「ツボ刺激の科学的解明」は東洋医学の本質を捉えているのか ~「気・経絡・陰陽五行説」を抜きに東洋医学は語れない

竹下雅敏氏からの情報です。
 ANNニュース冒頭、「なぜ鍼灸(しんきゅう)でツボを刺激すると体が楽になるのか。このナゾ多き東洋医学が今、最新科学で解明されつつあります。」と言っているので、まったく期待しないで見てみました。
 島根大学医学部付属病院の大野智教授は、“東洋医学は一説には、3000年ぐらい前からあるという風に言われていて…あくまで経験的に、ここを押さえたら良くなったっていうことの積み重ねっていうのが、東洋医学の考え方になっていて…(49秒)”と話しています。
 この段階で、後は聞かなくてもいいかな(笑)と思えるくらいです。ツボが痛みを和らげる仕組みには大きく3つの要素が関係していて、「①鍼灸によって血行促進 ②脊髄で痛みの信号を弱める ③脳内での鎮痛作用(5分20秒)」だという事です。5分20秒から8分45秒のところで、これらの説明をしています。
 『癒しのツボ』という記事には、“ツボは東洋医学の「気」の概念に基づくものです。東洋医学で気とは生命エネルギーそのもの。目に見えませんが、体を構成し、生命活動を維持する重要な働きがあります。…気は、体内に張り巡らされている「経絡(けいらく)」を通って、臓腑や筋肉、皮膚に働きかけます。経絡には気の出入り口である「経穴(けいけつ)」があり、これがいわゆるツボです。ツボは経絡に沿って、全身に点在しています。ツボを刺激することで経絡を流れる気を調整でき、気の流れがスムーズになると、経絡とつながる臓腑が活性化されて、体調が整うというわけです。”と書かれています。
 東洋医学を科学的に解明するには、「気」と「経絡」が実在することを証明する必要があります。そして陰陽五行説が正しいことも示すべきです。
 先の説明から、ツボは経絡に沿った気の出入り口だという事ですが、実は体の左右で方向が反対になります。例えば「手の太陰肺経」の親指にある「少商」の場合、男性の左手の「少商」は出口ですが、右手の「少商」は入口です。女性は逆になり、左手の「少商」は入口ですが、右手の「少商」は出口です。
 こうした事柄は中国医学の基礎のはずなのですが、誰も知りません。『東洋医学セミナー』では、こうした事柄を体系的に学べます。興味のある方はぜひ勉強してみてください。
(竹下雅敏)
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ツボ刺激でなぜ楽に?東洋医学を科学で解明 痛み緩和の仕組み【グッド!いちおし】【グッド!モーニング】(26/9/2)
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