[The Voice of Russia 他]モスクワで開かれた鳩山氏のブリーフィング 〜クリミア訪問の目的を達成〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 鳩山氏はクリミア訪問の目的を達したようです。
「花の下 ゆるみて写る ポッポかな」
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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記事配信元)
本記事文章は現在公開を停止しております。 (2016/4/23)
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モスクワで開かれた鳩山氏のブリーフィング
転載元より抜粋)
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モスクワで13日、クリミアを訪問した日ロ協会の指導者である鳩山由紀夫元首相のブリーフィングが開かれた。鳩山氏が率いる5人からなる代表団は13日、ロシアを出国する。鳩山氏はMIA「ロシア・セヴォードニャ」で開かれたブリーフィングで、ロシアのジャーナリストたちを前に、残念ながら日本のマスメディアはクリミアの状況を欧米の立場から伝えていると指摘した。

鳩山氏は冒頭、次のように挨拶を述べられた。

‐ありがとうございます。こちらにお招きをいただいて感謝を申し上げます。私どもは日本から5名の団体でクリミアを訪問してまいりました。私たちは西側、とくに米国中心の情報によって日本の多くの報道がなされています。そのことが必ずしも日本の国民に正しい報道がなされていないのではないかと大変心配しておりました。私がクリミアに参りましたのはいくつかの理由がございますが一番の理由は、正しい歴史的な事実をこの目で見て、そして、クリミアの皆さん方がどのように暮らしておられて、どのような未来を持とうとしておられるかを直接拝見することでございました。

しばしば日本では、米国と西側諸国にならいまして、経済制裁というものをロシアに加えております関係で、残念ながらこの経済制裁によって日本とロシアの関係も必ずしも正常な状況ではなくなってしまいました。日本の政府が制裁を加えるということに関しては、それは日本政府の立場でありますが、それが正しいものであるかどうかということを私たちは判断する必要があろうかと思っています。

ロシアの軍事的なパワーによって住民投票がなされたのではないかと、そのような報道も日本ではなされております。従って、住民投票も正当なものではなかったから、制裁を加えるという論理が成り立っております。それが果たして真実かどうかということを知りたくて、クリミアを訪れました。多くのリーダーの皆さん、ベレヴェンツェフ大統領全権代表をはじめ、多くのリーダーの皆さんにお目にかかってまいりましたし、クリミア連邦大学と、また、モスクワ大学のセヴァストーポリ分校において、多くの学生さんたちとディスカッションをしてまいりました。

そして分かったことは、住民投票が決してロシアの圧力でなく、自分たちクリミアの住民の皆さん方の自発的な行動の中から正当に行われたものである、結果として、民主主義に基づいて、ロシアへの編入というものを、自ら求めたものであるということがわかりました。国際法違反とか、ウクライナ憲法違反である、などといった批判もなされておりましたが、決してそうではなく、ウクライナ憲法も忠実に守りながら、国際法を違反することなく、住民投票がなされたことも、様々な方々の意見を伺いながら、事実として知った次第でございます。

このような中で日露の関係が、たとえば領土問題を含めて、いまだに解決がされていない状況の中で、果たして日本がロシアに制裁をこれからも続ける意味というものがあるのかどうか、大変、私は、疑わしく思っています。早く正常な日露関係に戻して、そしてプーチン大統領閣下の日本への訪問を早期に実現して、日本とロシアの交流がもっともっと盛んになることを期待しております。
 


質疑応答:

―日本が対ロ制裁を解除する可能性はあるでしょうか?もしあるとすれば、いつ行われるでしょうか?もう一つの質問があります。鳩山氏は、日本での情報封鎖を打ち破ることができると述べられましたが、それをいつ、どのような方法で行うことができるでしょうか?

「私として、出来る限りのことをしてまいりたいと思います。まず、私は東アジア共同体研究所という研究所の理事長をしています。その立場から、たとえばインターネットなどの報道によって、国民の皆様方に正確な情報をお伝えしてまいりたいと思いますし、また、ウクライナ問題、クリミア問題に対して、ブックレット、本などを書き著すことなどを行いながら、国民の皆様に正確に情報をお伝えしてまいりたいと思っています。できれば政府関係の方々にもお伝えする努力をしたいと思っています。」

―鳩山氏のクリミア訪問の後、西側のプロパガンダの正当性を確かめるために日本から誰かがクリミアを訪れる予定はありますか?

「私は、その可能性はあると思っています。日本の外務省は私が訪問することに関して否定的、批判的でありましたけれども、しかし、制裁を課すということと、ではその地域に行ってはいけないかということは、全く別の次元の話だと思っています。むしろ、多くの日本の国民の皆さんがたに、クリミアの真実を見ていただくことが大切だと思っておりますので、色々と疑いを持っておられる、特にジャーナリストの方々に率先してクリミアに入っていただき、クリミアの事実を知ってもらいたいと思っています。そのような努力をしてまいりたいと思います。」 

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