注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
国民民主党の森ゆうこ議員が(中略)… 15日の予算委員会の質問内容を11日に政府側に通告していたが、質疑の前日の14日に、ある大学教授がインターネット番組で「(森議員の)質問通告をみた。私の関連も入っていた。役所の方から(情報が)来た」などと語ったという。
(中略)
野党側は、「国家公務員の守秘義務違反」、「国会議員の質問権の侵害だ」と批判。
(中略)
これに対し、23日の衆議院内閣委員会で、北村地方創生担当相は、「内閣府から通告内容が漏洩した事実はない」と真っ向から野党の批判を否定した。
(中略)
北村大臣は、「森ゆうこ議員から内閣府事務局に対し、原英史・国家戦略特区ワーキンググループ座長代理に対する参考人招致の要請と質問通告があった。これを受け、原氏に参考人招致の要請を伝えるとともに、(招致の)諾否の判断を求めるため、質問通告の内容を送付した」と述べた。
北村大臣によると、質問通告の内容に個別の大学名があったため、原氏が「私人としての判断」で、その大学の教授に電話とメールで連絡し、大学教授がネット番組で通告について明らかにしたという。
そして、北村大臣は、内閣府は大学教授に直接接触はしていないと強調し、「責任問題が生じた時は責任を取る」とまで言い切った。
(以下略)
質問通告等の内容が、国会で質問をする前に、その利害関係者の元に漏洩し、国会で質問をする前に攻撃を受けるという異例の事態になった問題。
— 尾張おっぺけぺー (@toubennbenn) October 20, 2019
とりあえず、内閣府の説明と高橋洋一さんの説明を見てみましょう。
ちなみに高橋さん、この後、ここで言っていることと違うこと言い出してます。
大丈夫? pic.twitter.com/oH8THHXjrh
すごいなー、このほら吹き。
— 尾張おっぺけぺー (@toubennbenn) October 19, 2019
虎ノ門ニュースでの高橋洋一
「えーと、私も通告書を見ました」
「その中にね、私の関連も入っていて」
なんて言っていた高橋さん。
直近の高橋洋一
(見てないけど)「虎ノ門ニュースであたかも見たかのようにしゃべっただけ」
だって。
どう思います、この人。
『【ついに完成❗️皆さま拡散拡散❗️】でぃーんさんの『#レントシーカー相関図』❣️』
— rz733375 (@rz733375) October 23, 2019
⇒ https://t.co/6FycfTOzMb #アメブロ @ameba_officialさんから
» 続きはこちらから
冒頭の動画の22分20秒~32分40秒が、「森議員 質問通告遅れる? 省庁深夜残業か」と題する話題です。この中の22分20秒~24分27秒の辺りをご覧になると、流れがよくわかります。あと、26分8秒~26分55秒、29分~30分、30分45秒~31分10秒の所が、ポイントになる部分です。
この中で、高橋洋一氏は“私の関連も入ってた。だからちょっと役所の方から来たんですよ(24分7秒~24分27秒)”と言っています。
また、26分8秒の所では、“ちなみに高橋さんは省庁の方から、担当の人から、いつ連絡きたんですか?”と司会の女性に聞かれて、高橋氏は“土曜だったかな”というような返答をしています。このやり取りは、連絡が省庁の担当から来たことが前提となっています。
また、30分50秒~31分の所で、高橋氏は、“私なんかfax受けるだけだから、連絡くるだけだからラクなんだけど”と言っており、これらのことを総合すると、高橋氏は、省庁の担当の者から、faxで質問通告の内容を受け取ったと考えられます。
冒頭の尾張おっぺけぺーさんの動画はとても上手くまとまっているので、ぜひご覧ください。
“続きはこちらから”のbuuさんの一連のツイートを見ると、高橋洋一氏は、政府と口裏を合わせて嘘をついていると思われます。
「もしお役に立ちましたら光栄です」とするツイートを開けてみると、内閣府の地方創生推進事務局参事官・蓮井智哉氏が、ワーキンググループの原英史座長代理にメールを送っていたことがわかります。
この件で、北村地方創生大臣は、内閣府からの漏洩があった場合には「責任、取ります」と言っていたのですが、2日後には、「一般論として、必要な対応をとるとの趣旨」と発言し、辞任を想定したものではないと言い訳をしました。内閣府が高橋洋一氏にfaxを送っていたと見て間違いないでしょう。