お台場の海は「トイレみたい」ではなく、「トイレの汚染水そのもの」 ~未浄化下水の広がりに、選手たちは戦々恐々

竹下雅敏氏からの情報です。
 「皆が海だと思っているのは、実は海ではないのだ。しかし、名前がないと何とも不便だから、とりあえず海と名付けておこう」という金剛般若経の思想から、人々が海だと思っているものが、巨大な水洗トイレではないかと私は思っていたのですが、それが正しかったことが、日刊ゲンダイの記事から明らかになりました。
 動物たちの様をご覧になれば、陸地がトイレであることは明らか。その上に、海が水洗トイレだということになれば、“実は地球がトイレだった”という結論が導き出されるのです。
 さて、 2つ目のツイートにリンクがありますが、東京都下水道局の下水処理の解説によると、“東京都の区部の大部分では、汚水と雨水をひとつの下水道管で集める「合流式下水道」という仕組みを採用しています”とあり、 「合流式下水道では、一定以上の雨が降った時に、街を浸水被害から守るため、汚水混じりの雨水が河川等に放流されます」と書かれています。要するに、ある程度の雨が降ると、“排出基準を満たさない未浄化の…焦げ茶色の汚水が濁流となって放出”されるわけです。
 なので、ツイートにあるように、「競技直前には首都圏豪雨でしたが、今はカラッと晴れ上がりました。」という状況が、選手にとっては最悪なわけです。
 お台場の海の水質汚染について、タイムズ紙は2013年の時点で、懸念を表明していました。これに対し、東京招致委員会は、“トライアスロンや水泳オープンウオーターの大会がお台場で開催され『問題が起きたことはない』”と答えていますが、ツイートによると、“お台場でのトライアスロン日本選手権は秋開催”なので、夏場のオリンピックでは大腸菌が繁殖しそうです。
 大腸菌は水中スクリーンを三重にして何とか基準値内に収めるつもりのようですが、分子の小さな不潔な有機物の方は、スクリーンを透過してしまうのではないかと思います。多分、水洗トイレの水は十分に飲めるというのが、大会関係者の見解なのではないでしょうか。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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未浄化下水広がる“肥溜めトライアスロン”に選手は戦々恐々
引用元)
(前略)
「正直くさい。トイレみたいな臭いがする」

 2020年の東京五輪トライアスロン会場となる東京・港区の「お台場海浜公園」で行われた水泳オープンウオータースイミング(OWS)の五輪テスト大会で、選手から苦情が相次いだ問題。
(中略)
 14年9月の港区議会定例会。トライアスロン会場のお台場の水質について、こう指摘していたのが榎本茂議員だった。議事録を引用する。
 
東京都下水道局では、平成24年度に簡易処理水と呼ぶ排出基準を満たさない未浄化の下水を180万7200立方メートル、実に東京ドーム15杯分(原文ママ)に相当する莫大な量を運河に放水しております。この放水を実際に目にすると、誰もが驚くのですが、焦げ茶色の汚水が濁流となって放水され、あっという間に運河は黄土色に変わり、高浜水門から運河の外へ流れ出し、レインボーブリッジ、お台場へと順次海の色を変えていきます」
(中略)
 この通りであれば、お台場の海は「トイレみたい」ではなく、「トイレの汚染水そのもの」。テスト大会に参加した選手は「肥溜め」の中を泳がされているような気分だったに違いない。
(以下略)
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配信元)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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