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大学入試の採点業務契約を請け負ったベネッセの子会社「学力評価研究機構」の服部奈美子社長が、ベネッセの商品企画開発本部長を兼務していたことが発覚! ~「学力評価研究機構」はペーパーカンパニーの疑いも

竹下雅敏氏からの情報です。
 日刊ゲンダイの記事と山井和則議員のツイートを見ていて、記事にまとめないといけないなぁと思っていたのですが、金塊の話が長引いていて、まだ終わりそうにないのです。とりあえず記事にまとめようとしたところ、ゆるねとにゅーすさんが、すでに記事にしていて、しかも見事な出来栄え。そのまま転載させて頂くことにしました。ゆるねとにゅーすさんへの継続的なご支援を、よろしくお願いいたします。
 大学入試の採点業務契約を請け負ったベネッセの子会社「学力評価研究機構」の服部奈美子社長が、ベネッセの商品企画開発本部長を兼務していたことが発覚。しかも、「学力評価研究機構」は、社員数、所在地、電話番号など非公開で、ペーパーカンパニーの疑いが出てきたというのです。
 “採点業務を請け負う会社の社長が親会社の商品企画開発のリーダー”で、採点業務を請け負う会社は問題や答案を予め知っているわけですから、彼らが上級国民に開発する商品は、いずれ、“このメガネをかけると解答がメガネのレンズに映ります”というものになる予感がします。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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【入試改悪】国・数の記述式問題も延期に!61億円で採点業務契約済みのベネッセの子会社(学力評価研究機構)は、”秘密結社”同然の幽霊会社!?
転載元)
どんなにゅーす?

・2019年12月17日、ベネッセと自民党有力政治家との激しい癒着が浮かび上がってきている、安倍政権による「入試改革(改悪)」に多くの批判が集まる中、英語民間試験導入延期に続き、国語と数学の記述式問題の導入も延期されることが決定。萩生田文科相が明らかにした。

すでに、文科省管轄の大学入試センターが、61億円でベネッセの子会社「学力評価研究機構」と2023年度までおよそ61億円に上る採点業務契約を締結してしまっている中、代表取締役社長の服部奈美子氏が商品企画開発本部長を兼務していたことが発覚。

・さらには、同機構について、ベネッセが所在地や電話番号、社員数を公表することさえ拒絶していることから、「実体のないペーパーカンパニーなのでは」との疑いも噴出してきている。

大学入試 国語・数学の記述式延期を発表 改革2本柱、英語に続き頓挫

2020年度から大学入試センター試験に代わって始まる大学入学共通テストで導入予定だった国語と数学の記述式問題について、萩生田光一文部科学相は17日の閣議後記者会見で、延期すると発表した。安倍政権が推進する大学入試改革の象徴でもあった共通テストは英語民間試験の活用と記述式問題の導入という2本柱が折れることになった。

記述式問題の採点はベネッセホールディングスの子会社が受託することになっていた。50万人規模の採点を20日間程度で行うため約1万人の採点者が必要とされ、アルバイトの起用による採点のミスやぶれへの懸念があった。過去2回の試行調査では受験生の自己採点と実際の得点のズレも判明した。受験生は自己採点の結果で出願先を決めるため受験生からは不安の声が上がっていた。
~省略~

【毎日新聞 2019.12.17.】

採点業務61億円受注 ベネッセ子会社はまるで謎の秘密結社

「大学入学共通テスト」の国語・数学記述式問題。17日にも延期発表の見通しだが、採点業務は発注済みだ。大学入試センターはベネッセの100%子会社「学力評価研究機構」と2023年度まで約61億円に上る業務請負契約を締結してしまっている。そこで、巨額の税金が支払われ、採点という公的業務を担う同機構を取材しようとしたところ、とんでもない“幽霊会社”の実態が浮かび上がってきた。
~省略~

先月、服部社長がベネッセの商品企画開発本部長を兼務していることがバレた。採点業者の社長として知り得た情報を、親会社の本部長の立場で受験ビジネスに生かせば鬼に金棒。「利益相反」「秘密漏洩」との猛批判を受け、今月1日付で兼務を解消している。
~省略~

■“別会社「ベネッセ」が直接取材を拒否

――機構の社員数やベネッセとの兼務は?

「社員数全体や構成については、公表しておりません

――ペーパーカンパニーとの声がある。

「ペーパーカンパニーではございません。多くの社員が業務を行っています」

――機構のオフィスは西新宿の三井ビルとのことですが、何階の何号室ですか。

「お取引先・関係者以外には非公開とさせていただいています

オフィスのフロアすら言えないとは一体どんな会社なのか。まるで戦前の秘密結社である。なお、取引先である大学入試センターも「社員数は把握していません」(総務課)とのことだった。

同日午後4時ごろ三井ビルを訪問すると、総合案内の入居企業を表示したパネルに機構の社名は見当たらなかった。仕方なく同じビルに入るベネッセの新宿オフィスに向かうと、ベネッセ広報の電話番号メモを手渡された。結局、機構の社員には1人も会えなかった。

利益相反や守秘義務違反などの懸念をかわす際には、ベネッセと機構が「別会社」だと強調するのに、機構への直接取材には、ベネッセがしゃしゃり出る。二枚舌の極みである。
~省略~

【日刊ゲンダイ 2019.12.16.】

↓山井和則衆院議員のツイート。
 

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目に見える変化・安倍政権の不支持率が上回り、自民党支持率も大きく下落 /「桜を見る会」が即座に解る充実のWiki登場

 大手メディアの世論調査がどのくらい正確なのかは疑わしいところですが、それでもついに共同通信ですら安倍政権の不支持率が、支持率を上回ると伝えました。その原因に「桜を見る会」疑惑が大きく影響したとして、安倍首相の説明が不十分と考える人が83.5%、さらに自民党支持率も大きく下落したようです。逃げ回る安倍首相がどこでどう説明したのか知りたいですし、その説明のどこに納得したのか16.5%の奇特な人に聞いてみたいものぢゃ。
 これまで自民党を支持していた穏健な保守層が今、かなりの不信感を持っていると森ゆうこ議員も述べていましたが、確かに安倍政権の醜態を正すことができない自民党も同じ穴のムジナと思われて当然でしょう。前川喜平氏は、今後「賃金の下落」につれてさらに支持率は落ちると見ています。
 ところで「桜を見る会」ウオッチに出遅れたと思っているアナタ、頼もしいWikiが登場です。これまでの経緯や問題点、分かりやすいグラフや各省の文書保存期間比較など見どころ満載、総理の関係者や追求する議員の活躍もあり、充実しています。
 あべぴょん、Wikiに歴史を刻んだね!
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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安倍内閣1年ぶり不支持上回る 「桜」影響大で自民もマッ青
引用元)

(前略)
共同通信が14、15両日に実施した全国電話世論調査。安倍内閣の支持率は42・7%で、11月の前回調査から6・0ポイント下落した。不支持率が43・0%と僅差で上回った。支持と不支持の逆転は昨年12月以来だ。

「桜を見る会」についての疑惑が大きく影響したとみられ、安倍首相が「十分に説明していると思わない」が83・5%に上った。内閣支持率の下落は2カ月連続で、前々回から計11・4ポイントの2ケタ減である。
(中略)
支持と不支持の逆転と合わせ、自民党内に衝撃が走ったのが、政党支持率も5・8ポイント減の36・0%と大幅下落したことだ。11月調査では自民党の支持率は2・8ポイント減にとどまっていた。ちなみに内閣支持率が7・9ポイント減だった今月実施の時事通信の世論調査でも、自民党の支持率は7・1ポイントの大幅減だ。
(以下略)

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配信元)









ままぴよ日記 38

 「きゃーーかわいい!」「癒される~」と、うれしそうに声をあげるのは子育て広場に来た中学生のお兄ちゃんとお姉ちゃん達。

 10年前、中学校に子育て広場を作ってから毎回聞こえてくる言葉です。中学生と赤ちゃん1対1の点と点を繋ぐことしかできませんが、どんな教科書よりも確実にお互いの命が交流し合っています。そして、私はその声を聴きながら「ああ、この広場を作ってよかった!」「続けてきてよかった」と思うのです。
(かんなまま)
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自立できるかどうかの大切な時期


小学校までお利口だった子ども達が中学校になると急に感情を表さなくなってしまいます。わかっているのかわかっていないのか返事もしません。中学校の先生は生徒に諭しても空回りするので次第に注意する声が大きくなっていきます。注意すればするほど逆効果になり、生徒から無視されます。どうやってこの時期の関係を築けばいいのか?悩ましいところです。


では、そんな生徒は中学生になっていきなり無感動、無愛想で挨拶もしない失礼な人になったのでしょうか?いえいえ、そうではありません。むしろ今まで何を言っても聞いてもらえず諦めの境地なのかもしれません。

又、思春期になり、自我が目覚めて考えたり迷ったりすることが増えても自分の気持ちを整理して伝えるのは難しいし、性エネルギーが引き起こす激動の変化に自分自身が一番戸惑っているのかもしれません。多感で誤解されやすい時期なのです。でも、これからの自分の人生にとって、自立できるかどうかの大切な時期でもあります。


私が教育委員長だった頃、学校教育に子育ての視点を入れたくて悩み、模索しました。会議で乳幼児期からの一貫した子どもの育ち支援の観点を取り入れて教育施策を作る提案などもしてきましたが、ほとんどが実現しませんでした。

教育委員長という肩書はあっても元はただの専業主婦。男社会の大きな組織の中で発言を期待されてもいませんでしたし、子どもの育ちの現場にいる母親感覚で発言しても教育指導という立場の教育界との意識の差は大きく理解してもらえませんでした。先生自身も現場の子どもの姿より国で決められた指導要領に従わなければいけません。

私に与えられた役割は用意された代表挨拶の原稿を読むお飾りに過ぎないと痛感しました。それでも自分で作った原稿を読み、意見を言い続けました。おしかりもいただきましたが現場の教師や保護者からは感動したという声も届きました。


中学校で子育て広場を開く


そんな時、県の教育センターで社会教育を学んできた先生が中学校の教頭先生になりました。そして「うちの中学校で子育て関係の事業ができないでしょうか?」と相談に来られました。

一回きりの中学生と赤ちゃんの交流会のようなものを考えていらっしゃったのかもしれませんが、私は中学校で毎月1回継続して子育て広場を開かせてもらえませんか?と提案しました。

子育て広場は、家庭科の授業である保育園訪問と違って普通の親子の様子がわかります。親が我が子を抱っこしたりお世話をしたり、子どもが甘えたりする姿を見て自分がどんな風に育ててもらったのかに思いを馳せることができるし、毎月会うことで子どもの成長もわかります。何より自分が子どもを持った時のモデルになるのです。

当時、こんな形で学校に広場を作っているところはありませんでした。本来学校は部外者に定期的に教室を貸すことはしませんが、この教頭先生の計らいと校長先生の理解でやってみましょうという事になりました。


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独逸の伯林で見た、聞いた、感じた社会問題、教育問題 ~第51楽章 お寿司からツェツィーリエンホーフ宮殿で発せられたポツダム宣言まで

先日ぺりどっとさんがドイツでは「カローシ」(過労死)の日本語が有名であるという記事を書いていらっしゃいました。
本当にそのようで、私は少し前にベルリンにある大型書店Dussmannで、
KAROSHI と書かれている絵葉書カードを発見しました!一瞬このカード見たとき、あららら・・と思いまして、珍しいから購入しようかなと思いつつもがやめたのですが・・。
ドイツ人でこの絵葉書を買う人はいるのでしょうか??
ドイツ人は日本人の多くの方が長時間働き、休みがほとんどないことを知っていて、こんなことは口に出しては言っていませんが、表情から感じるに、
『休みがなくて、自分の時間が持てない人生なんて意味ないんじゃない??』
と言っているような気がしています。

第51楽章は、お寿司からツェツィーリエンホーフ宮殿で発せられたポツダム宣言までです。
(ユリシス)
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「スシ」とお寿司


ベルリンの大型書店Dussmann は、ベルリンの中心部にあるデパート形式の書店です。地下の音楽関連のCDから専門書、英語や多言語の本のコーナー、
専門書、そして、ドイツの文房具やプレゼントに最適な雑貨まで置いてあり、
開店時間も朝9時から深夜24時までになっていて、1日思う存分楽しめる場所です。


座って本を楽しめるスペースもたくさんあり、ドイツ人は旅行が好きなので、
旅行本も充実していて、多くの方が座って旅行本を検討しています。

ドイツでは、「カローシ」のほかに、「スシ」、「ツナミ」などはもちろんのこと、
「マンガ」、「ワサビ」、「ノリ」、「ショウユ」、「カキ」(柿)、「サツマ」(みかん)、「ウメボシ」、「クズ」(葛)、「ほっかいど」(北海道産のかぼちゃ)、「キモノ」、「オリガミ」なども


photo by ユリシス

そのまま日本語が使われています。「スシ」などは、チャイニーズが海外で流行させたと言われていています。
日本人は、「スシ」とは言わずに、丁寧にお寿司と言うものですね。
アメリカでは、アイスコーヒーやコーラと一緒にお寿司を食べていたアメリカ人たちを見て驚愕し、また、シアトルで一度、にぎりのお寿司を食べましたら(庶民的なチャイニーズ経営のお店ですが・・)、
シャリがあまりにも大きすぎてのどがつまりそうになりました!
お刺身とシャリのバランスというものがあるものなのですが、海外だとこうなってしまうのですね。
ベルリンでは、ベトナム人やタイ人が自国の料理とスシを兼ねて営業しているようです。

Author:Yumi Kimura[CC BY-SA]

今まで見たところによると、一応にぎり寿司もあるようですが、
多くの外国人の方は、太巻きやかっぱ巻きを「スシ」と思っているようです。


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「桜を見る会」の消費者庁に続いてスポーツ庁も「ジャパンライフ」を優良企業待遇していたことが発覚、やはり一部業務停止命令の直前

 「大門ゼミ」の解説で(18:11〜)、「桜を見る会」への総理枠の招待状が、ジャパンライフの最後の荒稼ぎに最大限有効に使われたことが分かりました。消費者に対しては信用をさせ、行政に対しては「総理マター」でアンタッチャブルだと萎縮させる効果がありました。
 そのジャパンライフは、2013年夏の時点でパラリンピック選手を雇用しています。大門ゼミの解説から考えると、その時期は国民生活センターにジャパンライフへの苦情が増加している時期でした。その後、消費者庁の介入をかわしながら15年春に「桜を見る会」の招待状が届き、続いて16年11月にはスポーツ庁が、パラリンピック選手を積極的に雇用する優良企業として、あろうことかジャパンライフをヒアリングに招いていました。これもまた最後の荒稼ぎの時期と合致します。スポーツ庁は、ジャパンライフが悪徳企業だとは知らなかったとしていますが、ゆるねとにゅーす管理人さんが指摘の通り、80年代から国会追求も行われていて「知らなかった」はないでしょう。まさに「手段を選ばず、あの手この手」で詐欺を行ってきたジャパンライフの片棒担いだ安倍政権。
いつまで「恋々(れんれん)と政権にしがみついている」つもり?
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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【次々と…】スポーツ庁、ジャパンライフを「優良企業」としてヒヤリングに招聘!顧客の信用を得るため、安倍政権と癒着しつつパラ出場選手を積極雇用!
転載元)
どんなにゅーす?

・多くの被害者を出した後に倒産した悪徳マルチ企業・ジャパンライフに対して、安倍政権が「桜を見る会」に招待したり消費者庁の立ち入り検査を中止させていた問題について、2016年11月にスポーツ庁が、パラリンピック出場選手を積極雇用する「優良企業」として、ジャパンライフをヒヤリングに招聘していたことが判明した。

・この事態について、スポーツ庁は「障害者雇用におけるシンボリックな企業だと認識していた」などと説明しているものの、ヒアリングのおよそ2週間後に、ジャパンライフが消費者庁から一部業務停止命令を受けたことで事実上の破綻になっており、安倍政権の主要政治家と山口元会長との癒着との関連性が疑われる事態になっている。


ジャパンライフ「優良」 スポーツ庁認定、直後処分 16年ヒアリング

(中略)
同社がスポーツ庁に招かれたのは、一六年十一月二十九日。同庁の「障害者スポーツ推進タスクフォース」事業の一環で、山口元会長の娘の山口ひろみ元社長(47)が参加。パラ選手雇用の経緯や実績などを内部向けに発表した。

スポーツ庁の担当者は、同社を招いた理由を「パラ選手を雇用した実績があり、障害者雇用におけるシンボリックな企業だと認識していた」と説明。「桜を見る会」に招待されたことが考慮されたかについては「資料からそのような意図は読み取れない」と否定した。同社はヒアリングの約二週間後、消費者庁から特定商取引法違反などで一部業務停止命令を受けたが、スポーツ庁の担当者は「そのような企業だったとは当時、全く聞いていなかった」と釈明した

~省略~

東京新聞 2019.12.7.

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