注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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POWERFUL: Syrian man tells what it was like living under terrorists in East Aleppo
配信元)
YouTube 16/12/19
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アレッポ解放
転載元)
南京だより 16/12/19
(中略)…動画は、そのアレッポで戦っている20代~30代の非正規軍への取材ですが、彼らの言葉がとても美しい。約7分。
「無辜のサウジの旅行者を殺したアサドの傭兵とは誰なのか?」
2016/09/26に公開
彼らは「外国の兵士」に肉親を殺されたり、虐殺を目撃したことから武器を取ったのですが、同胞には「帰って来い」と呼びかけているのですね。また「死ぬか生きるかしかない。第三の選択肢はないんだ」との言葉もあります。彼らは自分の国を破壊しているのが誰だかも、戦わないとリビアのようになってしまうのもちゃんとわかっているのです。
(以下略)
「無辜のサウジの旅行者を殺したアサドの傭兵とは誰なのか?」
2016/09/26に公開
彼らは「外国の兵士」に肉親を殺されたり、虐殺を目撃したことから武器を取ったのですが、同胞には「帰って来い」と呼びかけているのですね。また「死ぬか生きるかしかない。第三の選択肢はないんだ」との言葉もあります。彼らは自分の国を破壊しているのが誰だかも、戦わないとリビアのようになってしまうのもちゃんとわかっているのです。
(以下略)
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シリアの「悲惨な現状」を訴える偽市民をRTが暴露/在トルコ露大使が銃殺される
転載元)
世界の裏側ニュース 16/12/20
アレッポ発のシリアの「惨状」を訴える「市民」たちは、マスコミのゴールデン枠にも放映される活動家(プロ市民?)
Civilians making social media pleas from Aleppo actually activists with MSM primetime access (VIDEO)
12月15日【RT】
アレッポ発の情報がソーシャルメディア上で狂ったように拡散されている。
死が間近に迫ったと訴える、よくまとめられた動画がマスコミのニュース枠にまで入り込んできているのだ。
しかし一つだけここで問題がある。彼らはただの市民ではなく、テレビのゴールデンタイムに放映枠を確保した活動家や映画製作者であるという点だ。
RTの政治担当アニッサ(Anissa Naouai)は、大人気になった「In the Now(訳注:RTの短編動画部門)」の動画の中で問題のアレッポ発とされる市民の動画の登場人物の身元は、簡単なインターネット検索で明らかになると話している。
その「市民」たちの話の内容はどれも同じである。つまり徹底的な大量殺戮が行われており、アサド勢力が町から町へと自らの市民を殺戮して回りつつ捕虜は取っておらず、アレッポ内部の抵抗勢力はロシア軍による爆撃を受けていながらも勇敢に死に直面している・・・というものだ。
しかし「In the Now」は、この携帯電話で撮影された動画に登場し、「ロシアとシリア政府軍による爆撃」の過剰宣伝を行っている人物が本物の市民である可能性は非常に低いことを明らかにした。
(中略)
【参考】
https://www.rt.com/news/370364-anissa-aleppo-twitter-shelling/
(翻訳終了)
*-*-*-*-*-*-*-*-*
【コメント】
本文中にある「In the Now」のアニッサさんの歯切れのよい動画がこちら。
実例を用いて、サクサクと彼らの偽物っぷりを暴いています。
こちらのプロ市民の共通点は、
・ツイッターなどには今年の9月など、ごく最近に登録したばかり。
・でもフォロワーが数千人単位で存在している。
・あたかも前もって計画されていたかのようにほぼ同時に彼らに注目が集まり始め、ソーシャルメディア上で瞬く間に拡散され、PRキャンペーンのように見える。
・共通のキャッチフレーズがある
「これが私の最後の動画になるかもしれません」
・なんの政治色もない「普通の市民」のようで、「最後になるかもしれない」という動画の数日後に、CNNなどのインタビューに答えている
・ソーシャルメディア上のアカウントから、「革命(抵抗勢力)」を支持していることを明らかにしている。
・一部は自らをジャーナリストと呼ぶ。
・ホワイトヘルメット(the White Helmet)というアメリカ、イギリスから多額の出資がされた機関に属する者も。
少女バーナ(Bana)は、9月にツイッターを始めたばかりなのに、すでに277,000人(動画作成時。現在は334,000人)超のフォロワーが存在している。7歳であるが、完璧な英語を駆使。アレッポ東部から、母親のサポートを受けてツイート活動を行っている。
そして彼女の「生きるか死ぬか、最後の時間です」というツイートがこちら。しかし母親が代筆しているとしても、完璧でこなれた英語ですね。
*-*-*-*-*-*-*-*-*
アニッサ(動画):「これらの活動家に共通しているのは、一つだけの物語があるように世界中の人に信じてもらいたいと考えていることです。
アサド大統領が、ロシア軍と共に町から町へと兵士を派遣し、罪のない市民たちを殺しているという話です。
世界中の人たちが見守っているんですけどね。」
(路上で歓喜の声をあげる大勢の市民の様子の動画)
「そしてこのシリア人たちは、殺された子供たちの墓の上で踊っているのだと『彼ら』は信じてほしいのです」
「ここで問題なことは一つ。
あなた方は彼らの話を信じますか?」
*-*-*-*-*-*-*-*-*
【コメント】
まず、これまでこちらでまとめたシリア関連のニュースがこちら。
http://ameblo.jp/wake-up-japan/themeentrylist-10093878905.html
いくらシリアの教育環境が良いと言っても、これだけ多くの市民が完璧な英語を話すでしょうか?またなぜ黒人の人が?この自称「市民」たちは、前回のフランスを攻撃したISISのメンバーをなぜか彷彿とさせるところがあります。前の「テロリスト」の写真や行動にも違和感を感じていましたが。
(以下略、続きは転載元でご覧下さい)
Civilians making social media pleas from Aleppo actually activists with MSM primetime access (VIDEO)
12月15日【RT】
アレッポ発の情報がソーシャルメディア上で狂ったように拡散されている。
死が間近に迫ったと訴える、よくまとめられた動画がマスコミのニュース枠にまで入り込んできているのだ。
しかし一つだけここで問題がある。彼らはただの市民ではなく、テレビのゴールデンタイムに放映枠を確保した活動家や映画製作者であるという点だ。
RTの政治担当アニッサ(Anissa Naouai)は、大人気になった「In the Now(訳注:RTの短編動画部門)」の動画の中で問題のアレッポ発とされる市民の動画の登場人物の身元は、簡単なインターネット検索で明らかになると話している。
その「市民」たちの話の内容はどれも同じである。つまり徹底的な大量殺戮が行われており、アサド勢力が町から町へと自らの市民を殺戮して回りつつ捕虜は取っておらず、アレッポ内部の抵抗勢力はロシア軍による爆撃を受けていながらも勇敢に死に直面している・・・というものだ。
しかし「In the Now」は、この携帯電話で撮影された動画に登場し、「ロシアとシリア政府軍による爆撃」の過剰宣伝を行っている人物が本物の市民である可能性は非常に低いことを明らかにした。
(中略)
【参考】
https://www.rt.com/news/370364-anissa-aleppo-twitter-shelling/
(翻訳終了)
*-*-*-*-*-*-*-*-*
【コメント】
本文中にある「In the Now」のアニッサさんの歯切れのよい動画がこちら。
実例を用いて、サクサクと彼らの偽物っぷりを暴いています。
こちらのプロ市民の共通点は、
・ツイッターなどには今年の9月など、ごく最近に登録したばかり。
・でもフォロワーが数千人単位で存在している。
・あたかも前もって計画されていたかのようにほぼ同時に彼らに注目が集まり始め、ソーシャルメディア上で瞬く間に拡散され、PRキャンペーンのように見える。
・共通のキャッチフレーズがある
「これが私の最後の動画になるかもしれません」
・なんの政治色もない「普通の市民」のようで、「最後になるかもしれない」という動画の数日後に、CNNなどのインタビューに答えている
・ソーシャルメディア上のアカウントから、「革命(抵抗勢力)」を支持していることを明らかにしている。
・一部は自らをジャーナリストと呼ぶ。
・ホワイトヘルメット(the White Helmet)というアメリカ、イギリスから多額の出資がされた機関に属する者も。
少女バーナ(Bana)は、9月にツイッターを始めたばかりなのに、すでに277,000人(動画作成時。現在は334,000人)超のフォロワーが存在している。7歳であるが、完璧な英語を駆使。アレッポ東部から、母親のサポートを受けてツイート活動を行っている。
そして彼女の「生きるか死ぬか、最後の時間です」というツイートがこちら。しかし母親が代筆しているとしても、完璧でこなれた英語ですね。
My name is Bana, I'm 7 years old. I am talking to the world now live from East #Aleppo. This is my last moment to either live or die. - Bana
— Bana Alabed (@AlabedBana) 2016年12月13日
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アニッサ(動画):「これらの活動家に共通しているのは、一つだけの物語があるように世界中の人に信じてもらいたいと考えていることです。
アサド大統領が、ロシア軍と共に町から町へと兵士を派遣し、罪のない市民たちを殺しているという話です。
世界中の人たちが見守っているんですけどね。」
(路上で歓喜の声をあげる大勢の市民の様子の動画)
「そしてこのシリア人たちは、殺された子供たちの墓の上で踊っているのだと『彼ら』は信じてほしいのです」
「ここで問題なことは一つ。
あなた方は彼らの話を信じますか?」
*-*-*-*-*-*-*-*-*
【コメント】
まず、これまでこちらでまとめたシリア関連のニュースがこちら。
http://ameblo.jp/wake-up-japan/themeentrylist-10093878905.html
いくらシリアの教育環境が良いと言っても、これだけ多くの市民が完璧な英語を話すでしょうか?またなぜ黒人の人が?この自称「市民」たちは、前回のフランスを攻撃したISISのメンバーをなぜか彷彿とさせるところがあります。前の「テロリスト」の写真や行動にも違和感を感じていましたが。
(以下略、続きは転載元でご覧下さい)
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アレッポの暴徒が一掃され、主流メディアの偽ニュースがはびこる
転載元)
創造デザイン学会 16/12/17
(前略)
Moon of Alabama
December 14, 2016, Information Clearing House
私は、きょうほど「フェイク・ニュース」 の大攻勢を経験したことは、今までにない。あらゆる主流メディアや機関が、東アレッポの解放に関して、どんな風説による主張であろうと勝手に報道しているようにみえる。
BBCのこの見出しと書き出しを考えてみていただきたい――
1.国連人権オフィスというものは存在しない。BBCが言っているのは、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)のことである。その弁務官は、ヨルダンの Zeid Ra’ad Al Hussein 大公であり、彼は英米両国で教育を受けたハシミテ王国の人で、ヨルダンの独裁王の親戚でもある。ヨルダンは、シリア政府に敵対する“反乱軍”(暴徒)の援助に深く関わっているので、これを言っておく必要がある。
http://www.bbc.com/news/world-middle-east-38301629
2.このオフィスは、「82人の市民が射殺された」といった、血なまぐさいことは言っていない。それが言っているのは、そのようなことが起こったという「うわさ」が含まれた「ニュース・ソース」がある、ということである。
(中略)
OHCHR が「多くのニュース・ソースにxxxのうわさが含まれている」ということを、そのソースを明かすことも、そのうわさと言われるものの出所を示すこともなしに、言明したことを捉えて、「国連はxxxが起こったと言った」と翻訳することはできない。
私は OHCHR が、その記者会見で、このような未確認の事柄を口にするだけでも無責任だと思う。しかしもっと無責任なのは、BBCが、このようなうわさについて、しかもその内容を調べることもなく、「国連は~と言っている」という見出しと書き出しを用いていることである。
BBCが、この問題で唯一の「フェイク・ニュース」機関であるわけではない。実際、ニュース機関は、すべてがあらゆるチャンネルを通じて、同じナンセンスを報道することによって、“みんなで渡れば怖くない”を実行しているようだ。
*ロイター:「アレッポはいつ落ちてもおかしくない、国連が市民の死亡者を報ずる」
*AFP :「シリア軍が最近数日で、少なくとも 82 人のアレッポ市民を殺害――国連」
*AP:「国連機関:数十人の子供が、シリアのアレッポで、燃える建物の中に閉じ込められる」
https://www.yahoo.com/news/syrian-army-takes-over-aleppo-areas-quit-rebels-070433650.html?ref=gs
https://www.yahoo.com/news/syria-forces-kill-least-82-aleppo-civilians-recent-102513096.html?ref=gs
https://www.yahoo.com/news/un-agency-says-dozens-children-trapped-building-under-124757609.html?ref=gs
(中略)…何千というニュース機関とウェブサイトが、フェイク・メディアの報道と“人道主義”機関からコピーし、彼らの解釈をさらに拡大して扇情的なものにしている。それは全面的なニセ情報の荒し場になる。
https://www.washingtonpost.com/world/un-warns-of-civilian-executions-as-pro-assad-forces-sweep-into-rebel-aleppo/2016/12/13/46267598-c0c3-11e6-a52b-a0a126eaf9f7_story.html
(以下略)
Moon of Alabama
December 14, 2016, Information Clearing House
私は、きょうほど「フェイク・ニュース」 の大攻勢を経験したことは、今までにない。あらゆる主流メディアや機関が、東アレッポの解放に関して、どんな風説による主張であろうと勝手に報道しているようにみえる。
BBCのこの見出しと書き出しを考えてみていただきたい――
アレッポの戦い:国連は 82 人の市民がその場で射殺されたと報道
http://www.bbc.com/news/world-middle-east-38301629
シリア政府軍は東アレッポの人家に押し入り、中にいた、女性や子供を含む人々を殺していると国連は報道している。国連の人権オフィスは、4つの地区で、82 人が射殺された確かな目撃証言があると報じた。
http://www.bbc.com/news/world-middle-east-38301629
シリア政府軍は東アレッポの人家に押し入り、中にいた、女性や子供を含む人々を殺していると国連は報道している。国連の人権オフィスは、4つの地区で、82 人が射殺された確かな目撃証言があると報じた。
1.国連人権オフィスというものは存在しない。BBCが言っているのは、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)のことである。その弁務官は、ヨルダンの Zeid Ra’ad Al Hussein 大公であり、彼は英米両国で教育を受けたハシミテ王国の人で、ヨルダンの独裁王の親戚でもある。ヨルダンは、シリア政府に敵対する“反乱軍”(暴徒)の援助に深く関わっているので、これを言っておく必要がある。
http://www.bbc.com/news/world-middle-east-38301629
2.このオフィスは、「82人の市民が射殺された」といった、血なまぐさいことは言っていない。それが言っているのは、そのようなことが起こったという「うわさ」が含まれた「ニュース・ソース」がある、ということである。
(中略)
OHCHR が「多くのニュース・ソースにxxxのうわさが含まれている」ということを、そのソースを明かすことも、そのうわさと言われるものの出所を示すこともなしに、言明したことを捉えて、「国連はxxxが起こったと言った」と翻訳することはできない。
私は OHCHR が、その記者会見で、このような未確認の事柄を口にするだけでも無責任だと思う。しかしもっと無責任なのは、BBCが、このようなうわさについて、しかもその内容を調べることもなく、「国連は~と言っている」という見出しと書き出しを用いていることである。
BBCが、この問題で唯一の「フェイク・ニュース」機関であるわけではない。実際、ニュース機関は、すべてがあらゆるチャンネルを通じて、同じナンセンスを報道することによって、“みんなで渡れば怖くない”を実行しているようだ。
*ロイター:「アレッポはいつ落ちてもおかしくない、国連が市民の死亡者を報ずる」
*AFP :「シリア軍が最近数日で、少なくとも 82 人のアレッポ市民を殺害――国連」
*AP:「国連機関:数十人の子供が、シリアのアレッポで、燃える建物の中に閉じ込められる」
https://www.yahoo.com/news/syrian-army-takes-over-aleppo-areas-quit-rebels-070433650.html?ref=gs
https://www.yahoo.com/news/syria-forces-kill-least-82-aleppo-civilians-recent-102513096.html?ref=gs
https://www.yahoo.com/news/un-agency-says-dozens-children-trapped-building-under-124757609.html?ref=gs
(中略)…何千というニュース機関とウェブサイトが、フェイク・メディアの報道と“人道主義”機関からコピーし、彼らの解釈をさらに拡大して扇情的なものにしている。それは全面的なニセ情報の荒し場になる。
https://www.washingtonpost.com/world/un-warns-of-civilian-executions-as-pro-assad-forces-sweep-into-rebel-aleppo/2016/12/13/46267598-c0c3-11e6-a52b-a0a126eaf9f7_story.html
(以下略)
"続きはここから"以降の記事では、対照的に「アサド大統領が、ロシア軍と共に町から町へと兵士を派遣し、罪のない市民たちを殺している」というプロパガンダを広めている自称「市民」が取り上げられています。その特徴として、流暢な英語を駆使し、Twitterを開始すると瞬く間にフォロワーが数千人単位でつき、一様に「アサドとロシアが…」とPRし、よってメディアでも重宝され、共通のキャッチフレーズまであるようです。アレッポ解放を機に、国連まで加担し、こうした本物の「フェイク・ニュース」が大手メディアをはじめ拡散されているようです。本物と偽物の二極化がはっきりしてきたような印象がします。