[ポール・クレイグ・ロバーツ氏]米政府は、ウクライナのクーデターを組織的に遂行、同時に、ベネズエラでも暴動を起こした犯罪集団。 〜ベネズエラでのクーデターは、うまく行かない〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 記事をご覧の通り“米政府は完璧な犯罪集団”だということがよくわかります。ただベネズエラでのクーデターは、うまく行かないと思います。
 先日ウクライナ上空に現れた米軍所属のUFOが、すでにナサニエル陣営と同盟関係にあり、ブッシュ・ナチ陣営の指示には従わないことを指摘し、それが主要な指導者に伝えられるだろうとコメントしましたが、この通りになったようです。体制に決着がついたことで自分の命の危険を感じたケリーとメルケルは、ヴァチカンのフランシスコ法王に庇護を求め、現在彼らはフランシスコ陣営に入りました。したがって今後彼らが行うことは、ウクライナやベネズエラにおけるクーデターの首謀者たちを犯罪者として処罰することです。欧米諸国はロシアを外したG7を開催してロシアに制裁を課し、最終的に戦争に持ち込む方針でしたが、以上のことから、このシナリオは完全に崩れました。今FRBやECBの背後に居る銀行家の連中は、どうやって自分たちを守るかを真剣に考えなければならず、命乞いをせざるを得ない状況に追い込まれました。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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転載元より抜粋)
http://the-tap.blogspot.jp/2014/03/venezuela-is-also-being-overthrown.html
(概要)
3月14日付け:
ポール・クレイグ・ロバーツ氏によれば:
米政府は、ウクライナのクーデターを組織的に遂行しましたが、同時に(これは殆ど報道されていませんが)、ベネズエラでも暴動を起こしたのです。核兵器を所持するロシアとの対立の方がベネズエラとの対立よりも危険ですが、このように、ウクライナのクーデターとベネズエラでも暴動を同時に起こした米政府は完璧な犯罪集団だということが証明されました。

南米では、常に、少数派のスペイン系エリートたち(特権階級)がカネと権力を握り、人口の大部分を占める先住民を支配してきました。これまで、先住民の政治家は存在しませんでした。

しかし、ベネズエラは、チャベスによってこのパターンが壊されました。先住民のチャベスが大統領になったのです。彼は先住民を代表して、(スペイン系政治家のように賄賂で国を略奪するのではなく)先住民のための政治を行いました。チャベス大統領のやり方は、他の南米諸国の手本となり、エクアドルやボリビアでも先住民の大統領が誕生しました。

しかしチャベス大統領は米政府に嫌われ、米メディアを介して邪悪な大統領に仕立てあげられました。チャベス大統領がガンで亡くなった時、米政府は祝杯をあげたのです。

ボリビアのエボ・モラレス大統領は、内部告発者のエドワード・スノーデンをボリビアに亡命させようとしました。しかし、米政府はアメリカのパペットのEU諸国に対し、スノーデンを乗せたモラレス大統領の飛行機が、ロシアからボリビアに向かう際、ヨーロッパ上空を飛行する許可を与えないようにと、命令したのです。

モラレス大統領の飛行機は外交儀礼により強制着陸させられ捜査を受けました。その後、モラレス大統領はワシントンの犯罪者集団(米政府)から受けている様々な侮辱や冷遇に苦しんでいます。

また、エクアドルのラファエル・コレア大統領も、ジュリアン・アサンジをエクアドルに亡命させようとしたため、ワシントンの標的となりました。米政府のパペットの英政府は、米政府の命令に従い、アサンジを乗せた飛行機がイギリス上空を飛行できないようにしました。

その結果、アサンジは、ヨージェフ枢機卿が共産主義国家のハンガリーの英大使館で一生を送ったように、ロンドンのエクアドル大使館で人生を送る結果となりました。


チャベス大統領の死後、先住民のニコラス・マドゥロがベネズエラ大統領に就任しました。マドゥロ大統領は、チャベスのようなカリスマ性はありません。そのため、メディアを支配しているスペイン系エリートの標的になりやすいのです。

米政府は、ベネズエラの通貨を攻撃し、通貨価値を急落させました。その後、大学生ら(殆どが裕福なスペイン系エリートの子供たち)を街頭に送り込み、反政府抗議デモを行わせました。ベネズエラの通貨が切り下げられたため、国内の物価が高騰し、弱い先住民の基盤の中で、マドゥロ大統領に対する国民の不満が増大していきました。

米政府がベネズエラでクーデターを起こすために仕掛けた暴動、家屋損害、政治的混乱を鎮静化させるため、マドゥロ大統領は警察を使って制圧しました。

ケリー国務長官は、ここでも、社会的秩序を立て直しクーデターを未然に防いだベネズエラ政府に対し、ベネズエラ国民に対するテロ行為だ!と非難しました。

ベネズエラで、米政府が組織的に暴動を起こし、クーデターを企てたにも関わらず、ケリー国務長官はマドゥロ大統領を暴力的だと非難し、マドゥロ大統領に人権を尊重するように求めたのです。

米政府のやり方はいつも同じです。米政府が最初に犯罪を行い、加害者の米政府は被害者に罪をなすりつけるのです。

もし、米政府がマドゥロ大統領を追放することができたなら、次の標的はコレア大統領でしょう。もし、米政府がコレア大統領を追放し、スペイン系エリートたちのパペット政権を誕生させることができたなら、米政府の命令により、アサンジ氏のエクアドル亡命は取り消され、イギリスのエクアドル大使館から追い出されることになるでしょう。

その後、アサンジ氏はイギリスの武装警察に逮捕され、スウェーデン経由でアメリカに引き渡されるでしょう。アサンジ氏は米政府の下で、米政府の要求通りの自白をするまで、拷問が加えられるでしょう。

ベネズエラで抗議デモを行っている、貧しくて騙されやすい国民は、ウクライナの国民と同様に、自分達が一体何をやっているのかなど全く理解していないのです。

ベネズエラ国民は、スペイン系エリートたちがベネズエラの政権を握り、彼らを支配していた時、どういう状態だったかを忘れてしまっています。どうやら、ベネズエラ国民は米政府の手助けをする決心をしたようです。つまり、彼らは自分達を奴隷状態に戻そうとしているのです。

米政府がベネズエラとエクアドルを再征服したなら、次はボリビアが標的
となります。その後、ブラジルも標的となります。なぜなら、ブラジルはBRICSのメンバーだからです。米政府は、BRICSが米ドルを使わない通商圏を設立させる前に、BRICSを分裂させたいのです。

少し前に、ある米当局者は、「米政府は、ロシアをひどく困らせた後、南米を混乱させる予定だ。」と言ったのです。彼らのプログラムは計画通りに進んでいます。

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