注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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配信元)
トランプ氏が発表した新政権の顧問や経済担当には、ウォール街出身者の名前が大量に連なっていることが判明しました。
— 情報速報ドットコム (@kennkou1) 2016年11月13日
元ゴールドマン・サックスやJPモルガンも浮上。https://t.co/Ar8y66jQQN#ドナルド・トランプ #大統領 #ウォール街 pic.twitter.com/MDr8QAinnO
トランプ氏の顧問団、ウォール街出身者ずらり https://t.co/PAROhe36D9 反エスタブリッシュメントを掲げて #米大統領選 で勝利した #トランプ 氏。ウォール街出身の金融専門家や成功した実業家が政権要職に就く可能性も pic.twitter.com/BdIlHEeEvV
— ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 (@WSJJapan) 2016年11月10日
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配信元)
Facebook 16/11/13
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配信元)
トランプが大統領になるのですからウォール街はもう終わり。相場も終わり。景気が良くなるわけないでしょ。素人をだまして売り抜ける売り抜け相場。ご用心。
— 藤原直哉 (@naoyafujiwara) 2016年11月14日
日経平均、上げ幅200円超 円が一段安、先物に断続的な買い https://t.co/gICOqGduOw
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アメリカのリベラルが解き放ったトランプ・モンスター
転載元)
創造デザイン学会 16/11/11
Jonathan Cook
Global Research, November 9, 2016
地球が我々の足元で、ここしばらく動き始めている。しかし、すべてのリベラルたちが必死に試みていることは、救命ボートのように、現状維持にしがみつくことである。イギリスの中産階級は、いまだに Brexit に反対を唱えている。そして 今、アメリカの中産階級が、ドナルド・ トランプがホワイトハウスに収まった姿を想像して、おののいている。
(中略)
アメリカのリベラルに言いたいことがある。トランプが「オーバル・オフィス」(大統領執務室)に入ることになった理由は、そもそも民主党が予備選挙を不正操作して、トランプを負かすことのできた候補者バーニー・サンダーズを、公認候補者リストから落としたからである。誰かを責めたいなら、クリントンと、芯まで腐っている 民主党の指導部を責めるべきである。
しかし、そう言っても、リベラルたちは聞く耳をもたないだろう。なぜなら彼らは、ジュリアン・アサンジとウィキリークスが、クリントン陣営の E メールに書かれている民主党指導部の真実を暴露したといって責め、またロシアがそれを盗んだといって責めるのに忙しいからである。
責められるべきは、ほかならぬバラク・オバマでもある。彼は偉大な黒人の希望として、いかに自分が、国内ではネオリベラルの正統派に、海外ではネオコンのアジェンダに、しっか りつるんでいるかを 8 年かけて証明した。
リベラルたちが彼を誉めそやしている間に、彼は最後のアメリカの財源を、倒れかけた銀行システムを支えるのに費やし、ごくわずかの、すでに途方もなく富裕なエリートを、国を破産させても、さらに富ませるようにした。金権階級は次に、この巨大な額をロビイストと連邦議会議員たちに回して、彼らをコントロールするのに使い、普通のアメリカ人の声がこれまで以上に確実に無視されるように図った。
オバマはまた、無益な“テロとの戦い”を継続して、世界を一つの巨大な戦場に変え、兵器産業にとっては毎日が給料日になるようにした。アメリカはジハーディストと市民に、同じように爆弾を落としているが、一方で、この同じジハーディストに武器を与え、さらに多くの市民を殺させている。
(中略)
クリントンに忠実な合唱隊として奉仕する、リベラルのメディアがある。彼らは我々に、彼女は模範的な大統領になると確信させ、明らかに見えているものを無視させようとしている――すなわち、クリントンは、オバマ以上に、銀行家や武器商人の一味に食い込んでおり、戦争を減らすのでなく、さらに増やすだろうということである。
(中略)
真の進歩主義者は、現状に対して、トランプにすがった、貧しく傷つきやすく、幻滅した人々と同じくらい、欲求不満と怒りを覚えているからである。そして彼らがトランプに投票するよりほかなかったのは、大統領レースにおいて、真実に近いことを少しでもはっきり言う者は、彼以外にいなかったからである。
サンダーズは、クリントンと彼女の腐敗した仲間によって追い出された。ジル・スタインと緑の党は、腐敗した選挙制度によって、見えなくされた。選択は、クリントンと膿のたまった現状維持か、トランプと変化への可能性か、どちらかだった。
確かに、トランプは好ましくない。彼はクリントンと同じく、現在のアメリカの金権政治の生み出した存在である。彼はクリントンと同じく、人類の直面する最も重要な問題である、天井知らずの気象変化に手を付けることはないだろう。彼は気象問題を否定し、彼女はそれを避けている。
しかしクリントンとは違って、トランプは、この“システム(制度)”に対して湧き上がる民衆の怒りを理解していた。そして彼は十分明瞭にそれを表現した――苦痛の呻きだけでよかった。
トランプは、リベラル・アメリカの反テーゼではない。あなた方リベラルが、そういう彼を創ったのだ。(中略)…それは鏡に映ったあなた方の姿だ。あなた方は沈黙して、自分の国が盗まれているのに、立ち上がろうとしなかった。実はもっと悪いことをした――あなた方は、盗みを働いている者たちを、何度も熱心に応援した。
今、道がはっきり見え、高速に乗った。崖が彼方にある。そしてアメリカのリベラルたちは、しっかりシートベルトをかけている。
Global Research, November 9, 2016
地球が我々の足元で、ここしばらく動き始めている。しかし、すべてのリベラルたちが必死に試みていることは、救命ボートのように、現状維持にしがみつくことである。イギリスの中産階級は、いまだに Brexit に反対を唱えている。そして 今、アメリカの中産階級が、ドナルド・ トランプがホワイトハウスに収まった姿を想像して、おののいている。
(中略)
アメリカのリベラルに言いたいことがある。トランプが「オーバル・オフィス」(大統領執務室)に入ることになった理由は、そもそも民主党が予備選挙を不正操作して、トランプを負かすことのできた候補者バーニー・サンダーズを、公認候補者リストから落としたからである。誰かを責めたいなら、クリントンと、芯まで腐っている 民主党の指導部を責めるべきである。
しかし、そう言っても、リベラルたちは聞く耳をもたないだろう。なぜなら彼らは、ジュリアン・アサンジとウィキリークスが、クリントン陣営の E メールに書かれている民主党指導部の真実を暴露したといって責め、またロシアがそれを盗んだといって責めるのに忙しいからである。
責められるべきは、ほかならぬバラク・オバマでもある。彼は偉大な黒人の希望として、いかに自分が、国内ではネオリベラルの正統派に、海外ではネオコンのアジェンダに、しっか りつるんでいるかを 8 年かけて証明した。
リベラルたちが彼を誉めそやしている間に、彼は最後のアメリカの財源を、倒れかけた銀行システムを支えるのに費やし、ごくわずかの、すでに途方もなく富裕なエリートを、国を破産させても、さらに富ませるようにした。金権階級は次に、この巨大な額をロビイストと連邦議会議員たちに回して、彼らをコントロールするのに使い、普通のアメリカ人の声がこれまで以上に確実に無視されるように図った。
オバマはまた、無益な“テロとの戦い”を継続して、世界を一つの巨大な戦場に変え、兵器産業にとっては毎日が給料日になるようにした。アメリカはジハーディストと市民に、同じように爆弾を落としているが、一方で、この同じジハーディストに武器を与え、さらに多くの市民を殺させている。
(中略)
クリントンに忠実な合唱隊として奉仕する、リベラルのメディアがある。彼らは我々に、彼女は模範的な大統領になると確信させ、明らかに見えているものを無視させようとしている――すなわち、クリントンは、オバマ以上に、銀行家や武器商人の一味に食い込んでおり、戦争を減らすのでなく、さらに増やすだろうということである。
(中略)
真の進歩主義者は、現状に対して、トランプにすがった、貧しく傷つきやすく、幻滅した人々と同じくらい、欲求不満と怒りを覚えているからである。そして彼らがトランプに投票するよりほかなかったのは、大統領レースにおいて、真実に近いことを少しでもはっきり言う者は、彼以外にいなかったからである。
サンダーズは、クリントンと彼女の腐敗した仲間によって追い出された。ジル・スタインと緑の党は、腐敗した選挙制度によって、見えなくされた。選択は、クリントンと膿のたまった現状維持か、トランプと変化への可能性か、どちらかだった。
確かに、トランプは好ましくない。彼はクリントンと同じく、現在のアメリカの金権政治の生み出した存在である。彼はクリントンと同じく、人類の直面する最も重要な問題である、天井知らずの気象変化に手を付けることはないだろう。彼は気象問題を否定し、彼女はそれを避けている。
しかしクリントンとは違って、トランプは、この“システム(制度)”に対して湧き上がる民衆の怒りを理解していた。そして彼は十分明瞭にそれを表現した――苦痛の呻きだけでよかった。
トランプは、リベラル・アメリカの反テーゼではない。あなた方リベラルが、そういう彼を創ったのだ。(中略)…それは鏡に映ったあなた方の姿だ。あなた方は沈黙して、自分の国が盗まれているのに、立ち上がろうとしなかった。実はもっと悪いことをした――あなた方は、盗みを働いている者たちを、何度も熱心に応援した。
今、道がはっきり見え、高速に乗った。崖が彼方にある。そしてアメリカのリベラルたちは、しっかりシートベルトをかけている。
"続きはここから"以降の記事では、アメリカのリベラルを中心とする中産階級が、トランプ大統領に恐れおののいているとあります。確かに日本でもトランプ氏を悪魔化したイメージに洗脳された意見ばかり見聞きします。記事の最後にトランプ氏は"リベラル・アメリカの反テーゼではない"とあり、"鏡に映ったあなた方の姿だ"としています。主義主張を乗り越え、現状をあるがままに見つめ、その恐れの正体を理解したとき、トランプ氏が英雄として写るようになるのではないかと感じます。