[国家非常事態対策委員会]ハザール潰しキャンペーンと中国の中近東外交 / ヌーランドの精神錯乱とウクライナの分断 / ヴァーチャルVS実物経済の戦い

 アイキャッチ画像と記事中に、1オンスの金で購入できる石油の量(単位:バーレル)が分かるグラフを貼り付けています。それを見ると"リーマンとかアジアの危機よりも大きな危機が既に始まってる"のが良く分かります。今回、危機に陥っているのは欧米で、右端の「????」のところが2016年です。「ハザールマフィアの大手銀行潰しキャンペーン」は、今後"相当やばいところまでいきます"とあるので、2016年の金・石油比はさらに上昇するものと思われます。過去30年の金・石油比と見比べてみると、現在どれほど経済がおかしくなっているのか、その目安になると思います。
 また、ヴァルチック海運指数も最低記録を更新し、それに伴い、アメリカの物流も低迷しているようです。フルフォード氏のメルマガではワシントンD.C.のスーパーの棚が空になっている様子を示す記事が紹介されていました。"雪嵐の影響があったとはいえ、通常ならここまでの現象が起きることはない"と指摘しています。リンク先の画像を見ると、備蓄は必須だと分かると思います。
(編集長)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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国家非常事態対策委員会 2016/01/20
転載元より抜粋)

【ハザール潰しキャンペーンと中国の中近東外交】 

フルフォード:今ハザールマフィアの大手銀行潰しキャンペーンが続いているんですけれども、ちょうど今週、中国の習近平が、中近東、サウジアラビア、エジプト、それから今度イランに行くんですけど、これから中近東外交に手を出そうとしてるんですよ。

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中国、イランの結びつきが強まり、これからアジアの時代になることが
はっきりとわかります。(2016/01/25 竹下氏のコメントより抜粋)



何か大きな提案をしようとしてるんですけど、中国のことですから、公共事業をみんなでやってみんなで仲良くしようっていうようなことを言うでしょうけど、いずれは現実問題として今中近東の警備担当というか、中近東が今ロシアの分野になってるんですよね。これから石油の値段をロシアが決めるんですけど、今、ロシアとイラン、中国と協力してハザール銀行潰しのキャンペーンをやっているんですよ。具体的に、今イランに対する制裁が終わったので、1日100万バレルぐらいの石油が更に供給量が増えるんですよ。


イランの石油は世界一生産コストが安いから。ロシアとイランは損を被る覚悟でこのキャンペーンをやってるんですよ。中国は、彼等の油を買うし、人民元で今取引をやってるんで、このキャンペーンが相当やばいところまでいきます。

他に麻薬資金の凍結。特に今コカイン資金、覚せい剤資金が、ハザールマフィアの手から取られているんで、なかなか続きはできないんですよ。

今、株価の八百長も終わってるんですよ。今高速スーパーコンピューターが今まで他の市場関係者がいろんな詐欺的手法で騙していたんですけど、それ全部潰れているので。株もまだこれから暴落し続けるから。最終的にアメリカの倒産。今年5月にG7が日本で開かれるけれど、これは正直言って倒産国家の集まりなんですよ。借金漬けでお金を借りてる国家の集まり。彼等の借金札はだんだんと村八分になってるという現実なんですよ。

あと先週、財務省のコンピューターがハッキングされて、日本の年金、貯金泥棒の詳しいデータが今外国に流出しているので、これも非常に意味が大きいんです。アベノミクスというのはインチキで、本当の意味合いは、日本人の年金、貯金を外国マフィアに渡す工作をやってるだけですからね。

それを理解しないとこの政権の悪どさがわからない。官僚の多くは、長年の調教で思考回路が動いていないだけ。その人達は頭を柔軟にできないとパージする必要があります。とにかくこのまま放置するわけにはいかない。


【ヌーランドの精神錯乱とウクライナの分断】 

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ビクトリア・ヌランド米国務次官補がついに精神錯乱状態に!
〜ヌーランドがロシアに亡命!?〜(2016/01/17の時事ブログ)


フルフォードヴィクトリア・ヌーランドという国務省のユーラシア担当の外交官、いわゆるウクライナ危機の生みの親とも言えるこの人がいきなり精神的な動乱をして、カリニングラードというロシアの軍事基地に飛行機を飛ばして、お前達の王様、プーチンに会わせろと言いながら、精神異常状態だったということをロシア人からいろいろ聞いているんですけど、「第三次戦争だ」「ロシアが脚本通りにやっていないから戦争が起こるぞ」と、わけのわからないことを言って。

彼女が言われたのは、ミンスク協定、平和協定を結ぶしかお前たちに選択はないと。それがなければウクライナが3つに分断される。西はポーランド、東はロシア。その真中にちょっと蚊帳の外のナチス国家が残ることになります。そういう状況が今起きているけど、とにかくあの人達の政策は空中分解。


【EU情勢 と ギリシャとロシアの軍事協定】 

朝堂院大覚:私はEUの28カ国がもう一回バラけて再編成する年になるんではないかと。これは英国の選挙によって、英国がEUから離脱した場合、EUから離れる国が出るだろうと思いますよ、他に。EUの主導力に対する不満がだいたい28カ国の中で半分はあるだろうと。ギリシャもそうだろうし、イタリアもそうだろうし。それがみんなロシアに向かっているから。

フルフォードハンガリーは中央銀行を国有化して借金奴隷制度を解体したので今蚊帳の外なので。ポーランドも今右翼政府ができたので同じような方向で動いているので、それで今ポーランドとドイツ、EUが相当今喧嘩している最中ですから、まだまだこの問題は沈静化しません。


MC:ベンジャミンさん、ギリシャはもう破綻して独立してしまいそうだという話も出ているんですが、どう見ていらっしゃいますか?

フルフォード:面白いニュースがある。ちょっとした記事だったんですけど、ギリシャとロシアが軍事協定を結んだという記事があったんです。ギリシャが具体的にロシアの武器を買ってる。これは非常に意味が大きい。何故かと言うと、ギリシャはNATOの国のはずなんですよ。なのにNATOの敵だとされていたロシアから武器を調達するということは…。

ギリシャとトルコが何回か戦争したんですよね。これは、やっぱりトルコに対する動きでもあるし、色んな意味でもうNATOという軍事同盟も機能不全に陥ってるんですよ。結局アメリカ軍はNATOのためには本格的に戦うつもりは今ないので。ヨーロッパだけではロシアを止めることはできないので、ロシアとヨーロッパがこれから仲直りする以外の選択はなくなるんですよ。


【ヴァーチャルVS実物経済の戦い】 

(出典)

(出典)



フルフォード:ちなみに今までのOPECの危機、それから南米の借金危機、それからアジア危機、リーマン危機の時に、金1オンスで何バレル買えるかという指数があるんですけど、それが危機の時は超上がるんですよ。それが今はそれぞれの危機の時よりも倍ぐらい上がってるから、リーマンとかアジアの危機よりも大きな危機が既に始まってる。その中心はアメリカ、ヨーロッパなんですよ。今回アジアでも南米でもなくて。そこがポイントなんで。まぁ、激しいことが起きますよ。

あとヴァルチック海運指数が引き続き最低を記録しているんですけれども、海運会社によると、この値段では赤字になるから船を止めているんですよ。まだ長期契約の定期船が動いているんですけれども、契約更新の時にいろいろボロが出るから、これは実物経済対ヴァーチャルな金融経済の戦争でもあるんですよ。

要は株とか金融派生商品とか、ああいう詐欺まがいな操作をやってるハザールマフィア銀行対、実物通商やってるところの喧嘩でもあるけれども、実物はヴァーチャルより強いから、現実がついてるから誰が負けるかははっきりしてるんですよ。これからまだまだ本格的に動きますので。今年は相当いろんなことが起きるんです。


【金本位制の問題点】 

MC:ベンジャミンさんに「今年金本位制に戻すのでしょうか」とか、「朝鮮戦争が起こるんでしょうか」という質問が来ているんですが。

フルフォード:金本位制だけなのは問題なんですよ。何故かと言うとそうすると金を持っている人達だけが権力を持つ。それは多分、油本位制の連中よりも多少品がいいけれども、やっぱり金だけじゃなくて今起きようとしているのは現物本位制。穀物、不動産、とにかく実際に存在するものに裏付けられてるお金だけを認めて、コンピューター上の数字の泡銭だけは認めない。

今日面白い説明を読んだんですけど、ハゲタカ・ファンドとか大手金融機関がやってるハイテク金融操作がどういう意味かというと、ルーレットで例えると1ドルを黒に賭ける。負ける。今度2ドル賭ける。負ける。今度4ドル賭けて負ける。ずーっと続くと、今度例えば250ドルを賭けてるかもしれない。それが元の一ドルをとるためだけなんですけど、今金融派生商品でやろうとしていることは同じような意味なんですよ。

要はレバレッジは数百倍で、元の1ドルだけを狙っているけれども、これが今数学的に維持不可能なところにきている。全部おかしくなってるんで、これはまだ続くけれど、これはスーパーコンピューター同士の戦いで、去年の夏、中国が人民元の引き下げて、その攻撃を始めてた時に、「天河一号」というスーパーコンピューターが、天津市で爆発されたんですね。小型爆弾。今中国はその仕返しをやっている最中ですから、アメリカのNSAとかそういう当局も協力してる。今回、大手ハザールマフィア銀行、ゴールドマン・サックス、シティバンク、バンク・オブ・アメリカとかは持たないはず。

あともちろん油の先物もまだ最近まで1バレル80ドルぐらいまで値段がついてたけど、それがどんどん解除されてるから、今から夏にかけて油関係の不良債権が雪だるま式に増える。

既に米連銀のダラス支店が、実価じゃなくて簿価でいいと言っているんですけど、バブルの時もそうでした。日本の企業は自分達の不動産の価値が下がったことを隠す方針を取ったんですけど、今、銀行と石油会社が油の価格が下がったことを隠しているんですよ。だけれども、現実を拒否しても現実はなくならない。それが日本のバブルの教訓なので、既に粉飾決算始まってる。大手銀行も、大手エネルギー会社も、粉飾決算が既に始まってる。

文字起こし:hiropan

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