トランプ氏勝利が正式に確定 選挙管理システムへのハッキングも米政府の仕業と判明 最終的な敗北を認めるだろうか?答えは「ノー」

読者の方から情報(2本目)です。
 "最後の希望だった"米大統領選選挙人団の投票は、19日、大規模な造反もなく、トランプ氏が304人の選挙人から票を獲得し、正式に勝利が確定しました。読者の方の情報では、"6人の大統領選挙人が投票結果と違う人に投票したが、ヒラリー・クリントンに寝返って投票した人はいなかった"ようです。
 また、ロシアがサイバー攻撃をしかけ、選挙管理システムをハッキングしたと騒がれていましたが、2本目の記事では、"IPアドレスを追跡したところ、他でもないアメリカ国土安全保障省(DHS)に辿り着いた"ようです。
 オバマ政権による偽旗作戦計画が報告されていましたが、一番下のスプートニクの記事では、最終的な敗北を認めるだろうか?という質問に対して、フョードル・ルキヤノフ氏が"トランプ氏は、エスタブリッシュメント(支配階級)の凄まじい怒りや敵意を引き起こしている。…トランプ氏を止めるために、非難、弾劾の試み、同氏の活動の妨害など、あらゆる手段が使われるだろう"とコメントしています。まだまだ予断を許さない状況だと思います。
(編集長)
 ヒラリー陣営が言いだした故に『大統領選の再投票』が行われたようですが、素敵すぎる結果(笑)になったようです。
(はなぶさ源ちゃん)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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トランプ氏勝利が正式に確定 米各州で選挙人が投票(16/12/20)
配信元)

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配信元)




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他の2州での選挙管理システムへのハッキングも米政府の仕業と判明
転載元)
SOTT パペットマスター

ルディ・パンコ
ロシア・インサイダー
2016年12月18日
 

先週我々は、何者かがジョージア州の有権者データベースに不正侵入しようとした形跡があり、同州がIPアドレスを追跡したところ、他でもないアメリカ国土安全保障省(DHS)に辿り着いたと報じた。ロシア政府がハッキングによりDHSになりすまして行ったのでもあろうかと。

http://russia-insider.com/en/attempted-hack-us-voter-database-came-ip-address-used-us-government/ri18134

(※なお、WSJ:
http://jp.wsj.com/articles/SB12576561340667814139804582485293147381860
※※)

ところが今度は、ケンタッキー州とウェストバージニア州の「選挙管理委員会が、先月ジョージア州で起きた大規模攻撃と同じDHSのIPアドレスによりサイバー攻撃があったことを認めた」というのだ。何とかしてモスクワに対する非難を起こさせようというのだろう
http://www.wsbtv.com/news/local/more-states-confirm-cyber-attacks-sourced-to-dhs/476227320


(※WSB TVの事件記者によるツイート)
アーロン・ディアマント

臨時ニュース:他の2州の選挙管理委員会も、11月15日にジョージア州で起きたサイバー攻撃と同じDHSのIPアドレスによるサイバー攻撃があったことを認めた。
2016年12月16日1:54AM
リツイート:326件 いいね:160件


このようなサイバー攻撃については「悪意がなかった」という説明(例えば、ネットワークセキュリティーのテストだったというもの)もあり得るのだが、DHSはこれらの州に対して ― 攻撃の前にも後にも ― セキュリティー・チェックその他の目的でテストを行うという通知を行ってない。つまり:これら各州は、どうしてDHSによるサイバー攻撃のターゲットになったのか未だに分からず、依然として回答待ちの状態なのだ。


先週、ジョージア州のブライアン・ケンプ州務長官は、同州のネットワークに対して、過去10か月に10回の別個なサイバー攻撃があり、追跡した結果、DHSのIPアドレスに辿り着いたという事実を認めていた。

「DHSは何かを解明済みなのだろうと言う者もいるのですが、なぜこんなことが起きたのか、本当のところは誰にも説明できないのです」とケンプ長官は語る。「教えてもらわなくてはなりません」

他の2州からの新情報を知るに及んで懸念はさらに募る、とケンプ長官。

「こうなってくると、本件に関しては未解明の疑問がさらに湧いて来て、不安と懸念は募るばかりです」とケンプ長官は語った。


既に次期トランプ政権に対して、この不可解な一連のサイバー攻撃の理由解明に対する支援を要請済みである、とケンプ州務長官は言う。

(以下略) 


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大統領はトランプ氏。だが民主党は敗北を認めてはいない
転載元)
米選挙人団は今週、11月8日の一般有権者の投票結果を確認し、第45代米大統領選挙に正式な終止符を打った。勝利したのは予想通りドナルド・トランプ氏。同氏は、当選に必要な過半数の270人を上回る304人の選挙人から票を得た。民主党のクリントン氏が獲得したのは232人だった。

このようにしてトランプ氏は、ホワイトハウスへの最後の正式な障害を乗り越えた。選挙人団は民主党の最後の希望だった。民主党員の一部は、このメカニズムを介してトランプ氏から勝利を奪うために、前例のない、しかし見込みのない試みを実施した。一部のクリントン支持者は、一般有権者の投票結果を拒否してトランプ氏へ反対票を投じるよう、共和党選挙人たちの説得を試みた。

第45代米大統領選の結果や衝突、また今回の選挙が今後の露米関係にどのような影響を与えるのかについて、雑誌「グローバル政治の中のロシア」の編集長フョードル・ルキヤノフ氏が「スプートニク」に語った。ルキヤノフ氏は、米大統領選挙の主な結論は、結果の予測不可能性だとの見方を示し、次のように語っている-

個人的には、もうサプライズは起こらないと確信していた。それは、選挙人が違う結果を出したならば、これは想像することさえ難しい規模の米国の政治的危機を意味したはずだからだ。とはいえ大統領選全体が米国の政治モデルの機能上の重大な問題を露呈させた。政党は国民の大半が満足する候補者を擁立できないことが明らかとなった。両者の不人気ぶりは稀に見るものだった。もちろん米国の選挙システムは次第に困難を伴う状況から抜け出すだろう。しかしプロセス自体は長く、政治的変動に満ちたものであるかもしれない。」

民主党は最終的な敗北を認めるだろうか?ルキヤノフ氏の答えは、「ノー」だ。同氏は、米大統領の座をめぐる争いは選挙人投票と1月の就任式では終わらないとの見方を示し、次のように語っている-

トランプ氏は、エスタブリッシュメント(支配階級)の凄まじい怒りや敵意を引き起こしている。そのため恐らく何らかの形でトランプ氏を止めるために、非難、弾劾の試み、同氏の活動の妨害など、あらゆる手段が使われるだろう。この方向性でロシアというカードは攻撃のために意図的に選ばれた。だが非常に興味深いことに、選挙運動中にあらわれたロシアの脅威への期待は、決定的な役割を果たさなかった。ロシアの脅威というものは、米国の有権者たちを不安にさせなかったのだ。彼らは今この問題を心配してはいないようだ。そのためまさに今、上層部の戦いが始まりつつある。トランプ氏の信用を失墜させるためのすべての力の動員だ。トランプ氏が仕事をするのは彼のことをサポートしている人たちではなく当局だ。まさに当局のために今トランプ氏の最大限ネガティブなイメージがつくりあげられている。そしてこの場合、そのような種類の出版物やリークが、有権者よりも議員たちに強い影響を与える可能性がある。」

なおトランプ氏はすでに新政権の主要ポストを決定した。これは今後の露米関係にどのような影響を与える可能性があるのだろうか?ルキヤノフ氏は、次のような見方を示している-

「私は、何らかの非常にポジティブな進展には期待していない。なぜならトランプ氏にとって彼の政治的世界観の最も重要な概念は、威信と尊重だからだ。それは、もし米国を尊重しないのであれば、我々は米国を尊重させるという意味だ。これは米国の利益に反する人々への力の行使を含む激しい衝突を暗示している。そのため私は、露米関係の『蜜月』には一切期待していない。だが、1990年代から2000年代に露米関係を激しく不安定化したような、ロシアを変えて別の国にしたいという米国の願いのようなものは恐らく起こらないだろう。私はこれを主なポジティブな違いだと考えている。すなわちトランプ氏は誰のことも変えようとしないということだ。彼には他の国がどんな国でも関係ない。トランプ氏にとって重要なのは、他の国が米国の利益を尊重することだ。

トランプ氏という第45代大統領のその予測不可能性を、欧州は恐れている。ロシアは、同国と新大統領率いる米国の理解と相互利益の接点をどこに見出せば良いのだろうか?ルキヤノフ氏は、次のように語っている-

「この意味ではもしかしたら中東が最も有望かもしれない。トランプ氏は、いかなる体制も変えるつもりはないと一度ならず述べているからだ。同時にトランプ氏は、主要な標的は国際的テロリストだと考えている。トランプ氏のこの発言では、ロシアとトランプ氏には同氏の前任者のオバマ大統領よりもはるかに一致する点が多い。

他の面では、大きな一致はないかもしれない。なぜならトランプ氏の今後の主な攻撃対象となるのは、イランと中国だからだ。トランプ氏はこれらの国に対する同氏の政策を支持するようロシアを説得するのではないかと考えている。特に中国に関してだ。でも上手くいかないのではないかと思う。したがって、すぐに複数の意見の相違が生まれるだろう。また国際舞台における米国の活動がある程度低下することで、今後何をするべきなのかまだよくわかっていない米国の欧州のパートナーたちは、確信が持てなくなるだろう。」

だが実際のところ、思想的教義ではなく、自国の具体的な利益に従うトランプ氏は、それほど予測不可能な人物なのだろうか?

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