TSSP今日と明日の地球のために知っておきたいエピソード/ベネズエラその6/
— The Sun Snorer Press (@taiyonoibiki) March 14, 2019
ダン・コバリック、ベネズエラとアメリカ帝国主義を語る/(必読!)
Dan Kovalik lecture on Venezuela and Empire https://t.co/JddC8eWxsL
から全訳 pic.twitter.com/KJIOAkP7e6
㉛ダン:昨年の5月、私はベネズエラにいて、選挙の監視をしていました。ニコラス・マドゥローが大統領に選ばれた選挙でした。
— The Sun Snorer Press (@taiyonoibiki) March 14, 2019
㉜ダン:それは、かつて「ベネズエラの選挙は世界で最も厳正公平な選挙である」と、ジミー・カーターが太鼓判を押した選挙であり、また私自身も実際に監視してみて、その結果、彼と同じ見解を持つようになりました。つまり、その厳正公平な選挙でニコラス・マドゥローは大統領に選ばれたのです。 pic.twitter.com/d63PAIffn7
— The Sun Snorer Press (@taiyonoibiki) March 14, 2019
57.ダン:ここでもう少し具体的にベネズエラについて話すことにしましょう。先ほど話したように、フーゴ・チャベスは1998年に大統領に選ばれ、翌1999年に就任しました。ですから、今年で、この1月でちょうど20周年記念ということになります。ボリビア革命元年です。
— The Sun Snorer Press (@taiyonoibiki) March 14, 2019
59.ダン:大統領になってまず、第一に彼がしたことといえば、憲法議会を招集し、新憲法の草案作成を始めたことでした。国じゅうの人がこの作業に参加しました。人々が自分たちの憲法のために自分たちで草案を書いたのです。そして、草案は国民投票にかけられて承認されました。
— The Sun Snorer Press (@taiyonoibiki) March 14, 2019
60.ダン:国民が新憲法を制定したのです。新憲法はいくつかの点において画期的なものでした。まず、第一に、それまでほとんど完全に無視されていたアフリカ系ベネズエラ人、ネグロ・ベネズエラ人、インディジナス・ベネズエラ人の権利を明確に保証したことでした。それは本当に偉大な一歩でした。
— The Sun Snorer Press (@taiyonoibiki) March 14, 2019
64.ダン:ベネズエラで政府支持のデモと反政府デモを見て比較すると、そのことがはっきりと視覚化されているのがわかるでしょう。つまり、反政府デモはより白い肌の人たち、より豊かな人たちで構成されており、政府支持デモはより黒い肌、より貧しい人たちで構成されている。
— The Sun Snorer Press (@taiyonoibiki) March 14, 2019
66.ダン:さて、次にチャベスがやったことですが、これはチャベスを独裁者だと思っている人にとっては本当に驚きでしょうが、より民主的なシステムを作ったことでした。チャベスは人々に、大統領をリコールできる権利を憲法の中で明確化したのです。
— The Sun Snorer Press (@taiyonoibiki) March 14, 2019
67.ダン:実際に、チャベスは何回もリコール選挙に出なければなりませんでした。実際、任期中、彼は15回もリコール選挙に出なければなりませんでした。ですから、チャベスが導いた政治システムは本当に元気に満ちあふれた民主的システムなのです。
— The Sun Snorer Press (@taiyonoibiki) March 14, 2019
68.ダン:そして、3番目は、かつてジミー・カーターをして「世界で最も厳正公平な選挙システム」と絶賛せしめた選挙システムを確立したことです。統一された、世界中の誰もが使うことのできる、ほとんど完璧なシステムです。
— The Sun Snorer Press (@taiyonoibiki) March 14, 2019
92.ダン:さて、2012年にチャベスが胃癌で逝去した時、また信じがたいことが起きました。副大統領だったマドゥローが大統領選に出馬したのです。
— The Sun Snorer Press (@taiyonoibiki) March 14, 2019
96.ダン:選挙はたいへんな接戦となり、マドゥローはわずか1%の僅差で勝利しました。そういうわけですから、この選挙では最後の1票に至るまでカウントされ、監査を受けました。
— The Sun Snorer Press (@taiyonoibiki) March 14, 2019
110.ダン:ベネズエラにまったく問題がないかというとそれはあるでしょうね。深刻な経済危機があることは見ての通りです。しかしそもそも、なぜベネズエラに経済危機があるのでしょうか?
— The Sun Snorer Press (@taiyonoibiki) March 14, 2019
111.ダン:国連の人権問題の専門家アルフレッド・デ・ザイアスが説明している通り、この人は実際ベネズエラに行って、長年にわたってこの問題を研究してきた人ですが、ベネズエラの経済危機について、それはアメリカの制裁と経済ブロックが原因だという結論を下しています。 pic.twitter.com/RuhLb7CX02
— The Sun Snorer Press (@taiyonoibiki) March 14, 2019
130.ダン:確かに、ベネズエラの政策が全ての点において完璧であるとは思いません。社会政策がインフレの原因の一つであるといえば、確かにそうかもしれません。しかし、そういう議論を耳にするたびに私は思うのです。
— The Sun Snorer Press (@taiyonoibiki) March 14, 2019
132.ダン:暴力を振るう者に対して暴力を止める措置を取る代わりに、犠牲者に落ち度があると言って犠牲者を攻めているのです。ベネズエラを批判するこの手の議論は、実際にその程度の低レベルの議論だと私は思っています。
— The Sun Snorer Press (@taiyonoibiki) March 14, 2019
チャベス大統領の頃に、彼が独裁者と呼ばれるような人権侵害や弾圧を行ったという事例を知らないので、マドゥロ大統領になってからベネズエラはおかしくなったのかと思いましたが、以下に取り上げたツイートなどを見る限り、やはりベネズエラは、経済的混乱は別として、欧米社会よりもずいぶんとマシなようです。
メディアからは、ベネズエラの混乱の責任をマドゥロ政権に押し付け、マドゥロ大統領は独裁者で、不正な選挙で大統領になり、人々を弾圧している。政権は腐敗しており、人々は混乱の中で飢えに苦しんでいる。そこに現れたのがアメリカが支持するフアン・グアイド氏で、ベネズエラの人々は彼と共に立ち上がり、圧政から解放されようとしているというプロパガンダを、何度も聞かされています。
しかし、調べれば調べるほど、上記のプロパガンダは全てデマで、実態は180度異なっているようです。