2016年12月20日 の記事

ベネズエラ:金融マフィアが大量所有している100ボリバル札を廃止 新札発行へ / ベネズエラの破壊工作に米財務省の影 / 民衆に支持されているマデューロ大統領

竹下雅敏氏からの情報です。
 ベネズエラのマデューロ大統領は、100ボリバル札を使えないようにするみたいです。2017年1月2日までに、流通から取り除くようです。代わりに、新しい500ボリバル札がスウェーデンから運ばれて来たようで、これはベネズエラ経済を大混乱に陥れようとしている「金融マフィア」と戦うためだとのこと。金融マフィアは、主にコロンビアで100ボリバル札を隠匿や投機しているらしく、“少なくとも、コロンビアに、連中は10億枚以上持っている”と書かれています。通貨を隠匿し、商品を買い溜めすることでベネズエラ経済は混乱し、必要物資は高騰します。闇市場では、金融マフィアがボロ儲けするというわけです。彼らとの戦いのためマデューロ政権は、彼らが大量に所有、隠匿している100ボリバル札を使えないようにし、新しい500ボリバル札などを流通させることにしたようです。
 こうしたベネズエラへの破壊工作は、例によってアメリカの財務省とNGOによって引き起こされています。元記事では、ベネズエラに紙幣を運ぶ貨物航空機が、米国財務省からの妨害を受けていたと述べられています。
 アメリカに支援されている野党勢力は、マデューロ大統領に対するリコールや、大統領選を早める事を求めているとありますが、ベネズエラの民衆は、マデューロ大統領を支持しているようです。元記事では、政府を支持する人たちの様子を写真で見ることができます。
 時事ブログ上でこうした写真を掲載したいところですが、著作権の問題があってなかなか難しいのです。この意味で、著作権法というのは、真実の情報を拡散するブレーキになっていると言えます。スプートニクが驚くほどの成功を収めた理由の1つとして、大手メディアにしては珍しく、スプートニクは転載を許可しているのです。著作権の保護よりも、真実の情報の拡散を優先したためだと思います。
 この意味で、真実を人々に伝えようと奮闘している個人や団体は、スプートニクに倣って転載可にした方が良いのではないかと思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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金融「マフィア」と闘うための新札がベネズエラに到着 
(New Currency Arrives in Venezuela to Combat Financial 'Mafias')
2016年12月19日 teleSUR発

(前略) 

 日曜日、ベネズエラ当局は、新しい500ボリバル札が1350万枚到着したと発表した。それは、ベネズエラ経済を大混乱に陥れようとしている「金融マフィア」と闘う手段として導入したものである。

(中略) 

 この措置は、食料から通貨まであらゆるものを隠匿している、投機家や企業所有者によって仕掛けられている経済戦争に打ち勝つ取り組みの一環である。

 土曜日に、ニコラス・マデューロ大統領は、2017年1月2日までに100ボリバル札が流通から取り除かれることになると確認した。これは、主にコロンビアで数百万枚のこれらの紙幣を隠匿や投機している「金融マフィア」と呼んでいる連中を発見してから、決定された。

(中略) 

「ざっとみたところで、少なくとも、ククタ(コロンビア)に、連中は10億枚以上持っていると思われる。」

 マデューロは、これらすべてが、経済的に国家を破滅させ、社会的動揺を作り出し、社会主義政府を打倒するために、合衆国の財務省と無頓着なNGOによって主導された大きな国際的な妨害工作と結びついたものだ、と考えている。

原文URL:
http://www.telesurtv.net/english/news/New-Currency-Arrives-in-Venezuela-to-Combat-Financial-Mafias-20161219-0001.html

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ベネズエラの圧倒的な数の人々が政府を支持するために街頭を埋めた 
(Venezuelans Take to Streets in Thousands to Support Government)
2016年12月17日 teleSUR発

(前略) 

 土曜日、ベネズエラのものすごい数の人々が、商品買い貯めた投機をしている者に対して抗議するためにカラカスの通りに溢れた。デモ参加者たちは、投機をしている連中は右翼野党に支えられている、「経済戦争」と政府が呼んでいることに責任があると主張している。

 ベネズエラ大統領ニコラス・マデューロは、このデモを全国の社会主義の「国民的勝利」と称賛した。

(中略) 

 ベネズエラ政府は、食料品や医薬品を含む必需品の不足を作り出している「経済戦争」を終わらせるために一緒に行動しようと野党連合に呼びかけてきた。しかし、今のところ、合意には達していない。

(中略) 

 強硬派の野党は、経済や人民の生活を犠牲にしても、マデューロ大統領に対するリコール投票や大統領選挙を早めることを求めて、投機や買いだめを支持している。

(中略) 

原文URL:
http://www.telesurtv.net/english/news/Venezuelans-Take-to-Streets-in-Thousands-to-Support-Government-20161217-0009.html

[YouTube]お父さんが娘のために「SASUKE」コースを作る

竹下雅敏氏からの情報です。
 娘のために庭にこんな物を作る父親は、まず間違いなく五種体癖だと思います。
(竹下雅敏)
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お父さんが娘のために「サスケ」を作る Dad builds Ninja Warrior course for his daughter
配信元)

トルコでロシア大使射殺 プーチン氏「卑劣な行為」 〜アレッポ解放が頭にきた米CIAによる仕業〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 駐アンカラのロシア大使が殺されたようです。よっぽどアレッポの解放が頭にきたらしく、その報復という事でしょう。ひょっとしたら、トルコのエルドアン大統領のクーデター事件は大使からの情報提供で回避されたのかも知れません。だとすると、この人物だけは生かしてはおけないとアメリカが考えたとしても、無理はありません。
 この事件は、まず間違いなく米CIAによるものです。ロシアが捜査団を派遣するということなので、事件の背後関係もそのうち明らかになってくるでしょう。アメリカは自分で自分の首を絞める悪足掻きを行っているように見えます。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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「卑劣な行為」プーチン氏 トルコでロシア大使射殺(16/12/20)
配信元)


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露・駐トルコ大使殺害、プーチン大統領はテロとの戦いを強化し、答える、と声明
転載元)
日本時間20日未明、プーチン大統領は声明し、大使殺害は卑劣な挑発行為としてを非難した。

プーチン大統領、殺害の目的は、関係を改善しているロシアとトルコの関係悪化にあると声明し、「その意図には乗らない」と表明した。

リア・ノーボスチ通信によると、大統領はエルドアン大統領から状況の説明を受けた上、ロシアから捜査団を派遣する承諾を得た。

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銃撃により、駐アンカラ露大使アンドレイ・カルロフ氏死亡 露外務省
転載元)
武装した男の襲撃の結果、トルコのロシア大使アンドレイ・カルロフ氏が死亡した。ロシア外務省のマリヤ・ザハロワ報道官が発表した。

「今日は、ロシア連邦の歴史上、悲劇的な日だ。今日、ロシア大使アンドレイ・カルロフ氏が公開イベントで負傷し、死亡した」と報道官は記者団に述べた。

ロシア外務省が、ロシア大使が殺害されたトルコの首都アンカラでの事件をテロ行為だと認定すると発表した。

カルロフ・アンドレイ氏は1976年にモスクワ国際関係大を学卒した。1992年、ロシア外務省外交アカデミー卒。韓国語と英語に堪能だった。

1976年に外務省に入省。ソ連・ロシア外務省での本部ならびに在外公館での豊富な勤務経験を有していた。2001年から2007年にかけては駐北朝鮮ロシア大使を務め、2007年から2009年にかけてはロシア外務省領事副局長を務めた。2009年からはロシア外務省領事局長、外務省会のメンバーでもあった。

大使は妻帯しており成人した息子がひとりいる。

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Покушение на российского посла
配信元)

[Sputnik]デイリーメール:英国メディアはアレッポについて虚偽を振りまいている / 「アレッポの少女バナ」:実在の人物か、それとも誰かのメディア・プロパガンダか? 〜未来予測を可能にする身体知性〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 スプートニクは、英国メディアのシリア情報のほとんどが虚偽であると言っています。具体的な例として、「アレッポの少女」は欧米のプロパガンダの道具だとしています。この少女バナは、NGO「白いヘルメット」と繋がっており、このNGOは英国政府から資金提供を受けているとあります。アサド大統領が凶悪な独裁者であることを刷り込むために、利用されているわけです。
 ホワイト・ヘルメットといういかがわしい組織に関しては、例えば、すでにカレイドスコープが11月1日の記事で取り上げています。この記事の中でアサド大統領は、“「ホワイト・ヘルメット」とは、アレッポにいる、アルカイダから離脱したアルヌスラ戦線の連中だとのことです。この子供たちは、別の2つの事件で二度救出されています。まさに「ホワイト・ヘルメット」のパブリシティー(物語風の宣伝)の一部として使われているのです。これらの事件のどれもが真実ではありません”と語っています。
 シリア政府は武器と資金を与えられた傭兵たちと戦っているわけで、内戦ですらありません。これは、シリアに対するテロリストを使った侵略戦争なのです。
 こうした嘘は今に始まったことではありません。例えば、下のツイートのサダム・フセインですが、大量破壊兵器を所持しているという虚偽に基づいて引き起こされたイラク戦争の結果、絞首刑になったことにされていますが、事実は違います。
 写真のサダム・フセインは本人だと思います。自分の肉体を軽く感じて、リラックスした状態でサダム・フセインの写真を見てください。違和感がないと思います。これは、この写真の人物が、まだ生きていることを示しています。すでに死んだ人の写真で同じことを行うと、肉体が違う反応をします。要するに、肉体の意識はこうしたことを感知しているのです。
 これは野口晴哉氏の著作に書いてあるのですが、台風が自分の住んでいる場所を直撃する場合、身体が緊張するのです。気象庁の台風の進路予想では、広島を直撃することになっていても身体に緊張がないので、“この台風は逸れるだろう”と言うと、必ず進路が変わるのです。このように身体知性と言うべきものが、誰にも備わっているのです。
 時事ブログの記事がかなりの精度で未来を予測しているとすれば、実は、こうした誰にも備わっている知性を使っているからなのです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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デイリーメール:英国メディアはアレッポについて虚偽を振りまいている
転載元)
© Sputnik/ Michael Aladdin

© Sputnik/ Michael Aladdin


最近のアレッポの状況について報じる英国のメディアはほとんど全て事実に基づかない虚偽を振りまいている。デイリーメールのコラムニスト、ピーター・ヒッチェンズ氏が述べた。

「この数日、アレッポから180マイル離れたベイルート、または2105マイル離れたロンドンから、アレッポ東部の事象について鮮烈なルポルタージュが大量に届けられている。そこでは、アレッポでは女性や子供が殺され、生きたまま焼かれている、などとされている」

情報のソース
は「活動家」であるとされているが、その正体は不明。「私の知る限りでは、先週、アレッポ東部には一人の職業ジャーナリストもいなかった」と同氏。

また英国メディアは「アルカイダ」支持者を「蜂起勢力」などと呼び、キャメロン元首相にいたっては、「穏健」反体制派と呼んでいた。メディアのこうした語用は理解が困難である。もしこれら「蜂起勢力」が他の場所、たとえば英国にいれば、メディアは間違いなく「過激派」「ジハーディスト」「テロリスト」「狂信者」と呼んだであろう、と同氏。

先にシリアに関する虚偽の情報の多さについて他の専門家らも語っていた。

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「アレッポの少女バナ」:実在の人物か、それとも誰かのメディア・プロパガンダか?【写真】
転載元)
政府寄りのシリア人活動家マイザム・アル・アシカル氏は、「アレッポの少女」の母親に、町から避難するよう提案した。そして少女のSNSアカウントが、プロパガンダの道具であることを確信した。スプートニクが報じた。

9月、7歳の少女バナ・アラベドさんのツイッターアカウントが開設された。アラベドさんは東アレッポでの砲撃にさらされた恐ろしい生活について語っている。11月末、アシカル氏はバナさんに個人用メッセージを送り、家族と一緒に町から避難する手助けをすると申し出た。



その時アシカル氏はすでにバナさんとその家族を町から国内のあらゆる場所、あるいは外国へ連れ出す可能性についてシリア当局と合意していた。またアシカル氏は、イスラム組織「アル・サフワ」の一員であるバナさんの父親の刑事訴訟の問題も解決していた。

「ねえ、バナ、お父さんに聞くことはできるかな?なんでお父さんには『アン=ヌスラ』や『アハールアル・シャム』のジハード主義者の友達がいるのかって」



2週間後、バナさんの代理人がアシカル氏と連絡を取ってきた。そしてシリアの少女バナさんのアカウント管理者とのやり取りが始まった。

そしてほとんどすぐに、この人物が英語を好んでいることが分かった。同人物が、全てのシリア人にとっての母国語であるアラビア語のメッセージに答えたことは一度もなかった。

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「伝説」によると、バナさんの他にアカウントを利用しているのは、バナさんの母親のファティマさん1人だけ。

アシカル氏は、バナさんの代理人とのやり取りを続けた。しかしシリア政府からの全ての保証があるにもかかわらず、やり取りは何の成果もなく終わった。 代理人は、アシカル氏があまりにも事を急ぎすぎたことを理由に、申し出を断った。

アシカル氏は、「アカウントを通じて私とやり取りした人物が、(バナさんがツイッターに書いていた止むことのないアレッポの砲撃を)恐れていなかったのは確かだ」と述べた。アシカル氏はバナさんについて、英国の情報機関が使用している道具にすぎないと主張している。

アシカル氏によると、バナさんと英国のつながりはNGO「白いヘルメット(White Helmets)」を通して辿ることができる。バナさんのアカウントは「白いヘルメット」と「緊密に関連」しており、「白いヘルメット」は英国政府から資金提供を受けているという。

複数のネットユーザーも「シリアの少女」と英国のつながりを追跡することに成功した。バナさんのSNSのメタデータプロファイルは、アカウントが英国で登録されたことを示唆しているというのだ。



(以下略) 

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配信元)

アレッポ解放を機に主流メディアをはじめ本物の「フェイク・ニュース」を拡散中

 1本目の動画は、本物のシリア人がトルコ、カタール、サウジアラビアなどに怒りをぶつけています。2本目の動画は、国を守るために武器を手に取ったシリアの非正規軍人のインタビューです。本当の愛国者なのではないかと感じました。
 "続きはここから"以降の記事では、対照的に「アサド大統領が、ロシア軍と共に町から町へと兵士を派遣し、罪のない市民たちを殺している」というプロパガンダを広めている自称「市民」が取り上げられています。その特徴として、流暢な英語を駆使し、Twitterを開始すると瞬く間にフォロワーが数千人単位でつき、一様に「アサドとロシアが…」とPRし、よってメディアでも重宝され、共通のキャッチフレーズまであるようです。アレッポ解放を機に、国連まで加担し、こうした本物の「フェイク・ニュース」が大手メディアをはじめ拡散されているようです。本物と偽物の二極化がはっきりしてきたような印象がします。
(編集長)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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POWERFUL: Syrian man tells what it was like living under terrorists in East Aleppo
配信元)

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アレッポ解放
転載元)
 (中略)…動画は、そのアレッポで戦っている20代~30代の非正規軍への取材ですが、彼らの言葉がとても美しい。約7分。

「無辜のサウジの旅行者を殺したアサドの傭兵とは誰なのか?」
2016/09/26に公開 

 彼らは「外国の兵士」に肉親を殺されたり、虐殺を目撃したことから武器を取ったのですが、同胞には「帰って来い」と呼びかけているのですね。また「死ぬか生きるかしかない。第三の選択肢はないんだ」との言葉もあります。彼らは自分の国を破壊しているのが誰だかも、戦わないとリビアのようになってしまうのもちゃんとわかっているのです。

(以下略) 

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