注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
厚労省が高プロについてヒアリングをしたのは計12人。実施時期は15年3月31日が1人、同年5月11日が2人。今年1月31日が6人、2月1日が3人だった。12人には、勤務先が別々ではなく同じ企業に所属する人も複数含まれている。
おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおい!!!#高度プロフェッショナル制度 https://t.co/Pq24RJIS4a
— AEQUITAS /エキタス (@aequitas1500) June 12, 2018
高プロ、提出前聴取は1人 - 厚労省が実施時期開示https://t.co/JHekDuBqly
— 共同通信公式 (@kyodo_official) 2018年6月12日
唯一の「労働者のニーズ」は、研究開発職(製造業において研究開発業務に従事)で「1日4~5時間の研究を10日繰り返すよりも、2日間集中した方が、トータルの労働時間は短くて済む。」(厚労省「高度専門職に対するヒアリング概要」)というものです。これが高度プロフェッショナル制度の唯一の立法事実になるわけですが、2日間集中して働くことは高度プロフェッショナル制度がなくても今でも可能です。
(中略)
安倍首相によると、たった1人の労働者のニーズに応える高度プロフェッショナル制度は「待ったなしの課題である」とのことです。そして、加藤厚労大臣によると、たった1人の「希望に対応するということで今回提案」されたのが高度プロフェッショナル制度であるとのことです。
(中略)
2006年度から2016年度までの11年間で5,074人の労働者の命が過労死で奪われています。安倍政権にとって、「5,074人の労働者の命」と「たった1人の労働者のニーズ」のどちらの立法事実が重いものなのでしょうか?
(以下略)
しかもしかも、たった一人と雑談したときに、思い付きで高プロを言ったが、相手は賛成しなかったらしいという話まで流布している。 https://t.co/M3K9To64S1
— 知足的隠遁者 (@SukiyakiSong) June 13, 2018
「高プロ」に関する事前のヒアリングをした労働者がたった一人と聞いた時は愕然としました。労働者のニーズが皆無に等しく、つまり立法事実がないじゃないですか
— 異邦人 (@Beriozka1917) 2018年6月13日
安倍首相「労働者のニーズに応える高プロ待ったなし」→事実はたった1人の労働者のニーズしかなかった #BLOGOS https://t.co/nfw8i8onf6
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これだけでも“おいおいおいおいおい…”という状況ですが、驚いたことに、法案要綱の作成は2015年3月2日であり、1人目の聞き取りは同年3月31日ということで、法案要綱作成前の聞き取りは0だったとのことです。しかも、聞き取り調査をした12人のうち9人は、人事担当者が同席していたということです。
通常なら、激怒する人たちがたくさん出てくると思われるのですが、あべぴょんが今国会の最重要法案と位置付けているだけに、大手メディアはこの話題を全くと言って良いほど報じません。
あべぴょんの言う「待ったなしの課題」や、加藤厚労相の「希望に対応するということで今回提案」の意味は、“たった1人”の希望という意味ではなく、あべぴょんとその仲間たちの大企業の希望であり、待ったなしの課題なのです。
要は、サイコパス集団がこの法案を望んでいるわけです。