アーカイブ: ウクライナ情勢

[Sputnik]米国でクーデターの可能性 / ポロシェンコ大統領のわら人形 / 大富豪コロモイスキー氏 米国へ 

竹下雅敏氏からの情報です。
 米国では、まもなくクーデターが起こるのではないかとのこと。クーデターの中身が問題ですが、記事では“外国での政権交代は、米国内に予想外の結果を引き起こす恐れがある”と言っています。
 下の2つの記事は、ウクライナでクーデターが起こる可能性を示すものだと思います。ポロシェンコは過激派民族主義者のグループをとても恐れており、この動画は単なる悪戯だとは思えません。何より、仮にクーデターがあるとすれば、その黒幕であるはずのコロモイスキーが、安全のために、すでに米国に逃れているのです。
 イランでの6か国協議がまとまったことで、イスラエルはとても焦っていると思います。状況を打開するために、ウクライナとアメリカでのクーデターを画策する可能性は十分にあると思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

――――――――――――――――――――――――
OpEdNews:米国の「ゲーム・オブ・スローンズ」は、米国でのクーデターを招く
転載元)
151121

米国は長年にわたって数十カ国の政権を変えてきたが、まもなく米国自体がクーデターに直面する恐れがある。OpEdNewsのジョン·レイチェル評論家は、このような考えを表している。

レイチェル氏は、米国が現在、ベネズエラ、ロシア、エクアドル、そしてボリビア、並びに、恐らくキューバとキルギスでも、政権を交代させようとしているのは周知の事実であると指摘している。なお、米政府はこれを認めようとはしていない。

しかし他の国々は大きな警戒心を持って米国の動きを見守っており、すでに米政府の行動に幻想を抱いてはいない。

レイチェル氏は、「たとえ米国人が、自国の政府が行っているこの不道徳で違法、かつ、さらに非常に危険な『ゲーム・オブ・スローンズ』を知らなかったり、あるいは認めないとしても、他の世界はみんな理解している。米国のこのような政策は、必ずや終焉を迎えるだろう」との見方を示している。

レイチェル氏は、外国での政権交代は、米国内に予想外の結果を引き起こす恐れがあると指摘している。

レイチェル氏は、「出来事の進展速度を考慮した場合、それは近いうちにも起こるだろう」と締めくくっている。

――――――――――――――――――――――――
オデッサでポロシェンコ大統領のわら人形が吊るされた
転載元)
オデッサのいたずら集団がエイプリルフールのいたずらをしかけた。デリバーソフ通りでウクライナのポロシェンコ大統領のわら人形を、流血の刺繍つきで吊るしてみせた。


「吊るされたポロシェンコ」としてSNSで写真やビデオが出回っている。

――――――――――――――――――――――――
大富豪コロモイスキー氏 米国へ
転載元より抜粋)
2008年に米国への入国を禁止された大富豪のイーゴリ・コロモイスキー氏が、現在米国にいるという。

政党「ペトロ・ポロシェンコ・ブロック」所属のウクライナ最高会議の議員セルゲイ・レシェンコ氏が、自身のフェイスブックで発表した。

伝えられたところによると、コロモイスキー氏は米国への入国禁止を解除するために、最近行われた米大使との協議を利用した。コロモイスキー氏は、同氏が知事を務めていたドニエプロペトロフスクの「ラビ」であるカミネツキー氏(米国人)に米国へ入国するための支援を依頼した。そしてコロモイスキー氏には例外としてシングルの短期滞在ビザが与えられ、同氏は現在米国に滞在して、バスケットボールの試合を観戦したりしているという。

レシェンコ氏は、「コロモイスキー氏が所持しているウクライナ、イスラエル、キプロスのパスポートのうち、どのパスポートにビザが張り付けられたのかは分からない」と指摘している。

[グローバルリサーチ社]人類に対する犯罪:実現したポロシェンコの約束 「我々は学校を爆撃している、ドンバスの子供は学校へ行けない」

 ポロシェンコ大統領の“我々の子供は学校や幼稚園に行くが、彼らの子供は地下室に閉じ込められるだろう!”というスピーチは、既に時事ブログで紹介されおり、こちらに全訳があります。
 今回の記事は、ポロシェンコ大統領のスピーチが現実のものとなったことを紹介してくれています。東部・南部のウクライナ一般市民への砲撃を示す記事はこれまで何度も掲載されてきましたが、今回は多くの写真からドンバスの子どもの基本的人権が踏みにじられていることが伝わってきます。
(編集長)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
人類に対する犯罪:実現したポロシェンコの約束「我々は学校を爆撃している、ドンバスの子供は学校へ行けない」
記事配信元)
本記事文章は現在公開を停止しております。 (2016/4/23)
記事の提供元にてご覧ください。

[Sputnik]ウクライナ大統領 ドンバスの義勇軍よりも「右派セクター」のほうが怖い? / ポロシェンコ大統領 寵愛を失ったコロモイスキー知事を解任

竹下雅敏氏からの情報です。
 ウクライナでは、ネオナチ勢力のクーデターが事実上始まっているのではないかと思える記事です。とりあえず現在のところは、ポロシェンコ大統領が何とか状況をコントロールしているように見えます。しかし、記事ではポロシェンコ大統領が、過激民族主義者のグループを怖れていることが指摘されています。ウクライナの一連の暴力の黒幕と言われるコロモイスキーが、このままおとなしく引き下がっているとはとても思えません。おそらくクーデターを仕掛けて来るでしょう。
 当初想定した通りの展開になっていると思います。このままでは、おそらく2人とも命を落とすことになるのではないかと思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

――――――――――――――――――――――――
欧州会議、ウクライナ内務省がマイダン事件捜査に障害
転載元)
124655-2 

ウクライナ問題に関する欧州会議のコンサルタント・グループは、マイダン広場の事件を十分に捜査する上でウクライナ内務省が障害を設けたと考えられる証拠があるとの見方を示した。

これ以外にも、キエフ当局によるマイダン広場事件の捜査は欧州の人権と基本的自由の保護のための条約の要求を満たしておらず、捜査組織間の連携提携政策も存在していなかった。

国際コンサルタント・グループのニコラス・ブラッツ代表はマイダン広場事件についての2013年11月から2014年2月までのレポートを提出したなかで、次のように語っている。

「国際コンサルタント・グループのレポートは十分に入念なもので、これによって同グループは国家レベルで行われた捜査はある一定の理解では人権と基本的自由の保護のための条約の要求にこたえていないという帰結に達した。私たちのグループは政府機関が突き当たった困難を認識し、その後直ちに昨年2月の事件の捜査を開始した。

――――――――――――――――――――――――
ウクライナ大統領 ドンバスの義勇軍よりも「右派セクター」のほうが怖い?
転載元)
122799

ウクライナ過激民族主義組織「右派セクター」のリーダー、ドミトリー・ヤロシ氏は、ウクライナ大統領が現実から目をそらし、ウクライナの国益を裏切っていると考えている。

またヤロシ氏は、ポロシェンコ大統領が、ドンバスの義勇軍よりも過激民族主義者を恐れているとの確信を示している。

ヤロシ氏は、「私はポロシェンコ大統領が未だにどこの国に住んでいるのかを理解しておらず、現実も理解していないと思っている。私が自分から出来事を促進することは決してない。彼らはなぜか状況を悪化させている。マイダンとこの戦争で流された血を犠牲として、状況が重なった際に高官となることを国民に許された我々の政治家たちは、あまりにも外国の意見に左右されすぎている」と指摘している。

またヤロシ氏は、ポロシェンコ大統領は「右派セクター」の過激民族主義者を恐れているため、彼らを軍事関係庁あるいは内務省の管轄化に入れようとしているとの確信を持っている。

――――――――――――――――――――――――
ポロシェンコ大統領 寵愛を失ったコロモイスキー知事を解任
転載元)
085181-2

ウクライナ・ドネプロペトロフスク州のイーゴリ・コロモイスキー知事が、ピョートル・ポロシェンコ大統領との会談後、解任された。

コロモイスキー氏は、文字どおりの意味で深夜に、ドネプロペトロフスク州知事のポストを解かれた。

ウクライナ大統領広報部によると、寵愛を失ったコロモイスキー氏がポロシェンコ大統領との会談で辞職を申し出て、その席で大統領令に署名がなされたという。

コロモイスキー氏とウクライナ政府との不和が生じたのは先週末。ウクライナ最高会議が、大企業の株主総会を開くための定足数を60パーセントから、50パーセントと1株に削減する法律を承認したことが原因。この変更により、コロモイスキー氏は事実上、ウクライナの大手石油企業ウクルナフトの経営権を失った。またコロモイスキー氏は、数十億の配当金を国庫に納付しなければならなくなった。

大富豪のコロモイスキー氏は、自分を支持したドネプロペトロフスク州の住民たちに抗議デモを開くよう呼びかけ、ウクライナ政府との直接対決に出た。

その後、会社の事務所が2度にわたって武装集団の管理下に置かれ、
ウクライナのヤツェニュク首相は、コロモイスキー氏に対して刑事訴訟を起こすよう求めた。

コロモイスキー氏は、ウクライナで政権が交代した直後に知事に任命された。コロモイスキー氏は内戦に積極的に参加し、義勇軍と闘う武装大隊に多額の出資を行った。

[櫻井ジャーナル]ウクライナで住民を虐殺した黒幕と言われる富豪がキエフで石油会社の本部を武装制圧、書類破棄

竹下雅敏氏からの情報です。
 これは、ウクライナでクーデターが起こっているということでしょうか。文末“支配層の内部で対立が起こると、ウクライナはさらに混乱する”とありますが、こうなるとポロシェンコが排除される可能性が高いと思います。
 予想された展開です。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

――――――――――――――――――――――――
ウクライナで住民を虐殺した黒幕と言われる富豪がキエフで石油会社の本部を武装制圧、書類破棄
転載元より抜粋)
 ウクライナ最大の石油会社の本社が武装集団に制圧された。その集団はイゴール・コロモイスキーという「オリガルヒ」の私兵だとみられ、中で書類を破棄しているようだ。この人物はウクライナ、イスラエル、キプロスの三重国籍を持ち、ドニエプロペトロフスクの知事を務めている。昨年5月2日にネオ・ナチがオデッサで行った住民虐殺、その後の東部や南部における民族浄化作戦で黒幕的な役割を果たした。

コロモイスキー

コロモイスキー


 襲撃された会社が発行している株式の51%は国が保有、コロモイスキーは42%。したがって経営は政府が主導権を握るはずだが、これまでコロモイスキーが支配してきたという。そうした状態をペトロ・ポロシェンコ大統領は変えて経営権を奪還したところ、それまでの経営実態が明らかになると困るのであろうコロモイスキーは私兵に書類を始末させたということのようだ。

 私兵を使って会社を乗っ取るのはコロモイスキーの常套手段。ボリス・エリツィン時代のロシアと同じように、企業家というよりギャングの手法で巨万の富を手に入れてきた。停戦で合意された後も東部や南部を武力で制圧すべきだと主張しているが、これも「押し込み強盗」の発想。この考え方はアメリカのネオコンやフィリップ・ブリードラブ欧州連合軍最高司令官と同じだ。

 コロモイスキーが雇っているひとりがR・ハンター・バイデン、つまりアメリカ副大統領ジョー・バイデンの息子にほかならない。ウクライナで最大の天然ガス製造会社、ブリスマの重役になっているのだが、この会社を所有しているのがコロモイスキー。カネでアメリカ政府にも食い込んでいると言えるだろう。

 ジョン・ブレナンCIA長官がキエフを極秘訪問した10日後、つまり昨年4月22日にバイデン副大統領はキエフを訪問、それにタイミングを合わせるようにしてオデッサでの工作に関する会議が開かれた。出席したのはアレクサンドル・トゥルチノフ大統領代行、アルセン・アバコフ内相代行、バレンティン・ナリバイチェンコSBU長官代行、アンドレイ・パルビー国家安全保障国防会議議長代行、そしてコロモイスキー。

 オデッサで虐殺があったのは会議の10日後。この時に労働組合会館で殺されたのは50名弱とメディアではされているが、これは上の階で死体が発見された数。多くは地下室で惨殺され、犠牲者の数は120名から130名と言われている。70〜80名はどこかに埋められた可能性が高い。

 コロモイスキーを知事に任命したのはアルセニー・ヤツェニュク首相であり、そのヤツェニュクをクーデター前から高く評価していたのがアメリカ国務省のビクトリア・ヌランド次官補。ヌランドの夫、ロバート・ケーガンはネオコン(親イスラエル派)の大物だ。

 現在、アメリカの好戦派は部隊をウクライナへ入れて「軍事訓練」を始めるとされているが、すでにアメリカ政府はCIAやFBIの専門家数十名を顧問として送り込んでいる。アメリカの「アカデミ(旧社名はブラックウォーター)」やポーランドの傭兵会社が戦闘員をウクライナへ派遣、東部の制圧作戦に参加させていたとも伝えられているが、それでは足りず、アメリカ兵を増派し、兵器の供給も強化するようだ。
 ポロシェンコ大統領がEUやロシアへ歩み寄った場合、アメリカ/NATOはコロモイスキーのような人物を使い、クーデター(あるいは偽旗作戦)で大統領を排除する可能性もある。現在、一般市民の不満はネオ・ナチの武装集団が抑え込んでいるようだが、支配層の内部で対立が起こると、ウクライナはさらに混乱するだろう。その混乱がロシアとの戦争に発展し、EUが消滅する事態もないとは言えない。

[The Voice of Russia 他]モスクワで開かれた鳩山氏のブリーフィング 〜クリミア訪問の目的を達成〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 鳩山氏はクリミア訪問の目的を達したようです。
「花の下 ゆるみて写る ポッポかな」
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

――――――――――――――――――――――――
記事配信元)
本記事文章は現在公開を停止しております。 (2016/4/23)
記事の提供元にてご覧ください。


――――――――――――――――――――――――
モスクワで開かれた鳩山氏のブリーフィング
転載元より抜粋)
9DSC00695-2 

モスクワで13日、クリミアを訪問した日ロ協会の指導者である鳩山由紀夫元首相のブリーフィングが開かれた。鳩山氏が率いる5人からなる代表団は13日、ロシアを出国する。鳩山氏はMIA「ロシア・セヴォードニャ」で開かれたブリーフィングで、ロシアのジャーナリストたちを前に、残念ながら日本のマスメディアはクリミアの状況を欧米の立場から伝えていると指摘した。

鳩山氏は冒頭、次のように挨拶を述べられた。

‐ありがとうございます。こちらにお招きをいただいて感謝を申し上げます。私どもは日本から5名の団体でクリミアを訪問してまいりました。私たちは西側、とくに米国中心の情報によって日本の多くの報道がなされています。そのことが必ずしも日本の国民に正しい報道がなされていないのではないかと大変心配しておりました。私がクリミアに参りましたのはいくつかの理由がございますが一番の理由は、正しい歴史的な事実をこの目で見て、そして、クリミアの皆さん方がどのように暮らしておられて、どのような未来を持とうとしておられるかを直接拝見することでございました。

しばしば日本では、米国と西側諸国にならいまして、経済制裁というものをロシアに加えております関係で、残念ながらこの経済制裁によって日本とロシアの関係も必ずしも正常な状況ではなくなってしまいました。日本の政府が制裁を加えるということに関しては、それは日本政府の立場でありますが、それが正しいものであるかどうかということを私たちは判断する必要があろうかと思っています。

ロシアの軍事的なパワーによって住民投票がなされたのではないかと、そのような報道も日本ではなされております。従って、住民投票も正当なものではなかったから、制裁を加えるという論理が成り立っております。それが果たして真実かどうかということを知りたくて、クリミアを訪れました。多くのリーダーの皆さん、ベレヴェンツェフ大統領全権代表をはじめ、多くのリーダーの皆さんにお目にかかってまいりましたし、クリミア連邦大学と、また、モスクワ大学のセヴァストーポリ分校において、多くの学生さんたちとディスカッションをしてまいりました。

そして分かったことは、住民投票が決してロシアの圧力でなく、自分たちクリミアの住民の皆さん方の自発的な行動の中から正当に行われたものである、結果として、民主主義に基づいて、ロシアへの編入というものを、自ら求めたものであるということがわかりました。国際法違反とか、ウクライナ憲法違反である、などといった批判もなされておりましたが、決してそうではなく、ウクライナ憲法も忠実に守りながら、国際法を違反することなく、住民投票がなされたことも、様々な方々の意見を伺いながら、事実として知った次第でございます。

このような中で日露の関係が、たとえば領土問題を含めて、いまだに解決がされていない状況の中で、果たして日本がロシアに制裁をこれからも続ける意味というものがあるのかどうか、大変、私は、疑わしく思っています。早く正常な日露関係に戻して、そしてプーチン大統領閣下の日本への訪問を早期に実現して、日本とロシアの交流がもっともっと盛んになることを期待しております。
 

» 続きはこちらから
1 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 72