竹下雅敏氏からの情報です。
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「ヨーガの秘訣(一) 呼吸法」 成瀬雅春(著) とんぱ 第1号 (出帆新社)
【サブ・ドーシャⅠ】
「5つのヴァータ(太陽のヴァータ)」 画像表示
「5つのピッタ」 画像表示
【サブ・ドーシャⅠ】
「5つのヴァータ(太陽のヴァータ)」 画像表示
チャクラ (神経叢、放出) |
太陽のヴァータ | 機能 | 体の部位 |
ヴィシュダ | ヴィヤーナ | 循環系の調節 発汗 |
全身 |
アナーハタ | ウダーナ | 記憶 知性の強化 |
のどから上 |
マニプーラ | プラーナ | 呼吸 神経機能 |
心臓から のどまで |
スワーディシュターナ | サマーナ | 消化機能 | ヘソから 心臓まで |
ムーラーダーラ | アパーナ | 糞便、尿の排泄 | ヘソから下 |
「5つのピッタ」 画像表示
チャクラ (神経叢、吸収) |
ピッタ | 機能 | 体の部位 |
ヴィシュダ | ブラージャカ | 皮膚の光沢 | 全身 |
アナーハタ | サーダカ | 記憶、精神機能 | のどから上 |
マニプーラ | アーローチャカ | 視覚機能の維持 | 心臓から のどまで |
スワーディシュターナ | ランジャカ | 造血 | ヘソから 心臓まで |
ムーラーダーラ | パーチャカ | 消化 | ヘソから下 |
3月4日に記事で、“足を肩幅に開いて立ち、目を閉じて右眼は右足の足首から下の部分を、左眼は左足の足首から下の部分を、心の中で見るようにします。そのまま、両目の力を抜くように意識してください”と記しました。これは、「太陽のヴァータ」を誘導する瞑想法なのです。
同じやり方で、「ピッタ」を誘導する瞑想法も簡単です。“目を閉じて右眼は右手の手首から先の部分を、左眼は左手の手首から先の部分を、心の中で見るようにします。そのまま、両目の力を抜くように意識”すれば良いのです。
これらの方法は、椅子に座っていても出来ます。ぜひ試して、この2つがどのように感覚的に異なるかを体験してください。僅か1分間だけでも、「ピッタ」を誘導する瞑想法を行うと、集中力が高まるのが分かると思います。
「サブ・ドーシャ」は図のように、体の5つの部分に対応しています。これらの「サブ・ドーシャ」を誘導する方法もまた簡単です。例えば、ウダーナ・ヴァーユを誘導するには、次のようにします。
「両目の力を抜いて、(目を閉じて)右眼は右足の足首から下の部分を、左眼は左足の足首から下の部分を、心の中で見るようにします。そのまま、“のどから上”を意識します。」
次に、サーダカ・ピッタを誘導する方法です。
「両目の力を抜いて、(目を閉じて)右眼は右手の手首から先の部分を、左眼は左手の手首から先の部分を、心の中で見るようにします。そのまま、“のどから上”を意識します。」
他のサブ・ドーシャの誘導方法も同様にすれば良いのです。これらの簡単な技術は、日常生活において大変役立ちます。先の記事で、ドーパミンはピッタ・ドーシャに分類されるとしたのですが、正確には「サーダカ・ピッタ」に分類されるのです。
なので、キスでドーパミンの分泌を促すには、「サーダカ・ピッタ」を誘導すれば良いのです。それには、キスで手を添えて、“のどから上”を意識すると同時に、手に意識が集まることで実現できます。この時、1点に集中せずに、“右眼は右手の手首から先の部分を、左眼は左手の手首から先の部分を、心の中で見る”ようにすればさらに効果が高くなります。