竹下雅敏氏からの情報です。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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中東の裏で中国が「肥料」を止める日 【食料兵器】日本人が飢餓に直面する衝撃のシナリオ「買えない恐怖」
配信元)
YouTube 26/03/13
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中国が国内輸出業者に対し「肥料の輸出停止」を命じる
転載元)
地球の記録 - アース・カタストロフ・レビュー 26/03/19
(前略)
ホルムズ海峡の閉鎖による影響により、世界の肥料価格が上昇しています。海峡の閉鎖で肥料価格が上昇する大きな理由としては、
・世界の「肥料の3分の1」がホルムズ海峡を通過している(記事)
ことと、
・肥料の生産に不可欠な天然ガスの輸送が止まっている
ことなどがありますが、他にもいろいろな要素がありそうです。
この状態が続くと、世界のほとんどの国の農業が影響を受けることになると思われますが、そんな中、「中国が肥料の輸出を停止した」ことが伝えられています。
日本の肥料は、ほぼ100%が輸入に依存していますが、中国への依存度がかなり高いのですね(リンに関しては約7割が中国からの輸入)。
世界の肥料価格は、2022年にロシアのウクライナ侵攻があった際に異様な高騰を見せましたが、これは、肥料の原料である「硝酸アンモニウム」の世界最大の輸出国であるロシアが、当時、輸出を停止したことなども理由でした。
・肥料の原料「硝酸アンモニウム」の世界最大の輸出国であるロシアが、輸出を停止
地球の記録 2022年2月28日
2025年までの肥料価格の推移は、以下のようになっています。
報道にあるように、現在2025年の数値から40%上昇しているとすれば、2022年の高値を上回っている可能性もあります。
今回ご紹介する農業関係メディアの記事では、米国肥料協会の上級エコノミストが、「状況が変わらなければ、2022年よりもずっと悪化するだろう」と述べていますが、ホルムズ海峡の封鎖が続いた場合、世界的な肥料危機に発展する可能性がかなりあり、それが大きな食糧危機につながる可能性もあります。
そのような中で、 肥料の輸出を禁止した中国の判断は国家としては妥当な政策でしょうが、日本を含めた周辺国への影響がどうなるのかはわかりません。
中国の肥料輸出停止についての報道です。
中国は深刻化する危機を受けて肥料の輸出を制限した
Chinahas restricted fertilizer exports amid the growing crisisUkrAgro Consult 2026/03/17
(前略)
ブルームバーグの報道によると、中国政府は国内輸出業者に対し、窒素・カリウム混合肥料の輸出停止を命じた。中国当局は尿素の輸出制限については割当制という形で、すでに実施されていることを確認した。この種の肥料の価格は世界市場で1.4倍に高騰している。
中国は依然として世界有数の肥料生産国だ。報道機関への発言を許可されていないため匿名を希望した情報筋によると、中国は複合肥料を含むほとんどの種類の肥料の出荷を事実上停止しているという。
(中略)
フィナンシャル・タイムズによると、ペルシャ湾岸諸国では、生産中または積み込み中の肥料が110万トン以上(うち尿素57万トン)滞留しているという。世界の食料生産の約半分を担う窒素肥料は、天然ガスを用いてアンモニアから製造されるが、世界有数の生産地である中東地域では、天然ガスの生産と供給が途絶えている。同時に、ガス価格は数十パーセント上昇している。
この危機は北半球の作付けシーズンの始まりと重なり、企業関係者は米などの主要作物の収穫量減少を警告している。
「状況が変わらなければ、2022年よりもずっと悪化するだろう」と、米国肥料協会の上級エコノミストであるベロニカ・ナイ氏は述べた。ナイ氏によると、紛争が続くにつれて状況は急速に悪化しているという。


このことについて冒頭の動画では、“農業に欠かせない肥料の三大栄養素とは、窒素・リン酸・カリウムだ。この3つが揃わなければ、作物は育たない。そして日本は、この3つすべての原料を、ほぼ100%輸入に依存している(1分38秒)。…農林水産省のデータによれば、日本の窒素系肥料の輸入において、中国への依存度は極めて高い状況が続いてきた。ここで非常に興味深い事実がある。中国が肥料輸出を絞るタイミングは、常に「外交的に中国が圧力をかけたい局面」と重なっているという指摘が、複数の国際政治アナリストから上がっている。台湾問題、尖閣問題、経済安全保障法の整備、半導体規制への報復、これらの文脈が進むたびに肥料の供給懸念が強まる構図だ。つまり中国は「ミサイルを撃たずとも肥料を止めるだけで、相手国の政府を食料不安という内圧で揺さぶれる」という計算を持っていると考えられる(4分5秒)。…肥料の輸入が途絶えると、まず最初に直撃するのは施設園芸、つまりハウス栽培の野菜だ。ハウス野菜はコスト構造が繊細であり、肥料代の急騰は即座に採算割れをもたらす。農家はハウスを閉鎖せざるを得なくなり、レタス・トマト・キュウリ・ピーマンといった日常野菜が棚から消えていく(7分46秒)。…さらに深刻なのは日本の主食である米だ。水稲栽培に必要な窒素系肥料が不足すれば…1993年の冷夏による「平成の米騒動」を大きく超える規模の食料危機が現実となる。平成の米騒動の際には、タイ米の緊急輸入という形でなんとか乗り切ったが、今回は肥料不足が世界規模で同時に起きているため、輸入で補う余地も極めて限られる。そして何よりも、この危機のタイミングとして注目すべき点がある。2026年という時間軸は、日本の農家の高齢化と後継者不足が臨界点を迎える時期とも重なっている。現在の日本の農業従事者の平均年齢は約68歳前後とされており、肥料コスト急騰がトリガーとなって大量離農が加速すれば、農地の荒廃と生産能力の喪失は数十年単位で回復不可能なダメージを残す可能性があるのだ。つまりこれは、一時的な価格高騰の問題ではない。日本の農業という産業そのものの「息の根を止める一撃」になりかねないのだ(8分21秒)。…今、私たちが考えるべきことは、安さの裏側に潜む「リスク」を直視し、地産地消の支援、技術開発への投資、そして政府に対する食料安全保障政策の強化を求めることだ。個人の選択が積み重なったとき、それは国家の農業政策を動かす圧力になる。食料は最も古く、最も強力な外交カードだ。その事実から目を逸らし続けることの代償を、私たちはそろそろ直視しなければならない。(13分24秒)”と説明しています。
2023年1月1日の記事で菌ちゃん先生こと、吉田俊道氏の自然農法を紹介しました。また、2025年2月27日の記事で紹介した今橋伸也氏という凄い人も日本にはいます。
日本は本当にものすごく底力のある国だと思っていますが、残念なことに多くの人は本物を見抜く目がない。あれば、サナエザウルスを支持するはずがない。
ちなみに「サナエザウルスの主食は昆虫」のようで、バカイチ政権は昆虫食を推進しているみたいです。食糧危機が起きたら昆虫を食わせるチャンスだと考えているのかもしれません。