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オバマ大統領は、9日から10日にかけての深夜、いくつかの米国TVのインタビューに応じた中で
「米国は、もしシリアの化学兵器が国際的な監督下に移されれば、同国に対する軍事作戦を延期する用意がある」と述べた。
これに先立ち、
ロシアのラヴロフ外相は、シリア情勢に関する特別声明を発表し、その中でシリア政府に対し、化学兵器を国際的な管理下に移すのみならず、その廃棄についても合意するよう求めた。
シリア当局は、ロシアのこのイニシアチヴを歓迎している。
オバマ大統領は、インタビューの中で「ロシアの提案は、事態を好ましい方向に発展させ、紛争停止に向けた途上における『最初の一歩』となる可能性がある」と述べ、米国がシリア問題解決において外交的手段に従う用意のある事を確認した。
シリア反政府勢力戦闘員 シリア領内からイスラエルへの化学兵器攻撃を準備との情報
その一方でオバマ大統領は、インタビューの中で、こうした状況になったのは米国のシリア攻撃という『現実的脅威』のおかげだとの確信を明らかにし「そうした圧力を『弱める』つもりはない。これまで通り、しかるべき軍事決議の議会による承認を待っている」と伝えた。
ロシアの複数のマスコミ報道から