[日本や世界や宇宙の動向]ギリシャはIMFに返済するために国中の現金をかき集めています 〜 IMFの所業、預金封鎖となる日本

竹下雅敏氏からの情報です。
 IMFはお金に困った国に高利で貸し付け、その国に様々な構造改革を押し付けます。その中心は緊縮財政です。具体的には、小泉・安倍政権の政策内容と同一のものです。日本がただ一つ行っていないのは、公務員の給与の削減のみです。
 IMFが貸し付けたお金は、国民には1円も届かないのです。そのお金は融資をして来た銀行などへの返済金に当てられ、何も残らないのです。要するに、国民にはIMFからの借金が残ることになります。これを国民は長期間にわたって税金で払い続けなければならないのです。つまり、大企業を救済してその国の国民を見捨てるのが、IMFの政策です。まさに悪魔の所業だとしか言いようのないものです。
 現在、アジアインフラ投資銀行が発展途上国から熱烈に歓迎されているのも、こうした理由に依ります。IMFの餌食になった国がどうなるのかは、ギリシャを見ればよくわかります。記事を見ると、どうも国民は年金をまともにもらえなくなっているように見えます。
 日本の場合は、海外に借金をしていないので、デフォルトを宣言する必要はありません。財政が破綻すれば、直ちに預金封鎖に入ることが出来ます。銀行に預金を残しておくと、政府に没収される可能性があります。いつ何が起こるかわからないので、現金は手元に置いておいてください。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ギリシャはIMFに返済するために国中の現金をかき集めています。
転載元より抜粋)
http://beforeitsnews.com/economics-and-politics/2015/04/greece-seizing-all-public-funds-in-country-yes-all-people-had-in-their-bank-accounts-here-we-go-amerika-next-2474774.html
(概要)
4月20日付け:
ギリシャは公的資金の全てを没収します。預金も例外ではありません。

世界銀行とIMFの通常業務が金融腐敗そのものなのです。権力者が支配するメディアは国際金融機関の腐敗や詐欺行為を報道しないため、殆どの人はその事実を知りません。

米メディアはIMFや世界銀行を非営利の慈善機関として扱いがちですが、実際は50年前から世界を相手に高利貸しを行っている金融機関なのです。

さらに、世界銀行、FRBそしてちっぽけな金融エリートは借金詐欺と不正を行うだけでなく、世界中に権威主義の金融システムを押し付けてきました。

2009年のG20サミットの前夜に世界銀行のロバート・ゼーリック総裁は、スピーチの中で、世界中の国家主権を排除し世界政府を設立させる計画があることを認めました。
世界銀行が支配する金融システムがいかに邪悪かということが分かります。

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ギリシャ政府は、全公共団体に対しIMFに未払い金を支払うために彼らが保有する現金準備の全てを政府に引き渡すよう命令しました。

ギリシャは現金が不足しています。しかし5月にはIMFに10億ユーロ近くを返済しなければなりません。
このようにIMFは世界中で戦争資金を供給しクーデターを起こさせるなど、人道に反する犯罪に関与し続けています。
ギリシャ政府はIMFへの返済と給与の支払いを行うために、地方政府に対して現金残高の全てを中央銀行に送金するように命じました。

ギリシャは内戦が勃発する前にデフォルトすべきなのです。
このようなことをギリシャ国民に強要することなどできません。これは狂気の沙汰です。

先週、ギリシャ政府は、国の現金準備がなくなってしまったため、国営企業や国民年金機構などの公共団体に対し、現金準備のすべてを中央銀行に送金するように命じました。
ギリシャ政府はギリシャのデフォルトが再び懸念される中でギリシャ国内に残っている現金を全て搾りとろうとしています。

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