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ウクライナのペトロ・ポロシェンコ大統領は「ウクライナ軍は決して、国の東部諸地域に対し勝利を得る事は出来ないだろう。ドネツク及ぶルガンスク両州では、人心をつかんで初めて勝利を得る事ができる」と述べた。
ポロシェンコ大統領は、
地方分権、インフラの完全な復旧、義勇兵達の恩赦といった方法によってのみ、それは得られるとみなしており、
いくつかの州の地域言語としてのロシア語の地位を奪ったウクライナ最高会議の決定を重大な誤りだったと認めた。
ポロシェンコ大統領は、フランスの新聞「フィガロ」のインタビューの中で、次のように述べている―
「
我々は、あれらの地域を軍事行動によっては、決して取り戻せはしないという事を、よく理解している。我々がすべきことは、あそこで人心をつかむ戦いをする事だ。
我々は、公用語としてロシア語を使う事に全く異議はない。我々はまた、分権化を推し進める用意があるし、国家予算から紛争の過程で損傷を受けたあらゆる建物を修理する資金を出す用意もある。」

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ウクライナ南東部のドネツクに配備されていた政府軍部隊が、義勇軍に降伏した。28日、自ら独立を宣言しているドネツク人民共和国指導部スポークスマンが伝えた。
スポークスマンによれば「
一発も銃を撃つことなく、部隊指導部との間で合意がなり、
義勇軍が部隊を管理下においた。」
ウクライナのポロシェンコ大統領は、休戦を月曜日まで延長した。義勇軍側は、大統領の休戦延長プランが明らかになった金曜日の段階で、それを遵守する用意のある事を表明した。