては「オージー・ビーフ」と言ってもダメなんです。
アメリカだけではなく、どこの国も危ないものは全部日本へ、という話になっている。
2:55〜
そのアメリカも、国内向けやEU向けにはホルモン・フリー化が進み、もはや成長ホルモン使用肉は売れなくなってきている。
しかし生産され続けているホルモン牛肉は、輸入がザルの日本に選択的に売られている。
しかもオメデタイことに日本は、日米協定で牛肉の関税が一気に半分くらいになった。
喜んだ日本の消費者は安い輸入牛肉に飛びついてしまった。
3:25〜
「EU・中国・ロシアが禁輸するラクトパミンもザルの日本」
ラクトパミンという餌に混ぜる成長促進剤は、人間に直接に中毒症状を起こすということで、EUだけでなく中国やロシアや台湾もすったもんだ(の騒ぎ)。
台湾では大反対国民デモまで起きているのに、そんなこともつゆ知らず日本ではメディアが沈黙しているものだから、日本はとっくの昔から食べ続けている。
3:50〜
「乳製品も米国で『乳癌7倍、前立腺癌4倍』(Science、Lancet)で消費者が拒否したホルモン(rBST)乳製品は日本(国内未認可だが輸入はザル)向け?」
乳製品も同様で、モンサントの遺伝子組み換え牛成長ホルモンは発がん性があるとアメリカの勇気ある研究者が発表して大問題になった。
私(鈴木教授)は農水省に入った40年も前からこの成長ホルモンを追っていて、モンサント、認可官庁、実験した大学の世界的権威の教授にインタビューしてびっくりした。
三者、全く同じことを言う。完全につるんでるってすぐ分かった。
官庁からモンサントに天下り、モンサントから官庁に天上がりでぐるぐる回っているから「回転ドア」という。モンサントから巨額の資金をもらって世界的権威の教授が実験して「大丈夫だ」って言って大丈夫かどうか分からない。
このような分野は、日本でもそうだが巨額の研究資金で研究者はそれなりのいい暮らしをしている。
そんなふうに専門家になった人が本当は危ないんだと思って言えますか。
それ言っちゃったら、残りの人生が終わるかもしれない。
そう思ったら、専門家になればなるほど大嘘つきになってるかもしれないってことさえ考えなきゃいけない。
そんなこと言ったら誰を信用したらいいんですかってよく言われます。
大丈夫です。私を信用してください。
5:53〜
「表示無効化に屈せず、独自の流通ルートで対抗した米国消費者」
アメリカでも、今、日本で起こっているように「遺伝子組み換えでない」という表示を分からなくされてしまった。
それでもアメリカの消費者は負けなかった。
本物を作ってくれる人を探して、それと私たちがネットワークを作れば、表示が仮に無くても、私たちはこのルートで安全安心なものをしっかりと調達できる。
まさにこれです。
みなさんこれをですね、地域で、自治体の政治行政も含めてみんなでやろうじゃないですか。
アメリカではこれが功を奏したものだから、乳製品の関係ではスターバックスもウォルマートも「うちも使っていません」と言わざるを得なくなった。
結局、モンサントはこのホルモンでは商売にならないと判断して、この研究を売却した。
6:45〜
日本は何が起こっているか。
遺伝子組み換えの表示がわからなくなる。
ゲノム編集の表示は元からない。
添加物の表示に至っては、厳密にするために「無添加」と表示してはいけないことになった。
今こそ日本は頑張らなければいけない。
アメリカで拒否された遺伝子組み換え、成長ホルモンは、それでも生産者の3割くらいは使っている。それらはどこへ行くか。決まってる、日本に持って行け。
大豆もトウモロコシも小麦も、アメリカからのものはグリホサートがぶっかかっているので、もう醤油も大豆油も食パンもお菓子も全部グリホサートが残留している。
国産の小麦を使っているパンからは絶対に出てこない、当たり前です。
要するに、輸入ものに飛びついてたら命は守れない。国内の安全安心なものをいかに支えるかが大事。
私たちは今日からそうしましょう。
印象に残ったところとして「ジャガイモがついにやられました」というお話がありました。アメリカのジャガイモにつく寄生虫が日本のジャガイモを全滅させるのではないかと危惧されて、これまで必死で輸入を止めていました。しかし2020年ついに全面解禁の方向性となりました。ついでに輸送中にかける禁止農薬の防カビ剤を「食品添加物」に変更して認め、もっとついでに、その残留基準値を20倍に緩和してしまいました。
ここで鈴木教授は「農水省の歴代の植物防疫課長さんは偉かった。体を張って止めてきた。でも、止めるたびに飛ばされたり、クビになって、ついにここまできたかと。」鈴木先生の別の動画では「命を落とした人もいる」と話されていました。
日本では2023年4月から「遺伝子組み替えでない」という表示が無くなりましたが、同じことがアメリカでもすでに起こっていました。それでもアメリカの消費者は負けなかったそうです。「本物を作ってくれる人を探して、それと私たちがネットワークを作れば、表示が仮に無くても、私たちはこのルートで安全安心なものをしっかりと調達できる。まさにこれです。みなさんこれをですね、地域で、自治体の政治行政も含めてみんなでやろうじゃないですか。」と呼びかけておられました。
上からの保護を期待していては命がない。私たち自身が国産の安全なものを支えることで、自分や家族の健康を守ることが急がれます。