注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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シックハウス症候群の原因となる有害な揮発性有機化合物(VOC)に対しての最良の大気汚染除去方法がアメリカ化学会の研究で判明・・・それは「ただ植物を置くこと」
転載元)
In Deep 16/8/26
置くだけで最大で90%以上の揮発性有機化合物を除去する植物群が判明
(中略)
Selecting the right house plant could improve indoor air
American Chemical Society 2016/08/24
正しい観葉植物を選ぶことにより、室内の空気を改善することができる
室内の空気汚染は「シックハウス症候群」の症状につながるヒトの健康への重要な環境脅威となっている。
しかし研究者たちは、家の中に特定の植物を置き、それらの植物で自分の環境を取り巻くことで、シックハウス症候群の原因につながる揮発性有機化合物(VOC)の主要な汚染物質に対して、その有害な影響と戦うことができることを報告した。
(中略)
揮発性有機化合物(以下、VOC)は、たとえば、アセトンやベンゼン、ホルムアルデヒドのような化合物であり、ガスとして放出されて、それを吸入した際に短期的および長期的な健康への影響を引き起こす可能性がある。
これらは、塗料、家具、複写機やプリンター、清掃用品、さらにはドライクリーニングの服から発出することがある。
これらの VOC を大量に吸い込むとすると、それによりシックハウス症候群を誘発される人たちがいる。
シックハウス症候群になると、生産性能力が低下し、さらには、めまいや喘息、アレルギーを引き起こす可能性がある。
(中略)
ニューヨーク州立大学の研究者たちを中心としたチームは、いくつかの VOC が特定の濃度で含有する大気を持つ、密閉された実験室を建てた。そして、区切られたそれぞれの研究室内に異なるタイプの植物を置き、それぞれの植物がどのような早さと効率で大気中から VOC を除去するか、数時間にわたって VOC 濃度を監視した。
研究者たちは、一般的な家庭に置かれている5種類の植物を用意し、そして、8種類の一般的な揮発性有機化合物(VOC)をテストしたところ、特定の植物が特定の化合物の吸収に優れていることがわかったのだ。
たとえば、 VOC のうちのアセトンに関しては、5つの植物すべてがそれを除去することができたが、その中でも、ドラセナが最もアセトンの除去率がよく、化学物質の 94%を除去した。
(中略)
アナナス類の植物(グズマニアなど)は、8種類の VOC のうちの6種類を非常に効率よく除去し、12時間の監視時間内に、これらの化合物のそれぞれの 80%以上を取り去った。
その意味で、これらの植物は家庭や職場で周囲に置いておくことにおいて良い植物である可能性がある。
(中略)
正しい観葉植物を選ぶことにより、室内の空気を改善することができる
室内の空気汚染は「シックハウス症候群」の症状につながるヒトの健康への重要な環境脅威となっている。
しかし研究者たちは、家の中に特定の植物を置き、それらの植物で自分の環境を取り巻くことで、シックハウス症候群の原因につながる揮発性有機化合物(VOC)の主要な汚染物質に対して、その有害な影響と戦うことができることを報告した。
(中略)
揮発性有機化合物(以下、VOC)は、たとえば、アセトンやベンゼン、ホルムアルデヒドのような化合物であり、ガスとして放出されて、それを吸入した際に短期的および長期的な健康への影響を引き起こす可能性がある。
これらは、塗料、家具、複写機やプリンター、清掃用品、さらにはドライクリーニングの服から発出することがある。
これらの VOC を大量に吸い込むとすると、それによりシックハウス症候群を誘発される人たちがいる。
シックハウス症候群になると、生産性能力が低下し、さらには、めまいや喘息、アレルギーを引き起こす可能性がある。
(中略)
ニューヨーク州立大学の研究者たちを中心としたチームは、いくつかの VOC が特定の濃度で含有する大気を持つ、密閉された実験室を建てた。そして、区切られたそれぞれの研究室内に異なるタイプの植物を置き、それぞれの植物がどのような早さと効率で大気中から VOC を除去するか、数時間にわたって VOC 濃度を監視した。
研究者たちは、一般的な家庭に置かれている5種類の植物を用意し、そして、8種類の一般的な揮発性有機化合物(VOC)をテストしたところ、特定の植物が特定の化合物の吸収に優れていることがわかったのだ。
たとえば、 VOC のうちのアセトンに関しては、5つの植物すべてがそれを除去することができたが、その中でも、ドラセナが最もアセトンの除去率がよく、化学物質の 94%を除去した。
(中略)
アナナス類の植物(グズマニアなど)は、8種類の VOC のうちの6種類を非常に効率よく除去し、12時間の監視時間内に、これらの化合物のそれぞれの 80%以上を取り去った。
その意味で、これらの植物は家庭や職場で周囲に置いておくことにおいて良い植物である可能性がある。
(中略)
記事中に出てきた植物をご紹介しておきます。
有害な揮発性有機化合物(VOC)を濾過することが確認された観葉植物
基本的には、下のすべての観葉植物に、大気中の有害な揮発性有機化合物(以下、VOC)に対しての除去能力があります。
・ドラセナ
・カクタス ツリー(サボテン)
・ブロメリア(アナナス / グズマニア)
・オリヅルラン
・カネノナルキ
そのうち、「一般的な VOC 8種類のうちの6種類を 80%除去した」 という強力な除去能力を持っていたのが、「ブロメリア」というもので、これはパイナップル科の植物のことで、「アナナス類」とか、あるいは具体的な名称ですと、「グズマニア」という名前でよく売られています。
ショップ系のサイトで検索する場合は「グズマニア」が最適かと思います。
グズマニア(VOC 8種類のうちの6種類を80%除去)
このグズマニアは、街中の店などでは安く売っていることもあるのですが、ネットでは、豪華仕立てのかなり高い値段のものが多いです(このようなものとか)ので、安価なものは地道に探すしかないのかもしれません。
しかし、もうひとつの強力な除去作用能力(アセトンという VOC を 94%除去)を持つ「ドラセナ」は、ものすごく一般的なものです。
ドラセナというのは、熱帯アジア、熱帯アフリカにおよそ 50種類が分布する科で、様々な種類がありまして、「幸福の木」とかいう名前で売られているものもあります。下のはすべてドラセナです。
これは、比較的安価に購入できるもので、「ドラセナ」で検索すれば、楽天でも Amazon でもヤフオクでも数多く表示されます。
100円ショップなどでも売っていて、私の家にも何年も前に 100円ショップで買って、今では大きく育ったドラセナがいくつかあります(置き場に困りつつあります)。
(中略)
その他の、オリヅルラン、カネノナルキというのは、それぞれ下のようなもので、オリヅルランは、いろいろな庭で見かけるものですが、せっかくなら、屋内に置いたほうが良さそうです。
「カクタス・ツリー」というのは、私にはわからないものでしたが、カクタスはサボテンのことですので、サボテン類の観葉植物ではないかとは思います。あるいは、サボテン類全般に大気汚染の除去能力があるのかもしれません。
ちなみに、上に出てきた植物たちの特徴として、「育てるのがとても楽」ということです。
忘れた頃に水をやる程度で十分で、あまりにも暗いところではダメですけれど、ある程度日光が当たるところで、たまーにケアしていれば、枯れるということはまずないと思います。
これらの観葉植物が枯れる原因で最も多いのが「水のやり過ぎ」です。
(中略)
今後も、環境も大気もそれほど良くなっていくとも思えないですし、部屋の空気が観葉植物を置くだけで良くなるなら、それに越したことはないかなとは思います。
特に、グズマニアという観葉植物は家庭内に存在する一般的な有害物質の8種類のうちの6種類を80%除去してくれるという優れものです。全部で5種類の観葉植物が紹介されていますが、どれも「育てるのがとても楽」ということも助かります。