アメリカのマサチューセッツ州ボストンで開催されたマラソン大会のゴール近くで
爆発があり、
3名が死亡、百数十名が負傷したと伝えられている。
この事件についてワシントン・ポスト紙のブロガー、ジェニファー・ルビンは「今のところ、ローカル犯罪の話にすぎない」と
Twitterで表現、批判された。確かに、これがアメリカ以外の国での出来事なら日本のマスコミが今回のように大きく取り上げるとは思えず、アジア、アフリカ、ラテン・アメリカなどで起こったならば、取り上げないかもしれない。
それはともかく、
ボストン・マラソンの爆破事件に関し、奇妙な話が流れている。爆発の前、ゴール・ラインの近くに複数の警察犬がいるのを見て変だと思ったとモビール大学でクロス・カントリーのコーチをしているアリ・スティーブンソンは語っているのだ。レースが始まる前から屋根には監視員も配置され、「訓練なので心配しないように」というアナウンスが流れていたという。
そこで、事前に何らかの警告があったのではないかとスティーブンソンは考えているようだが、
FBIの囮捜査が失敗したのではないかという見方もある。
2001年以来、FBIは目をつけた人物(例えば、イスラム系の人びと)に「テロ」を持ちかけるという囮捜査を繰り返し、「摘発」してきた。
FBIが仕掛けなければ「テロ」に興味を持たなかったであろう人も中にはいるだろうが、興味を持たないまま逮捕されたケースもあるかもしれない。冤罪事件を生み出している可能性もあるということ。
今回の場合、こうした囮捜査が失敗し、本当に爆破事件がおこったのではないか、という疑惑を持つ人もいる。
囮捜査を利用し、何らかの組織が
ダミーの爆弾を本物に変えた可能性もあるだろう。
これまでアメリカは「テロとの戦争」を口実にしてファシズム化を推進してきた。準備はロナルド・レーガン政権の時代に本格化、9/11の後はジョージ・W・ブッシュ政権もバラク・オバマ政権もファシズム化を進めている。監視社会という点ではイギリスも歩調を合わせ、日本も後を追いかけている。
ボストン・マラソンでの爆破事件もファシズム化に利用されるのだろう。