アーカイブ: 安倍政権の闇

[日本学術会議任命拒否問題] 菅首相「105名のリストは見ていない」嘘でないとしたら99名に削除できたのは安倍前首相か

 10/9官邸での「グループインタビュー」に答えて、菅首相は日本学術会議側が推薦した105名のリストを「見ていない」と急に言い始めました。自身が見た時にはすでに99名のリストになっていた、と言うのです。「総合的・俯瞰的な判断による」任命拒否ではなかったのか。では誰が105名から99名に削ったのか。あからさまな責任回避にさすがに驚き、桜を見る会の時のように再び誰かが犠牲になるのでは、とドキッとしました。ネット上では当然のように「ウソつき」との非難が巻き起っています。しかし、もしも、もしも、菅首相が嘘を言っていないと仮定すると、学術学会が105名の推薦名簿を提出したのが8/31、小西ひろゆき議員の確認では9/2に内閣法制局と内閣府が確認作業、菅首相の就任は9/16、推薦会員の任命発令の起案は9/24、菅首相の決済印は9/28という流れの中で、105名から99名に削ることが可能なのは安倍前首相ではないか、と川内博史議員は指摘されました。安倍前首相からの引き継ぎはなく「一連の流れの中で判断した」菅首相は、しかし、削られた推薦名簿を見直す気は全くないらしい。ゆるねとにゅーす管理人さんの推察のように、安倍政権、菅政権を通じて背後に居るものが推薦削除を指示したということか。
世界のメディアは菅政権の犯罪性を次々に報じますが、日本の主要メディアはグループインタビューという奇怪な場でご託宣をおし頂くばかりです。菅首相、26日国会でお待ちします。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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菅首相、105人の名簿「見ていない」 任命再考は改めて否定
引用元)
 日本学術会議が推薦した会員候補6人を菅義偉首相が任命しなかった問題で、菅首相は9日、毎日新聞などのインタビューに応じた。自身が決裁する直前に会員候補のリストを見た段階で99人だったと述べ、推薦段階の105人の名簿については「見ていない」と語った
(以下略)
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菅首相、推薦リスト「見てない」 会員任命で信条考慮せず―学術会議会長と面会も
引用元)
(前略)  首相によると、会員任命を最終的に決裁したのは9月28日。「会員候補リストを拝見したのはその直前だったと記憶している。その時点では最終的に会員となった方(99人)がそのままリストになっていた」と述べ、6人の排除に関与し得る立場になかったと強調した。6人が政府の会員候補リストから漏れた経緯や理由、誰が判断したのかが引き続き焦点となる。

 首相は任命に当たり、安倍晋三前首相からの引き継ぎはなかったとした上で、自らが「一連の流れの中で判断した」と語った。学者個人の思想・信条が影響したかについても「ありません」と否定した。政府が1983年の国会答弁で、首相による会員任命は形式的と説明したこととの整合性を問われ、「(法律)解釈の変更は行っていない」と答えた。
 今回の決定には反発や批判が続くことが予想されるが、首相は「今般の任命手続きは終了した。変更することは考えていない」と明言した
(以下略)
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【!?】菅総理、学術会議側が作成した推薦リストを「見ていない」!この前まで「総合的・俯瞰的に判断(して排除した)」と言ってたのに…!→ネット「お茶噴いた」「支離滅裂」「ウソを言うな」
転載元)
(前略)

(中略)この最新の菅総理の発言が本当なのなら、菅総理は、あくまで「従来通りに」学術会議側から出された候補全員を任命した(つもりだった)ということになるし、それイコール、菅総理以外の”誰か”が、6人の候補を排除した「フェイクのリスト」を菅総理に渡した…ということになる

これまでは、(任命権者である)菅総理自身がこれを拒絶することが出来るか否か(任命拒否は憲法違反なのでは?)という点において様々な議論や意見が持ち上がっていたところだったけど、そもそも、何の権限もない”誰か”が学術会議が提出した候補を排除したというのなら、それこそ、完全かつ重大な憲法違反・違法行為であることが確定的となる

これはいよいよ大変なことになってきたし、要は、(ボクが疑ってきたとおりに日本の軍拡化の障害になっていた学術会議を破壊しようとしているジャパンハンドラーからの命令のままに「ただ単に”ご主人様”に言われるがままに従っただけ」と言いたいのかな?
(以下略)

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東京五輪組織委が経費300億円の削減を発表、ところが追加支出が3000億円で結局大幅な増加 / しかも組織委「名誉最高顧問」なるポストになぜか安倍前首相が

 開催絶望的な東京オリンピック・パラリンピックの、それでも経費を節約する努力はしていたらしいです。7日、大会組織員会が偉そうに発表した削減額が約300億円。これは大会の全予算額1兆3500億円のうち、わずか、たったの2%だそうで、ああそうですかと脱力です。本間龍氏によれば、これは元々過剰だった接待費を削っただけで「JOCや組織委の高給はスルー」だそうです。
ところが大会延期やコロナ対策費用で新たに追加される費用は3000億円以上、差し引き1兆6000億円もの支出が確実となり、これって削減ではなく増加してますやん!「無駄な国民負担が増えただけ」。組織委員会は「これからも簡素化に取り組む」とコメントしていますが、この調子だと今後も支出は増加し、ギリギリまで税金を吸い上げられそうです。それが証拠に突如、東京五輪組織委の「名誉最高顧問」というポストが出現し、そこに仮病が、いや体調が戻ったという安倍前首相が就任すると発表されました。疑惑を積み上げたまま辞職した首相の「名誉」職ですから、まさか税金を与えることはないですよね?名誉に恥じぬ国会での説明をお待ちします。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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東京五輪の簡素化、削減額300億円 大会予算のわずか2%
引用元)
来年夏の東京五輪・パラリンピックの開催経費削減を検討していた大会組織委員会は7日、削減額が約300億円になると発表した。52項目について運営方法の簡素化を目指したが、既に支出済みや契約済みの案件が多かったため削減は限定的で、全体予算約1兆3500億円の約2%にとどまった。(原田遼)
◆コロナ対策で追加支出は避けられず
 一方、大会延期や新型コロナウイルス対策に伴って新たに発生する追加費用は3000億円を超える見通し。これにより、簡素化効果を差し引いても全体で1兆6000億円超の支出が不可避となる
(以下略)
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配信元)

[日本学術会議任命拒否問題] 田村智子議員の気迫の質疑は必見、菅首相の任命権は論破され尽くしている

 8日の参院内閣委員会での田村智子議員の気迫の追求が胸を打ちました。満身の怒りをもって権力の欺瞞を追い詰めました。30分の動画ですが、ぜひ全部をご覧いただければと思います。内容の詳細が分からなくとも、今、権力を持つ者たちがどのように卑怯な欺瞞で日本の言論を縛ろうとしているか、それに対して、嘘は許さない、私たちを代表して議員が絶対に自由を守り抜く覚悟で戦っておられることが鮮明です。メディアが丁寧な解説とともに中継してくれれば、多くの方々が私たちの今の状況が理解できるのにと思います。
そもそも日本学術会議の推薦する会員を菅首相が拒否することが違法なのですが、それを無理やり「できる」と説明しようとして、無茶苦茶なことになっています。内閣府が持ち出した理由は、過去の政府答弁の中に憲法15条があることから、15条第1項「公務員を選定し、及びこれを罷免することは国民固有の権利である。」に固執しますが、その政府答弁での文脈からは、むしろ判断基準にならないことを田村議員は説明します。と同時に、この条文を持ち出すほど「ひどい人選」でない限りは「形式的任命」とすることを否定できないと、何度も何度も国会で確認されたことを紹介します。戦争になだれ込んで行った時代の滝川事件を人類の教訓として、国会でも確認したものでした。完全に論破されていることは大塚官房長も分かるのでしょう、声が平静ではありません。官僚に押し付けて逃げている菅首相、加藤官房長官に対しての出席を求めて、田村議員は質問を締めました。
この憲法15条に固執し、23条の学問の自由に優先させることは法的に誤りであることを説明されている動画もありました。
 この問題が発覚して以来、雨の日も菅野完氏は身体を張って抗議をされていますが、一方でこの危機感が人々に共有されていない現状も指摘されています。まずは知ろう。
(まのじ)
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配信元)
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国会中継 閉会中審査 内閣委員会(2020/10/08)
配信元)
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配信元)

自民党・杉田水脈議員の許しがたい発言 〜 国会議員の資質の無い者を比例名簿上位に置く自民党 / ネット上では議員辞職を求める署名

 自民党の杉田水脈議員、この方も菅政権もろとも「棚卸し」処分対象のようです。性被害を受けた女性の申告にはウソがあると言わんばかりの発言がありました。田村智子議員の怒りの会見で重要な点を指摘されています。自民党内の来年度予算への政策についてヒアリングする場で杉田議員は「女性への性暴力に対する相談事業は民間委託ではなく警察が積極的に関与することが必要」「なぜなら女性は性被害についていくらでも嘘をつくから」と述べました。田村議員は、相談窓口としての警察に様々な課題が多いことから民間の力を借りて安心できる相談窓口、解決できる体制が望まれているにも関わらず、それを妨害し侮辱することへの「許しがたい」気持ちを代弁されました。
杉田議員は今回に限らず、これまでずっと差別主義的な発言を繰り返し、周りの人々が「揺るぎない彼女の本心のはず」と認識するほど、国会議員としての資質の無いことが明らかです。その杉田水脈議員は「安倍首相の肝いりで」自民党衆院中国ブロックの名簿上位となり楽々当選しています。比例名簿で上位の議員は、言わば党の顔です。有権者が杉田議員を落選させたいと思ってもできない。自民党が「女性に暴言を吐く女性議員」の役目を与えているようにも見えます。
 ネット上では自民党の自浄を期待できないとして、杉田水脈議員の辞職を求める署名が始まっています。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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自民・杉田議員「女性はいくらでもうそ」 性犯罪に関し党会議で発言 記者団には否定
引用元)
 自民党の杉田水脈衆院議員は25日の党の内閣第一部会などの合同会議で、女性への暴力や性犯罪に関し「女性はいくらでもうそをつけますから」と発言した(中略)

 杉田氏は会議後、記者団に「そんなことは言っていない」と述べて発言を否定したが、会議に参加した複数の関係者から、杉田氏の発言が確認された。杉田氏は、会議で来年度予算の概算要求を受け、女性への性暴力に対する相談事業について、民間委託ではなく、警察が積極的に関与するよう主張。被害の虚偽申告があるように受け取れる発言をしたという。(共同)
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杉田水脈氏の発言に懸念や抗議「被害者を孤立させる」
引用元)
(前略)
「苦しむ人を孤立させる」。性暴力は訴えにくく、相談しても信じてもらえず傷つく当事者もいる。性暴力撲滅を訴える「フラワーデモ」の主催者らは26日、謝罪と議員辞職を求める署名活動を始めた

 26日夜にはフラワーデモが急きょオンラインで開催された。主催者の一人で作家の北原みのりさんは「国会議員が被害者の声をつぶすような発言をすることは許されない」と抗議。辞職などを求めて既に2万人超の署名が集まったという。

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配信元)

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伊藤詩織さんが「世界で最も影響力のある100人」に / あらゆる権力を使って山口敬之氏を守ったのが菅義偉首相

 米タイム誌の今年の「世界で最も影響力のある100人」に伊藤詩織さんが選ばれました。伊藤さんの勇気が世界に評価されたと同時に、彼女の前に立ちはだかった権力がクローズアップされます。「安部首相に最も近いジャーナリスト」山口敬之氏の性暴力と逮捕状もみ消しを命じたのが日本の現首相、菅義偉氏であることをLITERAが多角的に確認しています。成田空港で山口氏を待ち構えていた捜査員に逮捕の取りやめを指示したのは、当時の中村格警視庁刑事部長。この人物はかつて菅官房長官の秘書官を務め「菅氏の懐刀」と呼ばれていました。さらに山口氏がTBSを辞めた後、「山口にカネを払ってやってくれないか」と菅氏が泣きついたのは「ぐるなび」現会長の滝久雄氏でした。滝氏は菅氏の初当選当時から多額の寄付を行っており、現在「ぐるなび」はGoToイート事業の受託業者にも収まっています。週刊誌に事件の告発記事が掲載された直後、山口氏が記事への対応を相談したとされる人物「官邸のアイヒマン」と呼ばれる当時の北村滋内閣情報官は、菅内閣による官邸人事では国家安全保障局長を極めたまま再任しています。安倍晋三を介して菅氏と山口氏は「運命共同体」とすら書かれています。
その山口氏を守るためにあらゆる権力を使って、一人の女性を社会的に葬ろうとしたのが菅首相であったことを忘れるわけにはいきません。伊藤詩織さんの勇気に励まされ、私たちも政治を、社会を変えていくことを諦めてはいけないと思いました。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)
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伊藤詩織さんが「TIME」誌の100人に…一方で菅首相が山口敬之氏への資金援助を親密企業「ぐるなび」会長に依頼していた疑惑
引用元)
(前略)
(中略)この栄えある選出とともにいま一度、確認することが必要なのは、この山口氏の性暴力を隠蔽しようと逮捕状のもみ消しを命じた人物が、あろうことか現首相である菅義偉氏だとみられていることだろう。
(中略)
山口氏に「顧問料月額42万円」等を支払っていたのは、東京都の「NKB」という電車の中吊りなどを扱う交通広告の広告代理店だ
 そして、この広告代理店の会長というのが、「ぐるなび」の創業者で現会長の滝久雄氏。「ぐるなび」といえば「GoToイート」事業を受託している1社だが、先週発売の「週刊文春」(文藝春秋)が「菅義偉「親密企業」が〈469億〉GoToイート受注」と題して報道したように、じつは菅氏が初当選した1996年から2012年にかけて、「NKB」や同社の子会社は菅氏の政治団体に多額の寄付をおこなってきたのだ。
(中略)
 山口氏に逮捕状が出され、捜査員がいまかいまかと待ち構えるという局面まで進んだにもかかわらず、菅首相の片腕の警察官僚が直前で逮捕取りやめを指示したという事実。そして、山口氏がTBSを退社すると、初当選のころからの昵懇の関係にある企業が山口氏の資金援助をおこなっていたという事実──。これらを突き合わせれば、菅首相もまた山口氏と深い関係にあったことがよくわかる
(以下略)