まだまだ実用化には時間がかかる量子コンピューター ~量子ビットにとって最大の敵はエラー

竹下雅敏氏からの情報です。
 富士通と理化学研究所が世界最大級の256量子ビットの超伝導量子コンピューターを開発したということで、Taiki氏が量子コンピューターの凄さを解説してくれているのですが、“量子ビットにとって最大の敵はエラーなんですね。ノイズにめちゃくちゃ弱く、すぐにデータが壊れるんですよ。例えば、地球には常に宇宙から粒子宇宙光線というのが振り注がれているんですが、これらがたった1個でも量子ビットにぶつかると壊れてしまう。機器が振動したり、音が出るだけでもダメ。微細な熱なんかを持っちゃうと一発でアウト。何をやっても壊れてしまう。扱いが難しすぎるんですよ。例えるなら、反抗期真っ盛りの女子高生、それぐらい取り扱いが難しいんですね。(12分38秒)”と言っています。
 まだまだ実用化には時間がかかるという印象ですが、“Googleの計画を見ると2030年頃、つまりあと5年後には実用的な量子コンピューターを完成させる。そのように発表されておりますので、そこからは世界そのものがものすごい速度で加速し始める(14分35秒)”という計画みたいです。
 私は量子コンピューターの基本的な原理が分からないので、いくつかの動画を見たのですが、実際にどのように計算をするのかという肝心な部分が全く分かりませんでした。
 “続きはこちらから”の動画をご覧ください。“技術的な進歩によって性能がアップしたというよりは、量子の性質を取り入れた計算方法、アルゴリズムをうまく工夫して計算を短縮した結果、処理速度がアップしたという状況です。なので量子コンピューターで計算するには、問題それぞれに対してアルゴリズムを考える必要があります。そのため、量子コンピューターが古典コンピューターよりも早く解ける問題というのは限定されていて、現在では数十個程度しか発見されていません。(8分33秒)”と説明しています。
 仮に量子コンピューターが実用化されて生活がとても便利になったとして、「機器が振動したり、音が出るだけでもダメ。」というのであれば、地震大国の日本はどう対処するのだろうという疑問があります。
 富士通と理化学研究所の前に集まって大声を出すと、インフラが破壊されるという未来が来るのでしょうか。これはこれでデモがやりやすくはなります。
(竹下雅敏)
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