火曜日:「105年で5回だけ」の意味
昨日の記事で「過去105年でたったの5回しか達成されることのなかった歴史的な勝利」と訳しましたが、意味が伝わりにくかったかな、と思ったのでもう一度ご説明します。
過去15回分の中間選挙の結果を表で見て頂くとお分かりかと思いますが、大概は上院でも下院でも野党側が議席数を伸ばします。下の図で殆どが左側へ喰いこんでいるということは、与党がその分の議席を失ったということ:
#ElectionFact: Over the past 21 midterm elections, the President's party has lost an average 30 seats in the House & an average four seats in the Senate. In only two of those has the President's party gained seats in both houses. pic.twitter.com/xr8KmBbD7h
— PSEA Gov Relations (@PSEA_GR) 2018年11月6日
赤になったり青になったりしているのは、その時の大統領が共和党(赤)か、民主党(青)かを示しているだけです。
あ、ちなみに2002年の中間選挙で、ブッシュが両院共に議席数を伸ばしているのは驚くに値しません。これは9.11による悪質な自作自演のせいです。
まぁそれも含めて「Senate seats」と書かれた方で右側へ伸びているのが、1958年まで遡って4回。つまり「過去105年でたったの5回」とは、中間選挙で上院の議席を与党が伸ばしたのはたったの5回だ、という意味でした。
ちなみに「トランプさんは6回目の偉業達成だ」と書いている記事もどこかにあったので、正確に5回ではないかもしれません。また、集計が完全には終わっていないものの、今のところトランプさんは上院でプラス3議席獲得という成果だったのではないか、と言われています。
トランプさん本人も御満悦なのか、この「過去105年で5回だけ」の引用をツイートしています。
では下院はというと、不正選挙もあって流石にこちらは議席を減らしてしまいました(※ジム・ストーン氏も票泥棒に大変お怒りです)。
当初、下院では1982年のレーガン大統領時代と同じ26議席を失ったと言われていましたが、現在は集計が進んでどうやら2006年のブッシュと同じ30議席を失った可能性が高いです。でも先ほどの表でも書かれているように、最悪は2010年のオバマで63議席ロスですからね、まだまだ頑張っている方です。
Red Wave over the US Capitol pic.twitter.com/6ZfjBkhhPk
— Benny (@bennyjohnson) 2018年11月7日
選挙期間中、野党の民主党はしきりに「青い波が押し寄せる!」と宣伝していましたが、選挙当日の11月6日には雨が上がって国会議事堂の上に「赤い波」が現れました。
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まだ表だっては何も動いていませんが、ツイッターに登場した火曜日の国会議事堂上の空模様を見ると、なんだか幸先が良いような気がしてくるのです。
そして個人的には丁々発止のガウディ氏の再登場を強く望みます! あの責めっぷりは痛快です、攻撃相手が涙目になるレベルだもん(笑)
今回本文に登場する「我が国へ尽してくれてありがとう! 貴方の犠牲は決して忘れない」というQ+(キュープラス)の文は、もう1つ前の投稿でガウディ氏とボブ・グットラット氏にも同様に宛てて書かれてあるので、味方だと思うんですよね。是非。