月のヴァータとカファの5つの「サブ・ドーシャ」について 〜「5つの補助生気」とそれぞれに対応する「体の部位」、ヴィシュダ・チャクラに対応する月のヴァータとカファのサブ・ドーシャ誘導法

竹下雅敏氏からの情報です。
 アーユルヴェーダの解説シリーズの13回目です。今回は前回に続いて、月のヴァータとカファの「サブ・ドーシャ」の解説です。
 月のヴァータのサブ・ドーシャは「5つの補助生気」として知られています。「魂の科学 スワミ・ヨーゲシヴァラナンダ著」(たま出版)から、該当部分を引用しました。「5つの補助生気」には対応する「体の部位」があります。これらはカファの5つのサブ・ドーシャの「体の部位」と一致します。
 カファの5つのサブ・ドーシャの「存在部位」は、“シュレーシャカは関節、タルパカは頭部、アヴァランバカは心臓(胸部)、ボーダカは舌、クレーダカは胃”なのですが、それぞれのサブ・ドーシャを誘導する「体の部位」はサブ・ドーシャⅡの表の通りなのです。
 前回の太陽のヴァータとピッタでは、アナーハタ・チャクラに対応するサブ・ドーシャの誘導法をお伝えしましたが、月のヴァータとカファではヴィシュダ・チャクラに対応するサブ・ドーシャを誘導する方法です。
 月のヴァータの「ダナンジァヤ」を誘導するには、次のようにします。
 「両目の力を抜いて、(目を閉じて)両方の足首から下が1.5倍くらいに巨大化したと想像します。右眼はその巨大化した右足の足首から下の部分を、左眼は巨大化した左足の足首から下の部分を、心の中で見るようにします。その状態を保ったまま、“全身”を感じるようにします。」
 カファの「シュレーシャカ」を誘導するには、次のようにします。
 「両目の力を抜いて、(目を閉じて)両方の手首から先が1.5倍くらいに巨大化したと想像します。右眼はその巨大化した右手の手首から先の部分を、左眼は巨大化した左手の手首から先の部分を、心の中で見るようにします。その状態を保ったまま、“全身”を感じるようにします。」
 他のサブ・ドーシャの誘導の仕方も、基本的に同じです。最後の、“全身”の所を、“口、まぶた、喉、鼻”にそれぞれ変えるだけです。
 8月28日の記事で記した、“カファ:エストロゲン、ピッタ:テストステロン、太陽のヴァータ:β-エンドルフィン、月のヴァータ:メラトニン”はヴィシュダ・チャクラに対応しているホルモンなので、例えば、カファの「エストロゲン」(発情ホルモン)を誘導する場合は、上記の「シュレーシャカ」を誘導する方法を使って、ハグ(抱擁)すれば良いのです。
(竹下雅敏)
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【補助生気について】

「魂の科学 スワミ・ヨーゲシヴァラナンダ著」より抜粋

p193~194
(1)デヴァダッタ
この生気は鼻の中にあり、「地」元素が優位になっています。ですから黄色く薄汚れた色をしており、外見も埃ででも被われたように薄汚れて視え、重いという性質を持っています。

(2)クリカル
この生気は喉にあり、「水」元素優位で色は白、重さはやや軽くなっています。あくびが出たり空腹や渇きを感じさせるのは、この生気が動くからです。

(3)クールマ
この生気は瞼の部分で働いています。「火」元素が優位であり、金色やオレンジ色をしており、伸縮する性質を持っています。このクールマ気は、瞼をしばたたかせ、まばたきをさせたりして、眼を閉じたり開けたりさせる働きをしています。

(4)ナーガ
この生気は口に位置し、「風」元素優位、色は青の混じった緑色、軽いという性質を持っています。げっぷやしゃっくりが出るのはこの生気のためです。

(5)ダナンジァヤ
この生気は肉体全体にゆきわたって存在しており、「空」元素優位、色は空色、軽いという性質を持っています。人の死後とか、あるいは生きている時でも、肉体を膨張させるように働いています。また、肉体が動き回るのを助け、肉体全体に養分を与えてくれています。


【サブ・ドーシャⅡ】

「5つの補助生気(月のヴァータ)」


「5つのカファ」

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